中国に拠点を置くリサーチ会社『CINNO Research』が、2021年『9月度』と『第3四半期』の中国市場におけるSocのメーカー別出荷数を発表しました。
2021年9月度はQualcommが1位となり860万台を出荷。前年同月比では+59.2%の成長を遂げています。2位はMediaTekで840万台。前年同月比は-2.8%と僅かに減退しつつもQualcommに近い出荷台数を維持。3位はAppleで370万台出荷。前年同月比+43.6%と堅調です。5位に入り120万台の出荷を記録したUNISOCは前年同月比で10291.3%というダントツの伸び率。
2021年第3四半期はMediaTekとQualcommがそれぞれ2,880万台を出荷。ただし前年同期比ではMediaTekが+24.8%なのに対しQualcommは+32.1%。昨年から勢いを増しており、その結果が2021年9月度にも表れています。
UNISOCは2021年第3四半期も前年同期比14726.1%と驚異的な成長率。精彩を欠くHislliconに迫る410万台を出荷しています。UNISOCは廉価なスマートフォンやタブレット用のSocを中心に開発しているメーカー。Honor、TCL、Realme、Infinix、Nokia、ZTE、TECLAST、 Blackviewなどに幅広く供給しています。
5Gネットワーク対応の最新モデル『Tanggula T760』は主力メーカーに近い6nmのプロセルルールを採用。今後こういった先端モデルをどれだけ積極的に売り込んでいけるかが、高い成長率を維持する鍵となるでしょう。搭載モデルを1台買ってみようかな。