2022年9月現在、一番安いiPhoneは『iPhone SE(第3世代)』で『62,800円(税込』。iPhone 14シリーズの最廉価モデルはiPhone 14で『119,800円(税込)』。
2020年、2021年と検証用途も兼ねてiPhoneを購入してきましたが、2022年に関してはまだ躊躇している状況。今回は『iPhone 14の購入を迷わせる7つの理由』について解説していきたいと思います。
2022年はiPhoneを購入しないかも?迷わせる7つの理由とは
Socのアップデートが弱い
iPhoneはモデルチェンジごとにSocをアップデートさせてきました。最新世代は『A16 Bionic』です。iPhone 14シリーズに関しては、このA16 Bionicを搭載している端末が『iPhone 14 Pro』『iPhone 14 Pro Max』に限られます。
標準モデルとなるiPhone 14には一世代前の『A15 Bionic』が採用されており(GPUが1コア増えている)、いつも通りの世代交代が行われませんでした。よってA14 BIonicからA15 Bionicの様な性能アップが望めない状況。
Androidであれば魅力的だったメモリの増量
iOSはAndroidとデータ処理の仕方が異なり、少ないメモリ使用量で動作するというのは有名な話。信用度の高い『MacRumors』によると、iPhone 14のメモリ容量はiPhone 13の『4GB』から増量されて『6GB』に。
iPhone 13シリーズのメモリ容量
- iPhone 13 mini: 4GB
- iPhone 13: 4GB
- iPhone 13 Pro: 6GB
- iPhone 13 Pro Max: 6GB
iPhone 14シリーズのメモリ容量
- iPhone 14: 6GB
- iPhone 14 Plus: 6GB
- iPhone 14 Pro: 6GB
- iPhone 14 Pro Max: 6GB
極端に処理能力が上がっていれば、使い方によってはメモリ容量が増えた恩恵を受けられます。しかし先述している通り大幅な性能アップは望めず、iPhone 13で『メモリが不足している』という声を探してみたところ見当たらず。
ガレージバンドやNumbersなど、10個程度アプリを立ち上げた状態でもメモリ使用率が『83.2.%』だったので、相当ヘビーな使い方をしなければ『6GB』の恩恵を体感するのは難しいかもしれません。
iPhone 12 mini→iPhone 13の時点で感じた伸びしろの短さ
私はiPhone 12 mini、iPhone 13と2年続けてiPhoneを購入。実機を使ってカメラ画質比較やベンチマークテストを行い、その時点ですでに伸びしろがかなり短くなっていると感じていました。
iPhone 12 miniとiPhone 13ではSocがA14 BionicからA15 Bionicに変わっているのに、それでも『劇的な進化』を体感する事が出来なかったのです。
Android、iOS共に性能は頭打ち状態
各種ベンチマークスコアが『1.5倍に向上』程度の大型アップデートであれば、ニューモデルを買う価値は大いにアリです。しかし先述している通り、2021年時点ですでにAndroid、iOS共に『性能は頭打ち』。今回iPhone 14に『A15 Bionic』が採用された事もそれを強く物語っています。
Androidは『Snapdragon 8 gen 1』でGPU性能が飛躍的に向上しましたが、パフォーマンスを上げた際の『発熱』を制御し切れずにいます。GPU性能を高めたA16 Bionicでも『熱くなる』というコメントが散見。今後は性能の高追いよりも『電力の効率化』による熱の制御が進化の焦点となるでしょう。
投稿が見つかりません。明るく撮れてもイメージセンサーサイズは変わらず
上位モデルとなる『iPhone 14 Pro』『iPhone 14 Pro Max』にはiPhone 13 Proより『65%』大きめなセンサー(1/1.28インチ ※gsmarena.com参照)が搭載されており、ピクセル統合技術により通常撮影時は画素サイズも『2.44µm』相当に拡大。
このアップグレード内容であれば、『階調の広がり』や『低照度撮影時の画質の向上』など、見て分かるレベルの差を期待出来ます。前モデルと比較して検証する価値もあり。
iPhone 14の場合はレンズのF値が『1.6』から『1.5』に変わった事が物理的な変化。レンズのF値が小さくなるほど被写界深度が浅くなり、光の取得量は増えます。それでも画素サイズ自体は変わらないので『進化』と判断するには弱いのです。
iPhoneのBluetooth環境改善に興味はあり。ただしLE Audioを試すならAndroidの方が手軽
iPhone 14ではBluetoothのバージョンが『5.0』から『5.3』に引き上げられており、Bluetoothの次世代音声規格となる『LE Audio』への対応が期待されています。Bluetooth環境が弱めのiPhone単体で考えれば、これは大きなアップデート。
ただし『LE Audio』は『Android』にも対応。『Bluetooth5.2』『Android 13』以降が対応条件となるので、今後続々と対象モデルが格安で登場するはず。よってこの部分に固執してiPhone 14を購入するのは些か気が進まないのです。
10万を大きく超えた119,800円という価格が決定打
私がiPhone 13(128GB)を購入した価格は『98,800円(税込)』。この時は10万円以内なのでまだ『ギリギリ買える』という感覚がありました。それがiPhone 14(128GB)では遂に10万超え。しかもいきなり『119,800円(税込)』。
『原料費・人件費が上がった』『円安』など様々な要因があるにしても、119,800円は119,800円。Androidであれば2021年型のハイエンドが半額程度で買えてしまう。Pixel 6aなんて2台も買える。『価格』がやはり一番のネックですね。
iPhone 14の主な仕様
iPhone 14 | |
---|---|
Soc | A15 Bionic(6コアCPU、5コアGPU、16コアNeural Engine) |
容量 | 128GB、256GB、512GB |
充電 | 最大15WのMagSafeワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電、USB経由でコンピュータまたは電源アダプタを使って充電高速充電に対応:30分で最大50%充電12(別売りの20W以上のアダプタを使用) |
重量 | 約172g |
画面 | 6.1インチ |
素材 | ディスプレイ:ガラス フレーム:アルミニウム |
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
|
センサー | Face ID、ハイダイナミックジャイロ、高重力加速度センサー、近接センサー、気圧計、デュアル環境光センサー |
位置情報 | 内蔵GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、 |
スピーカー | ステレオ |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.3 |
SIM | デュアルSIM(nano‑SIMとeSIM)、デュアルeSIMに対応 |
対応バンド |
|
iPhone 13の主な仕様
iPhone 13 | |
---|---|
Soc | A15 Bionic(6コアCPU、4コアGPU、16コアNeural Engine) |
容量 | 128GB、256GB、512GB |
充電 | 最大15WのMagSafeワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電、USB経由でコンピュータまたは電源アダプタを使って充電高速充電に対応:30分で最大50%充電12(別売りの20W以上のアダプタを使用) |
重量 | 約170g |
画面 | 6.1インチ |
素材 | ディスプレイ:ガラス フレーム:アルミニウム |
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
|
センサー | Face ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、気圧計、環境光センサー |
位置情報 | 内蔵GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、 |
スピーカー | ステレオ |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | デュアルSIM(nano‑SIMとeSIM)、デュアルeSIMに対応 |
対応バンド |
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iPhone 13、iPhone 14にお勧めな格安SIM
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)