アップデートにより『メモリ増設機能』が提供された『Xiaomi Mi 11 Lite 5G』。同機能が提供されるまでは、AntutuBenchmarkのスコア計測で『メモリ不足』が表示されGPUの数値を正しく測れない事がしばしば。
メモリ増設はストレージの一部をメモリとして使用する機能。スマートフォンに導入されはじめたのは最近ですが、パソコンではすでにお馴染みとなり『仮想メモリ』と呼ばれています。
ストレージはメモリと比較して読み書き速度が遅いので、増設というよりはあくまで『仮想的にメモリが増えている』状況だという事は理解しておきましょう。
例え仮想的だとしても、容量オーバーを起こしてアプリが強制停止したり、動作が極端に遅くなることを回避してくれるので効果は大。『メモリ増設機能』をON(設定→追加設定→メモリ増設)にすると、メモリとして使用出来る容量が『2GB』増加して合計で『8GB』に。
ONの状態でAntutuBenchmarkのスコアを3回連続で測ってみたところ、下画像の通り高い数値を連発。メモリ不足は表示されませんでした。
AntutuBenchmarkと同様に、ベンチマーク測定アプリとして有名な『GeekBench5』でCPUのパフォーマンスを再計測。メモリ増設機能が提供される前のスコアはシングルコアが『712』でマルチコアが『2,392』。
メモリ増設機能をONにしてGeekbench5のスコアを2回続けて計測。1回目がシングルコア『771』で2回目がマルチコア『2,658』。どちらも同機能提供前を大きく上回っています。
2回目はシングルコアが『804』でマルチコアが『2,732』。1回目のスコアを超えています。
AntutuBenchmarkのスコアも1回目、2回目、3回目とスコアが上昇。ベンチマークの計測は端末に強い負荷をかけ続けるので、連続で行うと通常は徐々にスコアが下がります。しかしMi 11 Lite 5Gの場合はその逆。負荷がかかっても高いパフォーマンスを維持し続けている事が分かります。
パワーアップしたMi 11 Lite 5GのGeekbench5スコアは、上位モデルとなるXiaomi 11Tに肉薄するもの。たったの『159g』でハイエンドに迫るパフォーマンスを持つMi 11 Lite 5G。最新ファームウェアMIUI 13では更にシステムが軽量化する予定。ユーザーは期待して待ちましょう!
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関するレビュー
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
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Soc | Snapdragon 780G(5nm)
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容量 | 6GB/128GB
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電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)