SHARPがAQUOS senseシリーズの最新モデルとなる『AQUOS sense6』を発表しました。docomoとKDDIが2021年秋以降に発売予定。
大きな改善点としては、IGZOディスプレイを『液晶』から『有機EL』に変更し『10億色』表示に対応。さらにメインカメラの解像度を『1,200万画素』から『4,800万画素』引き上げています。
また、4,570mAhの電池容量を維持しつつ、液晶に使用していたバックライトを除く事で厚みを11%削減。重量を177gから156gへと軽量化。Socは4G対応のSnapdragon 720Gから5G対応のSnapdragon 690 5Gに変更。実用的な部分で様々な底上げが行われています。
AQUOS sense6の競合と考えられるのはXiaomiのMi 11 Lite 5G。『10億色』表示の有機ELディスプレイを備え、重さはわずか159g。FeliCa対応で『おサイフケータイ』も使えるので、両モデルを比較対象とする人は多いでしょう。
今回はAQUOS sense6とMi 11 Lite 5Gのスペックを比較し、それぞれのストロングポイントを紹介していきたいと思います!
処理能力で選ぶなら『Snapdragon 780G 5G』を搭載するMi 11 Lite 5G
Mi 11 Lite 5GはSocにミッドレンジの中で最高峰となる700シリーズの最上位モデル『Snapdragon 780G 5G』を搭載しています。スマートフォンの脳となるCPUの性能はハイエンドモデルに近いレベル。
投稿が見つかりません。CPUの性能が高いとどうなるのかと言えば、アプリの動作速度が向上するのでスマートフォンの操作感が格段に向上。『サクサクした動き』というのはCPU性能が高くなければ実現できません。
AQUOS sense6が搭載しているSnapdragon 690 5Gは1世代前のモデルとなるAQUOS 5Gとおなじもの。性能的にはAQUOS sense4が搭載しているSnapdragon 720Gと大きく変わりません。あくまで『5Gに対応した』というのが今回のアップデート内容。処理能力と快適な動作を優先するならMi 11 Lite 5Gを選びましょう。
電池もちで選ぶなら省エネ『IGZOディスプレイ』を搭載するAQUOS sene6
スマートフォンで一番電力を消費するのがディスプレイ。SHARP自社開発による『IGZO』の技術を採用しているAQUOS sense6のディスプレイは電子移動度の高さが特徴。電流漏れを防ぐ事で無駄な電力を使用せずに一定の輝度を維持します。つまり低消費電力ながら安定した表示を行う事が可能という事です。
電池容量はMi 11 Lite 5Gの4,250mAhより320mAh多い4,570mAh。それでいてディスプレイサイズはMi 11 Lite 5Gの6.55インチより一回り小さい6.1インチなので、物理的にも消費電力が少ないAQUOS sense6。電池もちを優先するのであればAQUOS sense6がお勧めです。
カメラ画質で選ぶなら『トリプルISP』を搭載するMi 11 Lite 5G
カメラの画質を左右するのは『解像度』ではありません。よって『解像度が高いMi 11 Lite 5Gの方が綺麗に撮れる』では無いのです。解像度よりも重視しなければならないのは『イメージセンサー』ですが、残念ながら両モデルともに非公開。もっとも、ミッドレンジに搭載されている4,800万画素、6,400万画素対応のイメージセンサーであれば、基本的に6,400万画素対応モデルの方が高性能。つまりMi 11 Lite 5Gに搭載されているイメージセンサーの方が優れている可能性が高いです。
そしてカメラ画質を左右するもうひとつの重要素がISP(画像処理プロセッサ)。同じイメージセンサーを搭載したスマートフォンでも、ミッドレンジよりハイエンドの方が高画質に撮れるのは、ISPの性能が優れているから。AQUOS sense6には『Spectra™ 355L』、Mi 11 Lite 5Gには『Spectra™ 570』というISPが搭載されています。
Spectra™ 355Lは『高解像度かつ低ノイズで写真や動画を撮れる程度の性能に留まるのに対し、Spectra™ 570はハイエンド用のSnapdragon 800シリーズと同様に3つのISPを搭載。望遠、広角、超広角レンズを使って一度に2500万画素の画像を書き出す事が可能となっています。低照度撮影時の画質が特に強化されており、夜景はやや苦手と感じていたXiaomiのスマートフォンが別次元に。実際にMi 11 Lite 5Gで夜景を撮影した時はノイズの少なさ、明瞭さに驚かされました。
場所を選ばずスマートフォンを使いたいなら『IP68』『MIL規格』に対応するAQUOS sense6
AQUOS sense6の防水防滴性能は最高レベルの『IP68』。Mi 11 Lite 5GはIP53ととなり耐水性ではAQUOS sense6に劣ります、IGZOディスプレイは水に濡れた状態でも操作がしやすいといった特徴もあるので、キッチンやお風呂場での利用はAQUOS sense 6の方が適していると言えるでしょう。
防水規格に加え、全19項目の耐衝撃(落下)テストをクリアして米軍調達規格『MIL-STD-810H』まで取得しているAQUOS sense6。スマートフォンは家電なので衝撃による故障が気になる人は多いはず。AQUOS sense6であればそういった心配が軽減され、場所を選ばず安心して端末を利用する事が可能です。
AQUOS sense6とMi 11 Lite 5Gは『150g台』の軽量設計
AQUOS sense6は156g、Mi 11 Lite 5Gは159gの軽量設計。最近は電池の大量化が進み、200gを超えるスマートフォンが一般的になっています。私はMi 11 Lite 5Gを含めた複数の端末を所有していますが、その中でMi 11 Lite 5Gはダントツの軽さ。スマートフォンは毎日手に持って使うもの。だからこそ『150g台』の価値はとてつもなく大きいです。
AQUOS sense6とMi 11 Lite 5Gは『FeliCaチップ搭載』でおサイフケータイが使える
SuicaやPASMOに加え、クレジットカード、会員証などをスマートフォンの中に入れて持ちはこべる『おサイフケータイ』。すでに利用している人は『FeliCa』非対応端末に乗り換える事はあまりに不便すぎてまず出来ないはず。AQUOS sense6、Mi 11 Lite 5GはどちらもFeliCa対応モデル。乗り換え先として不足はありません。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関するレビュー
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
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Soc | Snapdragon 780G(5nm)
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容量 | 6GB/128GB
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電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
SHARP AQUOS sense6の主な仕様
AQUOS sense6 | |
---|---|
Soc | Snapdragon 690 5G |
容量 | 4GB/64GB、6GB/128GB |
電池 | 4,570mAh |
重量 | 156g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP68 |
Bluetooth | 5.1 |
OS | Android11 |