2021年にモバイル通信基本料金が大幅に値下げされたことで、SIMを2種類利用した『デュアルSIM』環境の構築が容易になりました。
ただしMicro SDカードとSIMカードのスロットが排他的な扱いの場合、デュアルSIM運用時はMicro SDカードが使えなくなってしまいます。動画や音楽を日常的にダウンロードして持ち歩いている人は不便を感じるはず。
Xiaomiの『Redmi 9T』は、日本モデルではかなり希少となる『トリプルカードスロット』を採用。同端末では2種類のSIMカードとMicro SDカードを同時に使用することが可能です。
Redmi 9Tは『6,000mAh』の大容量電池を備えつつ、フルHD +ディスプレイを搭載するメディアプレイヤー向きのモデル。しかしパネルが液晶(最大リフレッシュレート60Hz)で重量はやや重い『198g』。
Socのプロセスサイズが『11nm』と大きめなので電力効率も低め。容量でスタミナを補っているイメージです。また、デフォルトカメラアプリではオートフォーカス精度が低いので、私は別途GCamを導入していました。
2022年3月10日発売の『Redmi Note 11』は『トリプルカードスロット』を採用しつつ、Redmi 9Tの弱点を見事に克服。
製品名 | Xiaomi Redmi 9T | Xiaomi Redmi Note 11 |
Soc | Snapdragon 662(11nm) | Snapdragon 680(6nm) |
容量 | 4GB/64GB、4GB/128GB(メモリ増設機能対応) | 4GB/64GB(メモリ増設機能対応) |
ディスプレイ | 6.53インチ フルHD + 液晶 コントラスト比:1500:1 輝度:400ニト 最大リフレッシュレート:60Hz |
6.43インチ フルHD + 有機EL コントラスト比:4,500,000:1 輝度:HBM 700 nit(標準値)、ピーク輝度 1000 nit (標準値) DCI-P3 広色域 最大リフレッシュレート:90Hz |
重量 | 約198g | 約179g |
電池容量 | 6000mAh | 5000mAh |
最大充電速度 | 18W | 33W |
ディスプレイパネルは液晶から『有機EL』に。有機ELは画素単体で発光を行うので、バックライトなどの部品が不要となり端末が軽量化。6.43インチの大画面を維持しつつ、『179g』という長時間片手持ちしても疲れづらい軽さを実現。
もちろん表示にも優れる有機EL。家電量販店であまりの美しさに立ち止まってしまうのは、画素を消灯させて深い『漆黒』を表現出来る『有機EL』のはず。
応答速度が速いのも有機ELの特徴。応答速度が速いと素早い動きに対して残像が発生しづらくなるので、DAZNでスポーツライブを頻繁に観ている様な人に最適。
Redmi Note 11の有機ELディスプレイは、上位モデルMi 11 Lite 5Gを上回る『1,000ニト』のピーク輝度と『4,500,000:1』の高いコントラスト比をサポート。圧倒的な描写力で動画鑑賞や写真プレビュー時の没入感を高めます。
Socのプロセスサイズが『6nm』まで微細化した事で、電力効率が大幅に向上。電池容量は1,000mAh少ないですが、一般的な使い方による電池の減り(リフレッシュレート60Hz時)は、Redmi 9Tより遅いのではないかと感じるほど。
輝度を50%程度に設定し、YouTubeを1時間視聴して減った電池の量はわずか『6%』。照明をつけた室内であれば30%程度の輝度で十分。輝度を下げれば電池もちはさらに長くなります。
最大リフレッシュレートが『90Hz』に向上したことで、Twitterや縦長コンテンツをスクロールした時の表示が滑らかに。この点もRedmi 9Tからの大きな進化と言えるでしょう。
Redmi Note 11のデフォルトカメラアプリで実際に撮影を行い、一番最初に感じたのは『オートフォーカス精度の良さ』。Redmi 9Tでの不満が嘘の様に高速でジャスピン。これはSnapdragon 680が採用しているISPの影響も大きいかと。
そしてRedmi Note 11ではいきなり『MIUI 13』を使う事が出来ます。2022年3月8日時点ではハイエンドモデル『Xiaomi 11T Pro』ですら未だ『MIUI 12.5』。
長く快適に使えるための数々のギミックを施した最新ファームウェアを、進化したエントリーモデルでいち早く堪能しましょう。もちろん『デュアルSIM』で!
※Xiaomi端末の一部でデュアルSIM運用時にとある状況が重なると、緊急通報が出来ないという問題が発生していました。MIUI12.5.7以降のファームウェアが適用されている端末では解消済み(Redmi Note 11はMIUI 13)。
投稿が見つかりません。Xiaomi Redmi Note 11を購入可能な店舗(3月10日から順次)
- Amazon
- 楽天市場
- OCNモバイルONE
- IIJmio
Xiaomi Redmi Note 11の主な仕様
Xiaomi Redmi Note 11 | |
---|---|
Soc | Snapdragon 680 |
容量 | 4GB/64GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約179g |
画面 |
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS、Glonass G1、BDS B1、Galileo E1 |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | NanoSIM カード×2(1スロットはMicro SDカードと排他的な扱い) |
指紋認証 | 側面 |
NFC | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアルスピーカー) |
Micro SDカード | 対応 |
OS | Android™ 11 |
Xiaomi Redmi Note 11にお勧めな格安SIM
- 4G: LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66
- 4G:LTE TDD: 38/40/41
- 3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)