
余ってるPCでもOK!Intel N100以上/AMD Ryzen 3 7320Uクラスが最適解
『NASを作ってみたいけれど、専用NASを買うほどでもない』。そんな人に向いているのが、余っているミニPCや古いPCをNASとして再利用する方法です。
HG NASは、手元にあるPCを『自分だけのNAS』として活用するためのNAS OSです。『写真のバックアップ』『異なるデバイス間でのファイル共有』『音楽や動画の保存』『外出先からのアクセス』など、NASとして必要な機能をまとめて利用できます。
では、HG NASを動かすPCには、どの程度の性能が必要なのでしょうか。結論から言えば、『Intel N100クラス以上』または『AMD Ryzen 3 7320U前後』の『低消費電力CPUを搭載したミニPC』なら、一般的なNASとして十分検討できます。
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もちろん、より高性能なCPUを搭載したPCでも動作します。しかし、NASは『ベンチマークの数字を競うためのPC』ではありません。重要なのは、『24時間電源を入れておけること』です。
自分用NASは『高性能』より『低消費電力』『ちょうどよさ』が重要

NASは、必要なときだけ使うパソコンとは少し事情が違います。写真やファイルを保存していない時間でも、基本的には電源を入れたまま。つまり、毎日少しずつ発生する『消費電力』『発熱』『ファンの音』などが、長期間使うほど効いてきます。
一方で、あまりに性能が低いPCを使うと、『複数の端末から同時にアクセスしたとき』『写真・動画ライブラリなどを扱う際』などに余裕がなくなる可能性があります。
そのため自分用NASでは、必要十分な性能を持ちながら、消費電力や発熱を抑えられるCPUが扱いやすいのです。
Intel N100は『4コア4スレッド』『最大3.40GHz』『TDP 6W』という低消費電力CPU。後継世代のN150も4コア4スレッドで、こちらもTDPは6W。最大3.60GHzとなっており、N100と同じ方向性のアップデートモデルです。
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AMDでは、『Ryzen 3 7320U』が一つの目安になります。こちらは4コア8スレッド、最大4.1GHz、標準TDP 15WのモバイルノートやミニPC向けCPUです。処理能力(特にマルチスレッド)に関して言えば、Intelの『N100』『N150』よりもワンランク上。
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ここで注意したいのが、TDPの数字をそのままPC全体の消費電力と考えないことです。TDPはCPUの熱設計などに関係する指標であり、PC本体の実際の消費電力は『メモリ』『SSD』『マザーボード』『電源』『接続するHDD』などによって変わります。
それでも、低消費電力CPUを採用したミニPCが『常時稼働する家庭用NASと相性が良い』ことには変わりません。
HG NAS用のミニPCを購入するなら中古市場がお勧め

2026年9月時点では、PC市場全体で価格が高めの傾向にあります。Intel N100を搭載したミニPCも、発売当初と比べるとやや割高になっていますが、中古市場では2万円台など、比較的手頃な価格で購入できる製品もあります。
Intel N100搭載ミニPCの多くはWindows搭載モデルとして販売されています。しかし、HG NASはLinuxベースのシステムとして動作するため、Windows OSを利用する必要はありません。そのため、Windowsライセンスが付属しないOSなしのモデルや、OSを搭載していないベアボーンタイプの製品も選択肢になります。
Intel N100を搭載したノートパソコンもありますが、HG NASとして運用する場合、セットアップ時を除けばディスプレイやキーボードを常時使用する必要はありません。また、24時間稼働を前提とする場合は、バッテリーを搭載するノートパソコンよりも、据え置きで運用することを前提としたミニPCの方が扱いやすいでしょう。
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メモリ容量は『8GB』推奨。『高性能NAS』に該当

HG NASを導入する際のメモリ容量は、『8GB』を目安としています。
一般的な市販NASでは、2GB程度のメモリを搭載したモデルも多いため、8GBはNASとしては比較的余裕を持たせた容量と言えます。
もちろん、ファイルの保存や共有といった一般的な用途だけであれば、8GBのメモリを常にフルに使用するわけではありません。
しかし、HG NASでは、通常のNAS機能に加えて、『顔検出』『RAW画像のデコード(プレビュー生成)』『外出先からの再生に利用する動画(HLS)への変換』など、比較的負荷の高い処理も行います。
8GBという容量は、こうした処理を含めたHG NASの利用環境を考慮し、通常のNAS用途だけでなく、追加機能を動作させるための余裕も確保できるよう設定しています。
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