
AQUOS senseシリーズをこれまで合計5台購入。モデルチェンジの度に体感出来た進化
私が初めてSHARPのAQUOS senseシリーズを購入したのは2020年。『AQUOS sense4』というモデルでした。『電池がなかなか減らないな』というのが第一印象。何故かと思い調べてみると、省電力設計の『IGZOディスプレイ』を採用していることが大きく影響している様子。
AQUOS senseシリーズと言えば、高耐久規格『MIL-STD-810H』に準拠する堅牢性も大きな特徴の一つ。防塵防水性能は最高水準の『IP68』。さまざまな環境において『壊れづらい』『安心して使える』というのは、全てのスマートフォンユーザーにとってプラスの要素です。
AQUOS sense4以外にも、私はこれまで『AQUOS sense6』『AQUOS sense7』『AQUOS sense8』『AQUOS sense9』と同シリーズを5台購入しています。
AQUOS sense4は『実用性』に比重を置いたスマートフォンでしたが、AQUOS sense6ではIGZOディスプレイを液晶から『有機EL』に刷新。電池もちの良さを維持しつつ、『発色』『応答速度』が向上しました。
AQUOS sense7においてはカメラの重要デバイスとなる『イメージセンサー』を大型化。AQUOS sense8ではソフトウェアの最適化が進み、より『リアルなディテール』『適正な露出』を得られるようになった印象。

AQUOS sense8あたりから『体感速度』の向上も顕著に。Socの性能アップによりデータ処理がはやくなっただけでなく、個人的にはSHARPが行っているディスプレイの微調整(スクロール表示の追従性を1/1000秒単位でチューニングするなど)が良い影響を与えていると感じます。
AQUOS sense9においてもレスポンスは極めて良好。負荷の重い3Dゲームをプレイしないのであれば、ハイエンドからの移行でも不満は感じないはず。『電池もち』『耐久性』が改善されて『ハイエンドより使い心地が良い』となる可能性も十分あり得ます。
『実用性』のAQUOS senseから『見た目も良い』AQUOS senseへ
実際に購入しているからこそ、着実な進化を遂げてきたと言い切れるAQUOS senseシリーズ。AQUOS sense8時点では、『イマイチなポイント』が未だ『4つ』残されていました。その内の1つが『デザイン』です。
『見た目より実用性』を重視する人がAQUOS senseシリーズのユーザーには多いのかもしれませんが、『見た目と実用性がどちらも優れている』となれば、さらに多くの新しい層を取り込めるように。

AQUOS sense9
AQUOS sense9はmiyake designの監修により、従来のAQUOS senseシリーズからデザインを一新。滑らかなフォルムや背面のカメラデザインに目を奪われがちですが、ディスプレイ面にも注目。

デザインの進化は背面にとどまらず
AQUOS sense8はベゼルの幅が均等では無いので、動画や写真を『全画面』で表示した時にアンバランス。没入感をそがれる原因に。AQUOS sense9では『左右上下』のベゼルがほぼ均等になり、動画視聴時の『心地よさ』が格段に向上しています。

左:AQUOS sense8、右:AQUOS sense9

AQUOS sense9
やや古めかしい水滴型のフロントカメラはスタイリッシュな『パンチホール』に。良い意味で『AQUOS senseらしさ』が無くなりました。

左:AQUOS sense9、右:AQUOS sense8
スマートフォンは基本的に手に持って利用するもの。背面は『見られる』、前面は『見る』頻度が高いです。つまり両面のデザインを刷新したAQUOS sense9は、『スマートフォンとしての価値をワンランク上げた』と言って過言では無いかと。

物理的な没入感が向上したからこそ、使いこなしたいディスプレイの拡張機能
物理的な動画視聴環境が向上したAQUOS sense9は、『バーチャルHDR』という疑似拡張機能を備えます。
AQUOS sense9は標準でHDRコンテンツの再生に対応。しかしHDRで作成されているコンテンツの割合は、SDRと比較してはるかに『少ない』のが現状。
有機ELディスプレイは、液晶を圧倒する広い『コントラスト比』に対応。これはHDRコンテンツを表示するのに適した環境であることを意味します。
AQUOS sense9のバーチャルHDRは、『ONにする前と違いが分からない』程度の中途半端な機能ではありません。個人的には『曇ったガラスがクリアになる』『立体感・臨場感が増す』といった認識。

バーチャルHDRがOFF(YouTube)

バーチャルHDRがON(YouTube)
AQUOS sense9ではディスプレイの全白輝度が『1,500nit(ピーク輝度2,000nit)』まで高められており(AQUOS sense8輝度比約4倍)、それがバーチャルHDRのクオリティアップに寄与しています。

AQUOS sense9はバーチャルHDR以外に『滑らかハイスピード表示』というフレームレート拡張機能も搭載。フレーム間に黒画像を挿入することで(目視では認識出来ないはやさ)、残像感の少ない滑らかな映像表示を可能に。

滑らかハイスピード表示機能はAQUOS sense8の時点ですでに採用されており、検証において確かな効果を実感。AQUOS sense9では最大フレームレートが180Hzから『240Hz』まで拡張されています。1秒間に『60コマ』分多く画面を更新出来るようになったということ。
ついに『速さ』と『やさしさ』を両立した充電機能
汎用品でこそ真価を発揮する?旧モデルとの圧倒的な性能差
『バーチャルHDR』『滑らかハイスピード表示』をどちらもONにすると、視聴環境の向上に比例して『消費電力』が上がります。つまり『電池が減りやすい状態』に。
AQUOS sense8の時点で残されていた『2つめのイマイチなポイント』が『充電速度』です。折角『バーチャルHDR』『滑らかハイスピード表示』という素晴らしい拡張機能が用意されていても、『充電に時間がかかりすぎる』といった状況ではONにしづらいのが正直なところ。
AQUOS sense8とAQUOS sense9の電池容量はどちらも『5,000mAh』。SHARPの公式情報を参考にすると、AQUOS sense8をフル充電するのにかかる時間は『約160分(ACアダプターSH-AC05使用時)』。
それがAQUOS sense9では『約100分』に短縮されています。PD3.0(単ポート最大100W出力)に対応するこちらの充電器を使用して、『AQUOS sense8』『AQUOS sense9』を10分間充電。どの程度電池容量を増やせるかテスターで検証した結果がこちら。
PD3.0(最大100W)の充電器で10分間充電
| 端末名 | 10分間で増えた電池量 |
| AQUOS sense8 | 811mWh |
| AQUOS sense9 | 3,186mWh |
ご覧の通り、AQUOS sense9の方が4倍近い充電量。純正ではなく汎用的な充電器を使用しての結果となりますが、両端末には充電器が同梱されないので『汎用品』を使う人の割合が大きいはず。
高出力な汎用品で素早く充電出来るようになったAQUOS sense9。充電のストレスを気にせず『バーチャルHDR』『滑らかハイスピード表示』を利用出来る環境が整ったということです。
高消費電力時は『最低限の電力』をやさしく供給して端末の負荷を減らそう
ただし『高消費電力』の状態で『高出力充電』を行うと、電池温度が上がり『端末寿命』を縮める原因になりかねません。AQUOS sense9は従来よりも高出力で充電出来るだけでなく、電力消費が大きい時に『最低限の電力のみ供給する』機能を搭載しています。

『設定』→『バッテリー』→『インテリジェントチャージ』から『画面消灯中のみ充電』をONにすると、画面点灯中は抵抗値を上げて『電池残量が減らない程度』の低負荷な給電が行われ、画面がOFFになると自動的に急速充電を開始。

『電池残量が少ない』もしくは『電池残量を減らしたくない』状態で、端末に負荷をかけずに『動画を観たい(バーチャルHDR/滑らかハイスピードON)』といった時に最適です(モバイルバッテリーとの相性も良好)。

1つから『2つ』になったスピーカー。メディアプレーヤーとしての円熟味を増す
ステレオ音源の再生に対応
『没入感』『立体感』『臨場感』を高めつつ、『滑らか』かつ『安定した環境』で動画を観られる『AQUOS sense9』ですが、AQUOS sense8の時点で『3つ目のイマイチポイント』となる『スピーカー音』がメディアプレーヤーとしての価値を左右。
AQUOS sene9では、同シリーズがそれまで頑なに貫いてきた『シングルスーピーカー』がなんと『デュアル』に。満を持して『ステレオ再生』に対応したのです。

AQUOS sense9の上部スピーカー
AQUOS sense8はシングルスピーカーながら音質はそれなり。『イマイチ』というよりも『勿体ないな』と個人的には感じていました。

AQUOS sense9の下部スピーカー
AQUOS sense8とのスピーカー音比較では、AQUOS senes9の方が『低音』は若干控えめな印象。その分高音域が強化され、音声などは聞きとりやすくなりました。全体的には解像度の向上が顕著です。

横向きにした状態だとAQUOS sense8は『片方(右側)』に音が抜けていたのに対し、AQUOS sense9では左右両方からしっかり音が聞こえます。『音楽』を聴ける仕様になったのだなと改めて実感。ちなみに音量を最大化しても『音割れ』は発生しませんでした。
バーチャルHDRとデュアルスピーカーの相乗効果が秀逸。BluetoothはaptX Adaptiveでもハイレゾをサポート
試しに『バーチャルHDR』をONにした状態で、AQUOS sense9でAmazonプライムビデオの『ライブビデオ』をいくつか再生。立体感のある『映像』と『音楽』の相乗効果が想定以上に大きく、これはもう前モデル(AQUOS sense8)に戻れないと痛感。

スピーカー音が改善されているのは勿論のこと、AQUOS sense9は『Bluetooth』の接続環境も充実しています。対応モデルが比較的多い『LDAC』に加え、Qualcommの『aptX Adaptive』も『24bit/96KHz』をサポート(ON/OFF可)。複数の選択肢で『ハイレゾ音源』を楽しめます。

aptX Adaptiveの強みは、高音質に加えて『低遅延』にも対応すること。オーディオプロファイルは『自動調整』『高音質(最大24bit/96KHz)』『ゲームモード(低遅延)』に分かれており、『Rakuten Music:高品質』『Asphalt 9:ゲームモード』とアプリ毎に細かく設定することが可能です。

AQUOS senes9の『96KHzサンプリングレートの有効化』をONにして、『aptX Adaptive(24bit/96KHz)』をサポートするAVIOT『TE-BD21j』で音楽を聴いてみました(Rakuten Music320kbps)。

ハイレゾ音源ではありませんが、LDACに対応する『 Soundcore Liberty 4(音質重視設定)』を上回ると感じさせる細部にわたる高解像。ひと言で言えば『感動出来る音』です。
最近は『臨場感』を重視したイヤフォン・端末が増えているイメージ。AQUOS senes9のの『aptX Adaptive(24bit/96KHz)』では、原点に戻って『ワイヤレスで気軽に聴ける良い音』を掘り下げることが出来そう。

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もう『近くで撮れない』とは言わせない!カメラにマクロモードを追加
AQUOS sense8の時点で『4つ目のイマイチポイント』がカメラの『マクロ』撮影機能。極端に被写体に近づくと『ピントが合わない』ということです。
AQUOS sense9では超広角カメラを使用して、『約2.5cm』の至近距離まで被写体に近寄って撮影が可能に。撮影画面にはマクロの『ON/OFF』が追加されています。

マクロ撮影が可能になり、AQUOS sense9ではどの様に『撮れる幅』が広がったのか。まずはメインカメラで『通常の距離』から撮影した被写体がこちら(微妙な天候かつ冬なので色合いが暗めで恐縮です)。撮れる構図は限られます。
通常モード作例

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:等倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:等倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:等倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:等倍)
マクロモード作例
マクロをONにして超広角カメラで撮影すると、同じ被写体でも一気にアート色が強くなります。同モードを備える廉価なスマートフォンでは。『質感』を残せない場合が殆ど。AQUOS sense9にもあまり期待をしていなかったのですが、花びらの水分を感じられる仕上がり。

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)
マクロ撮影時も要所において『HDR』が機能。それがプラスに作用していると感じます。これは『撮りたくなる』部類のマクロ画質ですね。
至近距離では日常の風景が見慣れない『別の世界』に。ただし手ブレを起こしやすくなるので、『暗い場所』での撮影には適しません(一応ナイトモードには対応している)。

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)
マクロモード(デジタルズーム)作例
約2.5cmまで被写体に近寄った後は、『デジタルズーム(4倍まで)』でさらに拡大することも可能です。

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:等倍)

AQUOS sense9の広角カメラで撮影(マクロモード:デジタルズーム4倍)
デジタルズーム(通常モード)作例
AQUOS sense9のメインカメラは、ミドルクラスにしては大きめな『1/1.55インチ』のイメージセンサーに加えて『光学式手ブレ補正』を採用。物理的なズームは非対応ですが、デジタルズームの拡大率が『3倍』程度まではそこそこの画質を得られます。

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:等倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:デジタルズーム2倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:デジタルズーム3倍)

AQUOS sense9のメインカメラで撮影(通常モード:デジタルズーム4倍)
通常撮影モードのカメラ画質に関しては、すでに高い満足度を得ていたAQUOS sense8。『マクロで撮れないこと』がイマイチポイントでしたが、その部分も改善(画質も悪くない)。
AQUOS wish4と同様に、『留守番電話機能(伝言メモ)』『テザリング機能』といった便利機能を備えるAQUOS sense9。これはもう『日本ミドルクラス最高峰の実用スマホ』と言ってしまって良いのでは。


『発売日から5年のセキュリティアップデート』『発売日から最大3回のOSバージョンアップ』に対応するので、長く安心して使えるのも特徴のひとつ。『そろそろちゃんとしたスマートフォンを使ってみたい』という人にお勧めです。
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SHARP AQUOS sense9とAQUOS sense8の主な仕様
| モデル名 | AQUOS sense9 | AQUOS sense8 |
| Soc | Snapdragon 7s Gen 2(4nm) | Snapdragon 6 Gen 1(4nm) |
| 容量 | 6GB/128GB、8GB/256GB | 6GB/128GB |
| 電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
| 重さ | 約166g | 約159g |
| 充電時間 | 約100分(ACアダプターSH-AC05使用時) | 約160分(ACアダプターSH-AC05使用時) |
| 画面 |
|
|
| カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
| リアカメラ
フロントカメラ
|
| オーディオ | ステレオ(デュアルスピーカー:口元BOX構造) | モノラル(シングルスピーカー) |
| イヤフォンジャック | 非対応 | 対応 |
| Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| 位置情報 | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) |
| Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
| SIM | nanoSIM/eSIM DSDV | nanoSIM/eSIM DSDV |
| 防塵防水 | IP68 | IP68 |
| MIL規格 | MIL-STD-810H準拠 | MIL-STD-810H準拠 |
| DisplayPort v1.4(有線映像出力) | 対応 | 対応 |
| 認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 |
AQUOS sense9にお勧めなSIM
- 5G : n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
- LTE :B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 / B38 / B40 / B41 / B42
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(×)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧めSIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧めSIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧めSIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band28(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧めSIM
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