Googleは10月6日、日本時間午後11時から開催するイベント内で、最新スマートフォン『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』をリリース予定。翌日10月7日から予約の受付を開始。すでに公式サイトが立ち上げられており、ページ内では外観デザイン等を確認する事が出来ます。
リリースに先駆け、信用度の高い情報を提供している『Evan Blass』が、自身のTwitterで両モデルに関する詳細画像をリーク。
興味深いのはカードトレイに関する表記。Pixel 7は『MICRO SD TRAY』、Pixel 7 Proは『SIM MICRO SD TRAY』と書かれています。このまま意味を解釈すると、両モデルでは『Micro SDカードが使える』という事になります。
直近のハイエンドでは採用が見当たらない『Micro SDカード』。メーカーが高容量モデルを少しでも高く販売する事を目的としていたのは少し前までの話。今は『性能』に準じた部分の方が大きいです。
記憶装置の中で一般的に動作速度が一番速いのは『メモリ』です。その次が『ストレージ』。そして一番遅いのが『Micro SDカード』となります。
転送速度参考 ※モデルによって異なります。
- メモリ(LPDDR 5):最大転送速度 6,400Mbps
- ストレージ(UFS 3.1):最大転送速度 1,200MB/s
- Micro SDカード(CLASS10):最大転送速度 200MB/s
ハイエンドが採用しているメモリやストレージの規格はほぼ最上位。つまり一番速度が速いもの。そこに安くて速度の遅いMicro SDカードを装着してしまうと、ハイエンドの持つ特性を低下させてしまう可能性が高いのです。
最近のハイエンドは『高解像度』『高いフレームレート』で写真や動画を撮る事が出来る様になりました。Micro SDカードを保存先にしていると、書き込みに時間がかかったり、『保存自体出来ない』といったトラブルを招く可能性も。
エントリークラスにMicro SDカードの採用が多いのは、パフォーマンスがそこまで損なわれず、かつ高解像度で動画を撮ったりする事が性能的に『出来ない』から。よってトラブルの原因は最小限に抑えられます。
『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』がMicro SDカードをサポートするのであれば、得意分野となるアルゴリズムを使用した自動制御機能が必要に。うまくコントロール出来ていれば、ハイエンド市場に衝撃が走るでしょう。こMicro SDカードの採用云々も含め、リリースが楽しみになりました!