2021年9月15日に日本発売が開始されるOPPOの最上位モデル『Find X3 Pro』。メーカー希望小売価格は118,000円(税込)。ちょっと気になるから買ってみようというレベルのお値段ではありません。
しかし車の最上位クラスであれば余裕で数千万円。毎日使用するスマートフォンの最上位モデルは118,000円(税込)。もし本当に『最高』に相応しいスマートフォンなのであれば、ちょっと奮発して毎日に彩りを与える事はきっと人生にとってプラスのはず。
Find X3 Proはスマートフォンのランボルギーニと呼べるのか。発売に先駆けて、スペックをしっかり検証していきたいと思います。
Find X3 Proのカメラは『広角』『超広角』『望遠』『顕微鏡』といった4つの要素で構成。
広角カメラは5,000万画素の解像度に対応。レンズのF値は1.8。イメージセンサーにはOPPOがSONYと共同開発した1/1.56インチの『IMX 766』を採用し、階調豊かな10bit(10億色)による撮影を可能とします。
10億色と聞くと保存容量が膨大になりそうですが、Find X3 ProはAppleでお馴染みのHEIF(High Efficiency Image File Format)をサポート。10億色のデータを高画質、高圧縮率で保存します。
10bitによる撮影環境は静止画だけでなく動画にも適用。4K解像度と10億色の色数による圧倒的な描写を得られるのは世界屈指のフラッグシップモデルだからこそ。光学式手ブレ補正機能を備えるので、低照度な場所での撮影もバッチリです。
『1/1.56インチの大型イメージセンサー』『静止画・動画どちらも10bit(10億色)撮影に対応』。間違いなく世界トップクラスのスマートフォンカメラ。Find X3 Proはこの仕様のカメラをなんと2つも搭載しているんです。
本来は解像度と画質が落ちるのでサブ的な扱いの超広角カメラ。そこに広角カメラと同じ大型イメージセンサー『IMX 766』を採用。つまりFind X3 Proにはメインカメラが2つ。
私は画質の劣化を避ける為、普段は広角(メイン)カメラのみで撮影を行っています。しかしFind X3 Proであれば、超広角で撮っても同等の画質が得られる。最高じゃないですか。
超広角は撮影範囲が広いので、イメージセンサーの大型化や10bit対応により情報量が増えると画像のリアリティが格段に向上。『広く撮れればそれでいい』といった一般的なスマートフォンにおける超広角撮影の概念を、Find X3 Proが見事に消し去ります。
望遠カメラは光学とデジタルを融合させたハイブリッド5倍ズームに対応。マクロを超える『顕微鏡』カメラは最大60倍の大きさで撮影する事が可能。何を撮っているか分からないけどとっても綺麗。だから気になる!SNSに画像をアップすれば皆の興味が集中するはず。
10bitで撮影可能なFind X3 Proのカメラ。しかしせっかく10bitで撮っても、それを観る環境が無ければ意味がありません。iPhone 12 Pro Maxも10bitで撮る事は出来ますが、公式HPを確認したところ10bit表示に関する記載はありませんでした。Find X3 Proはディスプレイも10bit対応。6.7インチの流れるように美しい大画面で10億色の世界を好きなだけ堪能できます。
ディスプレイの解像度はフルHD+を上回るQHD+(3216×1440ピクセル)。最大120Hzのリフレッシュレートに最大240Hzのタッチサンプリングレートをサポートします。しっかりとした最新のフラッグシップ仕様ですね。
Find X3 Proのディスプレイにはもう一つ特別な技術が使用されています。それがiPhone 13 Proシリーズへの採用が噂されている『LTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide)』。Find X3 Proでは既に使えるんです。
リフレッシュレートを利用用途に合わせて1~120Hzの間で自動調整。画面をスクロールした時は高いリフレッシュレートで滑らかに。電子書籍やニュースを読む時は低いリフレッシュレートで消費電力を最小限に抑えます。
OPPOの独自急速充電特許技術『65W SuperVOOCフラッシュチャージ』は、わずか10分間で約40%の充電を完了。65Wと聞くと出力が高すぎて安全面が少し心配になりますが、TÜV Rheinlandの認定を取得しているので無駄な心配は不要。第三者機関により安全はしっかりと担保されています。
Socには勿論QualcommのSnapdragon 888。低消費電力化を実現しつつ、CPU性能を25%、GPU性能も35%向上させています。フラッグシップモデルに関しては処理能力が高いのは当たり前なので、他の要素でどれだけ他モデルに性能差をつけているかを注意して見た方が良いですね。
各メーカーが『最高のスマートフォン』を目指し、最先端技術を惜しみなく使って開発を進めるフラッグシップモデル。世界的なグローバルメーカーOPPOの最高傑作はやはりただものではありません。
たまにしか使わないものに10万円以上投資するのは間違いです。しかしスマートフォンは毎日使うもの。最高の瞬間を何度も味わえるフラッグシップモデル。あなたにとって118,000円(税込)は本当に高いのか。一度じっくり考えてみてはいかがでしょう。
OPPO Find X3 Proを購入可能な店舗
- Amazon
- 楽天市場
- OCN モバイル ONE(7月16日午前11時から発売開始)
OPPO Find X3 Proの主な仕様
OPPO Find X3 Pro | |
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Soc |
Qualcomm Snapdragon 888 5G(5nm)
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容量 | 12GB/256GB
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電池 |
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サイズ |
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重量 |
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画面 |
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カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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センサー |
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SIM |
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NFC |
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防水 |
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OS |
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OPPO Find X3 Proの対応周波数帯に関する情報
- 2G: GSM, 850/900/1800/1900 MHz
- 3G: UMTS (WCDMA) bands 1/2/4/5/6/8/19
- 4G: TD-LTE bands 34/38/39/40/41(194Mhz: 2496MHz—2690MHz)/42
- 4G: LTE FDD bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
- 4G+: TD-LTE: B38C/B39C/B40C/B41C/B42C/B40D/B41D/等
- 4G+: LTE FDD: B1C/B3C/B7C/B1A+B3A/B1A+B3A+B5A/B1A+B5A/B3A+B5A/B1A+B8A/B3A+B8A/B1A+B3C/B3A+B41A/B8A+B41A/等
- 5G NR: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n79
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)