スマートフォンは通常、使用期間が長くなるほど連続駆動時間が短くなり、動作は徐々に遅くなります。では、何が原因でそういったことが起こっているのでしょうか。
スマートフォンには充電式のリチウムイオン電池が内蔵されています。リチウムイオン電池は一般的に『500回』の充電サイクルを終えると最大容量が『約80％』に低下。つまりフル充電しても、購入時と比較して電池の持ちが2割程度悪くなります。
Xiaomiのハイエンドモデル『Xiaomi 11T Pro』が使用している電池は、約80％まで最大容量が低下するサイクルを500回から『800回』に延長。単純計算で劣化を『1.6倍』遅らせている事に。
Xiaomi 11T Proは電池の耐久性に優れるだけでなく、最大充電速度が『120W』と飛び抜けているのも大きな特徴。通常充電速度を速めると、その分発熱して電池が劣化しやすくなります。
それを回避して800回の充電サイクルと最大120Wの充電速度を同時に実現しているXiaomiの充電技術。信じられない速さで過度な発熱もなく充電が終わるので、これは是非実際に体験していただきたい。
動作が遅くなる大きな原因は『メモリ不足』と『データの断片化』。スマートフォンの利用期間が長くなると、インストールしているアプリの数がどんどん増えていきます。複数のアプリを同時に立ち上げるとメモリが不足して動作速度が著しく低下。
パソコンにはこういった状況を避けるために『仮想メモリ』という機能が備えられています。仮想メモリはストレージの一部をメモリに代用してメモリ不足を補うというもの。
ストレージはメモリと比較して読み書き速度が遅いので、完全に容量を増設するのとは異なります。ただし容量オーバーを防ぐことでアプリの強制停止などを防ぎ、負荷がかかった状態でも動作を安定化。
Xiaomi 11T Proにはパソコンの仮想メモリと同様の『メモリ増設』機能が備えられており、増設可能な容量は『+3GB』。物理メモリが『8GB』なので合計で『11GB』。これだけの大容量が確保されていれば、メモリ不足による動作速度の低下は想定しづらいですね。
また、Xiaomiの最新ファームウェア『MIUI 13（Android 12）』ではメモリ管理システムをより微細にする事で過剰リソースの割り当てを制御。バックグラウンドプロセスの『40％』効率化を実現しています。
Xiaomiより
そして端末の動作を鈍らせるもう一つの原因となる『データの断片化』。Xiaomiによると、通常Androidデバイスは36ヶ月経過するとストレージパフォーマンスが『50％』低下。
Xiaomiより
同社はファイル管理システムの最適化効率を『60％』引き上げ、パフォーマンスの低下をわずか『5％』に抑制。3年経っても購入時と遜色ない環境を維持。データを全て整理して初期化するといった手間が省けます。
今後スマートフォンの性能がどこま伸びるかは未知数ですが、ハイエンドに関して言えば体感速度の大幅な向上は既に難しい段階に。電池の寿命が長く、快適なシステム環境を保ち続けるXiaomi 11T Pro。
発売から3世代に渡るAndroid OSの更新と4年間のセキュリティアップデートにも対応。快適がずっと続くハイエンド。長く使う事を考慮すれば、6万円台はとてつもなく安いです。
Xiaomiより
Xiaomi 11T Proの主な仕様
| Xiaomi 11T Pro | |
|---|---|
| Soc | Snapdragon 888（5nm） |
| 容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
| 電池 | 5,000mAh（最大120W急速充電） |
| 重量 | 204g |
| 画面 |
|
| カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
| FeliCa | 対応 |
| センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
| オーディオ | デュアルスピーカー（Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応） |
| SIM | nano SIM×2スロット |
| OS | MIUI 13、android 12 |
Xiaomi 11T Proにお勧めなSIM
- 5G：NSA + SA をサポート
- 5G：n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G：LTE FDD：B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- 4G：LTE TDD：B38/40/41/42
- 3G：WCDMA：B1/2/4/5/6/8/19
- 2G：GSM：850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G：Band1（◎）、Band3（◎）、Band19（◎）
- 5G（sub6）：Band n77（◎）、Band n78（◎）、Band n79（×）
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G：Band1（◎）、Band3（◎）、Band8（◎）
- 5G（sub6）：Band n77（◎）
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G：Band1（◎）、Band3（◎）、Band18（◎）、Band41（◎）
- 5G（sub6）：Band n77（◎）、Band n78（◎）
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G：Band3（◎）、Band18（パートナー回線）（◎）
- 5G（sub6）：Band n77（◎）