『モノラル』『ステレオ』と聞いて、どちらに『良い音』のイメージを持つでしょうか?大部分の人が後者のステレオだと思います。では一体、モノラルとステレオは何が違うのか。
簡単に言ってしまえば、モノラルはスピーカーが『1つ』。ステレオはスピーカーが『2つ』です。音源が1チャンネルのみで構成されているなら、モノラルスピーカーで聞いても問題なし。
しかし現在はステレオどころか、空間オーディオの様な『立体(3次元)音響』まで登場。モノラルスピーカーは音の広がりを1つにまとめてしまうので、立体感や臨場感が大きく損なわれます。せっかく大好きな音楽を聴くなら、絶対にモノラルではなくステレオ環境で聴くべき。
Amazonがリリースしている『Echoシリーズ』は、スピーカーでは珍しく『Wi-Fi接続』に対応しています。Bluetooth接続も可能ですが、Wi-FiとBluetoothではデータの転送量が桁違い。高解像度音源を聴くなら、『Wi-Fi接続』が断然有利な環境と言えます。
また、Bluetoothが使える周波数帯は、干渉を起こしやすい『2.4GHz』のみ。Wi-Fiに接続に対応するEchoシリーズは、2.4GHzに加えて干渉しづらい『5GHz』でも通信が可能。
単体でもクリアかつしっかりした音を奏でるEchoシリーズ。同じモデルが2台あると『ステレオペア』を組むことが可能。
私は最初Echo Dot(第3世代)を2台使ってステレオ再生していたのですが、あまりに気に入り2段飛ばしで『Echo Studio』にアップグレード。
オーディオ機器にあまり詳しくない人は、1台数万円のスピーカーを購入するよりも『Echo Studioの2台買い』を強く推奨します。
低音の鳴り方が上品かつ滑らか。高音はクリアで精細。音の広がりがとにかく心地よい。音に拘っているJazz喫茶などで使われていても違和感の無い仕上がりです。同じ価格帯でWi-Fi接続にも対応し、ここまで高音質なスピーカーは稀かと。
本格的に音楽を聴き込みたいのであれば『Echo Studio』をお勧めしますが、デスクの上に2つ並べて『いつもよりちょっと良い音を楽しみたい』程度ならEcho PopやEcho Dotで十分。少し背伸びするならEchoという選択肢も。
Echoシリーズはセットアップがとても簡単。Amazon Alexaアプリを立ち上げて少し経過するとポップアップが表示。あとは画面の指示に従って設定を進めるだけ。
『ステレオペア』の設定もAmazon Alexaアプリから。ペアを組むEchoシリーズのセットアップを終了した状態で、『デバイス』項目を下までスクロールして『スピーカーを構成』を選択。
『ステレオ/サブウーファー』を選択。
接続するEchoシリーズにチェックを入れて次へ(シリーズが異なる場合はステレオペアを組めません)。
続けて『左』『右』のチャンネルテストを行います。左と右が逆の場合は『スピーカーの切り替え』を行い、正しく変更されたら次へ。
ステレオペアの名前を選択して保存。これでステレオペアの設定は完了です。
音楽の再生はEchoシリーズに直接話しかけるか、『Amazon Alexa』『Amazon Music』などからも行えます。Amazon Musicの場合、右上のWi-Fiアイコンからステレオペアの名称を表示させて選択。
ステレオペアとして設定したEchoシリーズは、音楽を楽しむだけでなく『Fire TV Stick』『Fire TV Stick 4K Max』と組み合わせて『ホームシアターシステム』を構築することも可能。
設定は『デバイス』項目内の『スピーカーを構成』から。
『ホームシアター』から使用するFire TV Stickを選択して次へ。
接続するスピーカーから『ステレオペア(自分でつけた名前)』を選択。
画面の指示に従い設定を進めます。ホームシアターシステムはEchoシリーズ単体でも機能しますが、ステレオにすると別格の臨場感を得られます。対応表はコチラ。
Fire TV端末 | 対応するEcho端末 |
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ホームシアターシステムとしても利用するのであれば、それを踏まえて『Echo Pop』『Echo Dot』『Echo』『Echo Studio』どれを購入するか決めた方が良いですね!
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