【コスパやば】SOUNDPEATS Mini Pro HS実機レビュー!しっかりANC。LDAC音質。コレで7千円台?

7,980円で購入出来るANC対応のカナル型イヤフォンSOUNDPeatsMini Pro HS

Amazonで人気のイヤフォンメーカー『SOUNDPEATS(サウンドピーツ)』。私は同社のイヤフォンを買った事が恐らく無かったのですが、2022年10月に『LDAC』に対応するBluetoothイヤフォン『SOUNDPEATS Air3 Deluxe』を衝動買い。

イヤフォン本体は初代Air Podsの様な形状をしており、光沢が無いので高級感は皆無。安っぽくは見えますが、指紋がつき辛いので実用面ではプラスです(ケースは光沢アリでかなり指紋が目立つ。ロゴプレートは格好良い)。

Air3 Deluxe

耳栓仕様の『カナル型』ではなく『インイヤー型』なので、どちらかと言えば音は漏れやすいと思います。お値段的に『ANC(アクティブノイズキャンセル)』も非対応。通勤・通学には不向きなタイプ。

Air3 Deluxe本体

ただし、音質は確実にお値段以上。私が所有している6~7千円程度のBluetoothイヤフォンよりは間違いなく格上。低音はやや控えめですが、高音域への伸びが特に良い感じ。LDACならではの高解像もしっかりと体感出来ます。

LDAC

思っていた以上に音が良かったので、これで『カナル型だったら』『ANC対応だったら』とつい思考が欲張った方向に。色々と拘ったらコスト高で価格が跳ね上がり、ロープライスが売りの一つとなるサウンドピーツの長所が失われてしまいます。

そんな折に、サウンドピーツさんから新製品に関するメールが届きました。詳細を見ると『カナル型』かつ『ANC対応』。これだけであれば強く興味を持つことはありませんでした。極めつけは『LDAC対応』で販売価格が『7,980円(税込)』。

Air3 Deluxeで感じた『こうして欲しい』を実現した上で7,980円(税込)という低価格を維持。まさか当て馬的なモデルに満足していたのか?実際に音を聴いてみたくなり、早速サンプルを送っていただくことに。製品名は『SOUNDPEATS Mini Pro HS』。

SOUNDPEATS Mini Pro HS

パッケージを開けてすぐに気づいたもう一つの改良点。充電ケースがマット調になり、指紋が目立たなくなっています。しかもただマットになっただけではなく、金箔を散らした様なテクスチャが使われ高級感まである。廉価ながら凝ってます。コネクタはUSB-Type-C(充電コード付属)。

Mini Pro HS充電ケース

Mini Pro HS充電ケースオープン

イヤフォン本体は高級感なし。ただしカナル型になったので個人的にはそれで十分。イヤーピースは『』『』『』の3サイズで、私には中サイズがジャストフィット。ピッタリくるサイズが無い場合は別途購入しましょう。

イヤーピース

スマートフォンとペアリングを終えたら『SOUNDPEATS』のアプリをGoogle Playストアからダウンロード。たまにうまく接続されない時あり。アプリを再起動すると直ります。この辺りは今後アップデートで改善されるのかされないのか。

Soundpeatsアプリ

SOUNDPEATSアプリ内には『聴覚テスト』が用意されていて、『高音』から『低音』までの聴こえ方を細かくチェックする事が可能。自分の耳に合ったイコライザーを作成出来ます。

聴覚テスト

私の画面設定に問題があったのかもしれませんが、一部の文字が見づらい

テスト結果を保存すると『アダプティブイコライザー』が利用可能に。ONにすると聴こえ方が『柔らかくなった』と感じました。悪くないです。

アダプティブイコライザー

イコライザーON

ANC(アクティブノイズキャンセル)は『外音取り込みモード』『通常モード』『ANCモード』の3段階調整。YouTubeで『睡眠用】眠れるノイズ [上空] 3時間編』というノイズ音をMAXに近い音量(パソコンのディスプレイから)で流し精度を検証。

アクティブノイズキャンセル設定

カナル型なので、耳にイヤフォンを装着した時点でそれなりに音は遮音されています。『外音取り込みモード』では音がハッキリ聴こえ、『通常モード』に切り替えると聴こえ方が60%程度に。そして『ANCモード』ではそれが10%程度まで減少。なんちゃってANCでは無いですね。本当に7,980円なのか。

ANC精度検証

音の解像に関してはAir3 Deluxeの方がやや上の印象。これはANC対応モデルなので仕方のない部分かも。ただしボーカルや低音の深みが増しており、『ソウル』や『HIPHOP』といったジャンルの音源を聴くにも不足を感じなくなりました。

hiphop

廉価なイヤフォンだと、ANCを強めに設定すると極端に音質が落ちます。Mini Pro HSではそういった傾向もなし。『Dolby ATMOS』『3Dオーディオ』に対応する没入型コンテンツを聴くのにピッタリですね。オーケストラはホールの中で聴いてるみたい。

オーケストラ

Amazon Music HDに用意されている高音質サウンドトラック『Snapdragon Sound』を聴いて、Mini Pro HSに適正だと思った曲は下記の通り。

外出時に『最高の音』を求めてもあまり意味が無いような気がします。『ANCで一定の騒音を減らす』事が出来て、普通より『ちょっと良い音』で音楽を聴けるのが最も理想的な『お出かけ用イヤフォン』。Mini Pro HSはその条件を満たしていると感じました。

おでかけ用理想的イヤフォン

気になる連続駆動時間はイヤフォン単体で『約8時間(ANCモードで約6時間)』と必要十分。バッテリーケースと併用すれば『約28時間』と1日以上持ちます。Mini Pro HSはバッテリーケースが小さいので、ポケットに入れて持ち歩いても全く邪魔にならないですね。これで『7,980円(税込)』は革命的だと思います。

バッテリーケースポケット

SOUNDPEATS Mini Pro HSの主なスペック

機種名 SOUNDPEATS Mini Pro HS
Bluetoothバージョン 5.2
オーディオコーデック LDAC,AAC,SBC
連続駆動時間 本体のみ:約8時間(ANCモード約6時間)、バッテリーケース使用:28時間
ノイズキャンセル ハイブリッドANCノイズキャンセル
通話ノイズキャンセル ENCノイズキャンセル
ゲーム(低遅延)モード 対応
聴覚テスト 対応
付属品 本体、説明書、充電ケーブル、イヤーピース(S、M、L)
保証 12ヶ月間(30日間返品フリー)
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