Amazonがメーカーとしてリリースしている『Fireタブレット』。7インチサイズの『Fire 7』、8インチサイズの『Fire HD 8 』『Fire HD 8 Plus』、10.1インチサイズの『Fire HD 10』『Fire HD 10 Plus』といったラインナップ。
Fireタブレットの主な仕様
端末名 | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus | Fire HD 10 |
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画面サイズ | 7インチ | 8インチ(HD) | 8インチ(HD) | 10.1インチ(フルHD) |
解像度 | 1024×600(171ppi) | 1280×800(189ppi) | 1280×800(189ppi) | 1920×1200(224ppi) |
CPU | 4コア(2.0GHz) | 6コア(2.0GHz) | 6コア(2.0GHz) | 8コア(2.0GHz) |
メモリ | 2GB | 2GB | 3GB | 3GB |
ストレージ | 16GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB |
スピーカー | モノラル | Dolby Atmosステレオ | Dolby Atmosステレオ | Dolby Atmosステレオ |
音声アシスタント | Alexa(ハンズフリー) | Alexa(ハンズフリー、Showモード) | Alexa(ハンズフリー、Showモード) | Alexa(ハンズフリー、Showモード) |
連続駆動時間 | 最大10時間 | 最大13時間 | 最大13時間 | 最大12時間 |
重量 | 282g | 337g | 342g | 465g |
販売価格 | 8,980円 | 13,980円 | 15,980円 | 19,980円 |
この中で『サイズ』『重量』『販売価格』の3面で手軽と言えるのは『Fire 7』とギリギリ『Fire HD 8 』。Fire HD 8は世代交代や度重なる値上げで1万円を超えたので、ややお手軽感は薄れました。
最近は『スマートフォン』を所有している人が殆ど。わざわざ『タブレット』を購入する意味はあるのか。今回は『スマートフォンと『Fire 7』『Fire HD 8 』の違い』を踏まえながら、どういった使い方が適しているのかを解説していきます。
スマートフォンとFireタブレットの違いは『アスペクト比』を抜きにしては語れません。最近発売されているスマートフォンの多くは『持ちやすさ』が重視され縦長デザインが主流に。『20:9』程度のアスペクト比を採用する端末が圧倒的に多いです。
縦長なアスペクト比は、SNSやニュースサイトなどスクロールして閲覧するコンテンツには有効です。ただし、YouTube動画などのアスペクト比は、テレビやパソコンのディスプレイに近い『16:9』。スマートフォンで表示すると大体『黒フチ』が残ります。
Fire 7は『16:9.3』、Fire HD 8は『16:9』のアスペクト比を採用しているので、YouTubeの動画をほぼ『黒フチなしの全画面』で表示する事が可能。
6.8インチの『Motorola moto g52j 5G』と7インチのFire 7ではこれだけ見え方が違います。YouTubeで動画を頻繁に観ている人であれば、Fire 7やFire HD 8を動画視聴プレーヤーとして購入しても、すぐに元がとれてしまうはず。
この『アスペクト比』の違いが影響するのは動画視聴時だけではありません。moto g52j 5GとFire 7に、電子書籍『銀河鉄道の夜』の同じ箇所を近い文字サイズで表示してみました。
Fire 7の方がかなり長い文章を表示。電子書籍の『ページ送り』は回数は少ないに越した事はありません。単純に面倒なのと、その方が内容に集中出来るからです。
よって『Fire 7』『Fire HD 8 』は、電子書籍リーダーとしてもスマートフォンより明確に『優れている』と言えるでしょう。『動画視聴』に加えてスマートフォンで『読書』もしている人にとって、Fireタブレットは間違いなく利用頻度の高い重宝するデバイスに。
もちろん全てにおいて『万能』というわけではありません。Fireタブレットは世代交代により徐々に性能アップを遂げていますが、スマートフォンと比較すれば雲泥の差。よって『スマートフォンの様な使い方』を求めて購入すると、恐らく後悔します。
3Dゲームをプレイする事が目的であったり、サクサクした動作環境を求めるのであれば、お勧めはiPadはXiaomi Pad 5の様な上位機種。『動画視聴』『読書』するならFireタブレット。物価が上がっている今だからこそ、使い道に合ったコスパを意識した買い物を増やしましょう。