
2024年11月13日(水)、楽天グループが2024年度第3四半期決算説明会(連結)を行いました。プレゼンテーション資料で真っ先に紹介されているのが『楽天モバイル』です。
2024年11月10日(日)時点の速報値では、『MNO』『MVNE』『BCP』『MVNO』の合計契約数が『812万回線』。BCP回線を除くMNO及びMVNEを合わせた契約回線数は『772万回線』。MNO 契約回線数(BCP及びMVNE除く)も『741万回線』に到達しています。
2022年には『0円プラン』が廃止となり、その後一時的に全契約数が減少。しかし1年かからずに復調し、2023年から2024年にかけてはMNOの契約数を大きく伸ばしています。

2024年度第3四半期決算説明会プレゼンテーション資料より
背景には『Rakuten最強プラン開始(高速データ容量制限撤廃)』『プラチナバンドの獲得➡提供開始』『5Gエリアの拡大➡最適化による品質アップグレード』『定期的に行われるキャンペーン』『割引プログラムの開始』など様々な要因が。

個人的には『楽天モバイルユーザー特典』が増えていることも良い影響を与えている考えます。
楽天モバイルユーザーが得られる特典
| サービス内容(2024年11月20日時点) | 補足 |
| 国内通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ使用時(ナビダイヤルなど一部対象外あり) |
| 国際通話かけ放題 | Rakuten Linkアプリ同士の場合 |
| 海外から日本への通話 | Rakutenリンクアプリ使用時(対象国と地域からのみ発信可能) |
| 着信転送時の通話 | Rakuten Linkアプリ使用時(圏外転送以外無料) |
| SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
| 国際SMS送受信 | Rakuten Linkアプリ使用時 |
| 海外ローミング(2GB/月) | 指定73の国と地域 |
| 楽天市場で買い物時にポイント4倍 | 上限2,000ポイント/月 |
| NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル | 楽天グループ株式会社が運営するNBAの日本国内向け動画配信サービス。国内で唯一、NBAのレギュラーシーズン、オールスター、プレイイン・トーナメント、プレイオフ、NBAファイナルのすべてをLIVEとオンデマンドで配信(通常4,500円/月) |
| パ・リーグSpecial | パ・リーグ主催公式戦が全て観られる(通常702円/月) |
| Rakuten Music バンドルプラン | 5時間/30日間 |
| ショップでの契約事務手数料 | 他の通信キャリアは通常3,850円 |
| 楽メール | rakumail.jpドメインのメールサービス。最大容量1GB |
| 楽天ドライブ50GB | 14歳以上が対象(無制限:1,100円) |
| Rakuten Link AI | AIがあなたの悩みをチャット形式でサポート |



楽天モバイルの『5Gネットワーク・スピード』は、第三者調査機関となる『Opensignal社』が24年10月版モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート(データ収集期間: Jul 01 -Sep 28, 2024)内で高く評価。
『5Gダウンロード・スピード』は4キャリア中『1位』を獲得。世界の通信キャリアを対象とした『5G利用率が前年比で最も向上したキャリア』においても、『271.3%』という高い数値で『1位』に。

2024年度第3四半期決算説明会プレゼンテーション資料より

2024年度第3四半期決算説明会プレゼンテーション資料より

楽天モバイル(MNO)への設備投資本格化(2019年第3四半期)以降、楽天グループの連結(Non-GAAP)営業利益は赤字に転落。2024年度第3四半期はそれが『123億円』の黒字に。IFRS営業利益も2020年第2四半期以降の黒字化(5億円)を達成。プラスへの転換期を迎えました。

楽天グループといえば、楽天市場をはじめとした幅広いサービス提供による『楽天経済圏』を持つことが大きな強み。楽天モバイルユーザーの増加は、楽天経済圏全体の成長に大きく寄与しています。
投稿が見つかりません。『非契約者』との比較(直近1年間)においては、楽天市場の流通総額(取扱高)は楽天モバイル契約者が『+47.9%』。Rakuten Travel『+13.5%』、Rakuten Cardも『26.8%』と複数サービスの取扱高を押し上げ。


非契約者(同期間に何らかの楽天サービスの利用あり)は23ヶ月の経過で楽天グループのサービス利用数が『0.75』。対して楽天モバイルの契約者(2020年3月~2022年10月にMNO B2C契約あり)は『3.20』と+2.45も多くサービスを利用しています。

2024年度第3四半期決算説明会プレゼンテーション資料より
つまり楽天モバイルの契約者数を増やすことで、『サービス取扱高』『サービスの利用者率』が向上し、結果的にそれが『楽天グループの営業利益を押し上げる』という流れが確立されつつあるのです。
楽天モバイルのセグメントを単体で見ていくと、売上収益は前年同期比で『+19.5%(1,060億円)』。Non-GAAP営業利益は-487億円の赤字が継続。ただし前年比では『+265億円』と、赤字幅は着実に縮小しています。
ARPU(1ユーザーあたりの平均的な売上)は前年同期比の2,968から『2,801』にダウン。エコシステムの部分が落ち込んでいるように見えますが、これは恐らく短い期間でユーザーが一気に増えたことが原因かと。

2024年度第3四半期決算説明会プレゼンテーション資料より
契約後1年以上経過したユーザーに限定した場合は、762の数値が『905』まで上がり、前年同期比と遜色なし。新規ユーザーの契約期間を長くして、エコシステムとARPUの数値を相対的に上昇させるというのが理想と言えますね。
全体的に数値が落ちやすい状況の中、『データ』『コール』に関しては2024年に入ってから微上げが続いています。これは楽天モバイルにとって喜ぶべき状況。モバイルセグメント単体での黒字化に向けて前途洋洋といったところか。


楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
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