Amazon Fire 7を最大限に活用する『3通りの使い方』。多くを求めなければ最高のコスパを発揮する小型タブレット

Fire 7を最大限に活用する3通りの使い方

2022年6月29日に発売を開始した『Fire 7(第12世代)』。様々なアップデートが行われ、上位モデルとなる『Fire HD 8(第10世代)』に近づいた印象。

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Fire 7はあくまで『8,980円(税込)』の超廉価モデル。スマートフォンと比較すれば動作は遅いですし、3Dゲームにも不向き。ディスプレイの解像度も『600p(1024×600ピクセル)』と低め。万能に使おうと思って購入すると恐らく後悔します。

Amazon Fire 7

何に使うか』を予め定めておかないと、『安物買いの銭失い』になりかねないFire 7。この格安タブレットに『最適な3通りの使い方』を今回は紹介していきたいと思います。

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8,980円のAmazonタブレットFire 7に最適な3通りの使い方

YouTubeで動画を観る

YouTubeのコンテンツは、主に『16:9』のアスペクト比を採用しています。これはテレビやパソコンのディスプレイに合わせたもの。最近のスマートフォンは縦長(20:9程度)なので、比率的にはYouTubeの視聴に向いていると言えません。

Fire 7のアスペクト比は『約16:9.3』なので、YouTubeを画面いっぱいに表示する事が出来ます。『6.8インチ』のスマートフォンと『7インチ』のタブレット、数字上の差はわずか『0.2インチ』。ただしインチは『対角線の長さ』が基準なので、アスペクト比が異なる場合は表示面積に数字以上の開きが。

スマホとタブレットの画面サイズ

上から6.8インチのスマートフォンMotorola moto 52j 5G、7インチのタブレットAmazon Fire 7にYouTubeの動画を表示

ディスプレイの解像度は再生するコンテンツに合わせるのがベスト。YouTube720p(1280×720ピクセル)~1080p(1920×1080ピクセル)解像度が一般的です。そうなると600p(1024×600ピクセル)のFire 7では解像度が『足りない』のでは!と思ってしまいがち。

Fire 7

しかし利用シーンを考慮すると、実はこの『600p』が正しい解像度である事が分かります。外出時はスマートフォンテザリングしながら『モバイル回線』でYouTubeを視聴しますよね。

画質 1GBで再生できる時間
360p(640×360) 約3時間
480p(720×480) 約2時間
720p(1280×720) 約1時間

YouTubeでを再生するとギガはどれくらい消費するか(LINEMOより)

ストリーミング動画の再生には大きなデータ通信量が発生。HD解像度以上で視聴すると、あっという間に『速度制限』を迎えてしまいます。つまり外出先では『360p(640×360)』~『480p(854×480)』程度の解像度がベスト。

480p

Fire 7は画面サイズ的に360pだと粗さが目立つので、480p以上が理想。480pであればmineoの『最大1.5Mbpsで実質データ通信し放題』との相性が抜群。外出先でもデータ量を気にせずYouTubeを目一杯楽しめます。

Fire 7

Amazon Fire 7にYouTubeの動画を表示(480p)

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家に光回線を引いている人は、帰宅したら解像度を720pに上げれば480pより映像が精細に。Fire 7600pは『480pと720pの両方に適した』中間的な解像度。低いかと思いきや、実はこれで良かった。

Amazon Music HDで高解像度音源を聴く

上位モデルとなるFire 8Fire HD 10ステレオスピーカーを採用しているのに対し、Fire 7モノラル。スピーカー音は良くないです。それなのになぜ、高解像度のAmazon Music HDを聴くのに適していると言えるのか。

amazon music hd

それは高音質Bluetoothコーデック『LDAC』に対応してるから。スピーカーを使わずLDACに対応するイヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴けば良いんです。

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一般的なコーデック『SBC』と『AAC』は、サンプリングレート/bit深度が最大48kHz/16bitサンプリングレートは『1秒間に音をどれだけ細かく取り込む事が出来るのか』を示します。48kHzだと最大48,000回。サンプリングレートが上がるほど音は細かく精細に。

bit深度は『分割した1つのデータにどれだけの情報量を保存出来るか』。数値が大きくなるほどデータ量の大きい高解像度音質で聴けるという事になります。

ハイレゾ

LDACに対応するAnker Soundcore Liberty Air 2 Pro

LDACはサンプリングレートが『96kHz』でbit深度は『24bit』。最大96,000回に分けて音を取り込む事が可能となり、加えてSBC、AACより最大8bit高解像度化8,980円の格安タブレットでお値段以上の高音質を楽しみましょう。

Amazon Music HD

Alexaに本を読み聞かせてもらう

Fire 7の画面解像度は600p(1024×600ピクセル)と低めですが、電子書籍リーダー『Kindle』よりは少しだけ高いです。つまり本を読める程度という事。実際に文字を表示してみると、思いの外読みづらくはないですね。

Fire 7で読書

私のお勧めは『読む』ではなく『聴く』です。Fire 7はAIアシスタント『Alexa(アレクサ)』に対応しています。『Alexaハンズフリー操作』をONにした状態で『アレクサ、○○を読んで』と話しかけると、Kindleライブラリ内にある本を読み聞かせてくれます。

Alexaで読み聞かせ

対談形式の本などは『(笑)』を『カッコワライ』とそのまま読んでしまったり、発音がややぎこちない部分もありますが、ディスプレイを見づらい満員電車の中や、車を運転しながらでもラジオ感覚で本の内容を知る事が出来る。この機能、知らない人が意外と多いので、Fire 7を購入したら是非試してみてください。

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Fireタブレット仕様

Fire 7 Fire HD 8 Fire HD 8 Plus Fire HD 10
7インチ 8インチ(HD) 8インチ(HD) 10.1インチ(フルHD)
1024×600(171ppi) 1280×800(189ppi) 1280×800(189ppi) 1920×1200(224ppi)
クアッドコア(2.0GHz) クアッドコア(2.0GHz) クアッドコア(2.0GHz) オクタコア(2.0GHz)
2GB 2GB 3GB 3GB
16GB 32GB/64GB 32GB/64GB 32GB/64GB
モノラル Dolby Atmosステレオ Dolby Atmosステレオ Dolby Atmosステレオ
Alexa(ハンズフリー) Alexa(ハンズフリー、Showモード) Alexa(ハンズフリー、Showモード) Alexa(ハンズフリー、Showモード)
最大10時間 最大12時間 最大12時間 最大12時間
282g 355g 355g 465g

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