初めてGoogleのスマートフォンを購入しました。8月26日から発売が開始されている最新モデル『Pixel 5a』です。SocにはSnapdragon 765G 5Gを搭載し価格は51,700円(税込)。
Pixelシリーズの中ではダントツの安さですが、同じSocを搭載するOPPO Reno5A 5Gや上位モデルとなるSnapdragon 780G 5Gを採用するXiaomi Mi 11 Lite 5Gと比較すると正直やや割高。処理能力を求めるならどちらかの端末を購入した方がコストパフォーマンスは高いです。
私がPixel 5aを購入した目的は処理能力ではなく『カメラ』です。私はこれまでGCam(Google Cameraを他のスマートフォン用にカスタムしたもの。Google Playは非認証)を色々なスマートフォンにインストールして、擬似的にPixelの描写を堪能してきました。その画質がどれも素晴らしかったので、本家の画質を確認したくなったのです。
見た目は正直微妙な『Pixel 5a』。AQUOS sense4に近い質感。これはケース必須ですね。人気ケースメーカーSpigen、TORRASを含め、複数のメーカーから対応ケースが発売されているので『お気に入りのケースがない』といった状況は回避出来るでしょう。
最近は大型イメージセンサーを採用して画質アップを図るスマートフォンメーカーが殆どですが、Pixel 5aの場合は違います。アルゴリズムを駆使した合成加工技術を強化。あくまでもソフトウェアベースでのさらなる画質向上を目指しています。
メインカメラの解像度は1,220万画素と最近のスマートフォンにしては控えめですが、最大解像度を低く設定する事によって、イメージセンサーのサイズを大きくしなくても適正な明るさを確保出来るのがPixelシリーズです。
レンズのF値を1.7と明るめにしたり、光学式手ブレ補正機能を備える事で手ブレの発生を防ぐ配慮も。要所をしっかりと抑えているので、素人にも使いやすいカメラといった印象。
35度の炎天下でしたが、いざPixel 5aを持って撮影に出かけてきました。実際に撮影してみて真っ先に感じたのはオートフォーカス精度の高さ、そしてディテール表現の細かさ。
これらはGCamのアプリですでに体験済みでしたが、本物はやはり一味違う気がします。かなり小さい被写体にもしっかりとピントを合わせてくれるので、撮っていて気持ちがいいですね。
Pixel 5aはF値1.7の明るいレンズを使用しているので、光の多い場所では白飛びが発生してもおかしくありません。調整しなくても露出を適正に抑え、空の色などをはっきりと残してくれるのもPixel 5aの魅力です。
日陰など低照度な場所でも光学式手ブレ補正機能を備えるので昼間なら手ブレの心配は皆無。iPhoneで撮るとこういったシーンをもう少し明るく描写されるのですが、Pixel 5aはその場の雰囲気を維持する傾向。
広角撮影は木々のディテールなどが細かくしっかりと表現されています。HDRの効果だと思いますが、Pixel 5aはiPhone 12シリーズと同じくHDRのON/OFF設定がありません。シーンに合わせて自動的にHDRをかけているのかと。
HDRをかけると空や芝生の色が濃くなりすぎる場合があるのですが、Pixel 5aは自然な色合いを維持。アルゴリズム処理のうまさが伝わってきます。
表現するのがとてもむずかしい濃いピンク。撮る端末によってはケミカルな雰囲気が強くなります。Pixel 5aは派手に仕上げようという画像の作り込みでは無いので、ハッキリとした色の被写体を撮影するのにも向いていると言えるでしょう。
Pixelシリーズの代名詞とも言える夜景。本来夜景を綺麗に撮るには大型のイメージセンサーが必要になりますが、Pixel 5aは合成技術を駆使する事でご覧の通り低ノイズ。空の表現が特に美しいですね。
ただしところどころ画質が劣化し、ディテールの甘さが確認できます。この辺りはやはりソフトウェア処理の限界か。以前同じ場所で撮影した1/1.52インチの大型イメージセンサー搭載端末Redmi Note 10 Proの画像と比較するとシャープさに欠けます。
次期モデルとなるPixel 6シリーズでは大型イメージセンサーを採用予定。昼間の画質は申し分無しのPixel。夜景画質も同等レベルに向上する事でしょう。今回はポートレートモードを試せなかったので、近々別記事で紹介したいと思います!
Pixel 5、Pixel 5a(5G)のスペック&価格比較
Pixel 5 | Pixel 5a | |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 765G 5G | Snapdragon 765G 5G |
容量 |
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電池 | 4,000mAh(有線:最大18W充電、無線:最大12W充電) | 4,680mAh(有線:最大18W充電) |
重量 | 151g | 183g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP68 | IP67 |
オーディオ |
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おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
価格 | 74,800円 | 51,700円 |
Google Pixel 5a(5G)の対応周波数帯に関する情報
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)