2021年OPPOと再合併し、サブブランドという立ち位置に戻った『OnePlus』。同ブランドは2023年2月8日グローバル市場に向けて、新製品リリースイベント(Cloud 11)を開催。イベント内でOnePlus初となるタブレット『OnePlus Pad』をリリースしました。
OnePlus Padはどの程度のスペックを持つのか。Galaxy Tab S8、iPad(第10世代)と比較してみましょう。
OnePlus Pad | Samsung Galaxy Tab S8 | iPad(第10世代) | |
Soc | Dimensity 9000 | Snapdragon 8 Gen 1 | A14 Bionic |
メモリ | 8GB、12GB(LPDDR5) | 8GB、12GB | 4GB |
ストレージ | 128GB、256GB(UFS3.1) | 128GB、256GB | 64GB、256GB |
ディスプレイ | タイプ:液晶 インチ:11.61 比率:7:5 解像度:2,800×2,000 リフレッシュレート:最大144Hz コントラスト比:1,400:1 輝度:500nit(標準) 10bit:対応 DOLBY Vision:対応 Delta E:<2 |
タイプ:液晶 インチ:11 比率:16:10 解像度:2,560×1,600 リフレッシュレート:最大120Hz コントラスト比:不明 輝度:不明 10bit:不明 DOLBY Vision:不明 Delta E:不明 |
タイプ:液晶 インチ:10.9 比率:10:9 解像度:2,360×1,640 リフレッシュレート:不明 コントラスト比:不明 輝度:500nit 10bit:不明 DOLBY Vision:不明 Delta E:不明 |
サイズ | 高さ:25.8cm 幅:18.94cm 厚み:0.65cm |
高さ:25.38cm 幅:16.53cm 厚み:0.63cm |
高さ:24.86cm 幅:17.95cm 厚み:0.7cm |
重量 | 約552g | 約503g | 約477g(Wi-Fi) |
カメラ | 背面:1,300万画素(広角) 前面:800万画素 |
背面:1,300万画素(広角) 600万画素(超広角) 前面:1,200万画素 |
背面:1,200万画素(広角) 600万画素(超広角) 前面:1,200万画素 |
電池容量 | 9,510mAh | 8,000mAh | 7,730 mAh |
充電速度 | 最大67W | 最大45W | 不明 |
スピーカー | クアッド(4つ)スピーカー(DOLBY ATMOS) | クアッド(4つ)スピーカー(AKGチューニング) | デュアル(2つ)スピーカー |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) | 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6E) | 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | 5.2 |
OS | OxygenOS 13.1(Android 13) | One UI 5.0(Android 13) | iPadOS 16 |
スタイラスペン | 対応(遅延2ms) | 対応(遅延6.2ms) | 不明 |
AnTuTu参考値 | 約1,000,000 | 約1,000,000 | 約700,000 |
参考販売価格 | 不明 | 9万円程度~ | 68,800円~ |
スペックを見る限りトータル性能は『ハイエンド』。SocにはSnapdragon 8 Gen 1と同等の性能を持つMediaTek社の『Dimensity 9000』を採用。
Golden Reviewerの情報を参考にすると、Dimensity 9000はGPU電力効率がかなり高め。Snapdragon 8 Gen 1、A14 Bionicを上回っています。それでいてFPSは両モデルに近い数値を出しているので、電池の減りが少ない状態でゲームを快適に遊べるということですね。
ディスプレイもかなりしっかりした作り込み。輝度はiPad(第10世代)と同じ『500nit』。広い階調差でリアリティが高い表現を実現する『DOLBY Vision』にも対応しています。
色の差異を示すDelta Eは『<2(0~100。0に小さいほど差異は少ない)』。さらに色深度も『10bit』とプロ仕様。『7:5』の独自アスペクト比は、画像や動画の鑑賞・編集を意識したもの。
スピーカーはiPad(第10世代)を物理的に上回る『クアッド(4つ)』仕様。立体音響技術『DOLBY Atmos』を採用し、エンターテイメントをより楽しめるような配慮がなされています。
充電技術にはスマートフォンにも使われているOPPOの『SUPERVOOC』を採用し、タブレットながら最大充電速度は『67W』。9,510mAhの大容量電池をフル充電するのにかかる時間はわずか『60分』。タブレット=充電に時間がかかるというイメージを払拭してくれるはず。
『Cross-screen Transmission』というリアルタイム伝送機能により、スマートフォンとタブレット間のやりとりがシームレスに。スマートフォンの通知をOnePlus Padで受けることも可能です。
OnePlus Padは『OnePlus Stylo』という専用スタイラスペンをサポートしており、遅延はたったの『2ms』。Galaxy Tab S8の6.2msを大きく下回っています。筆圧検知に対応しているかなど、この部分に関してはもう少し詳細がほしいところ。
OnePlus Stylo以外にも専用アクセサリーとして『OnePlus Magnetic Keyboard(マグネット式キーボード)』を用意。ノートパソコンやChromebookの様にタッチパッドを備えるのが特徴。洗練した見た目に加え、使い勝手も申し分なさそうです。