モバイルネットワークの特性を知ると見えてくる改善策
殆どのスマートフォンユーザーが、ストリーミング動画を観たり音楽を聴いている最中に『再生が止まった』『画質が粗くなった』『ブツブツ途切れる』といった経験をしたことがあるのでは無いでしょうか。
上記を主に引き起こしているのが『通信速度の低下』です。外出先では『ユーザーの混雑』『基地局から離れている』『電波干渉』『遮蔽物が多い』など、通信速度を低下させる原因がそこら中に広がっています。
一般的なストリーミング動画/音楽は、データを『分割』して再生に必要な分だけ少しずつダウンロード。効率的なやり方ではありますが、通信速度が『著しく低下』すると再生がストップ(もしくは劣化)。
『音楽』『動画』の再生をスムーズに行うための一番簡単な対策は『画質』『音質』を下げること。データ転送量が少なくなり、『一時停止』『途切れ』などが改善されます。
しかし低画質よりは『高画質』で動画を観たいですし、低音質よりも『高音質』で音楽を聴きたいですよね。『YouTube』が推奨している『持続的な通信速度』が下記。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K UHD | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
フルHD(1080p)解像度で安定的にストリーミング動画を観るには、『5Mbps』の持続的な速度が必要。電波が安定した環境であれば、モバイルネットワークでも『一時停止』『途切れ』はほぼ発生しないはず。

しかし『通勤/通学電車』『人の往来が激しい場所』『平日のお昼(午後0時〜1時)』といった環境/時間帯では、5Mbpsを下回る可能性が高まります。
『YouTube Premium』『Amazonプライム・ビデオ』『Netflix』『Hulu』『Amazon Music Umlimited』『Apple Music』『Rakuten Music』などの動画/音楽配信サービスは、データを端末に『ダウンロード』してからオフラインで再生することが可能。
