ハイレゾ音源を聴く意味はあるのか?脳で音の『心地よさ』を感じる

スマートフォンでハイレゾ

音楽に何を求めるかは人それぞれだと思いますが、私の場合は『心地良さ』です。心地良い音楽を聴くと気分が盛り上がる➡仕事を頑張れる➡プライベートが充実するといった好循環が生まれます。

では『心地良い』『気分が盛り上がる』と感じられる音楽とは何か。『好きなアーティストやジャンルの曲を聴く』のを前提として、『音質』は心地良さにどの程度影響を及ぼすのか。

長岡技術科学大学の中川匡弘教授と電通サイエンスジャムが行った『ハイレゾ音源と従来の圧縮音源それぞれを聴いたときの“脳活動の変化”を明らかにし、誘発される感性を計測する』というSONYのウォークマン®を使用した共同研究では、ハイレゾとCDレベルの圧縮音源比較において、『』が快感を『約1.2倍』、安心感を『約3倍』強く感じたとのこと。

同研究ではハイレゾ音源が不快感を『約4割』、不安感を『約3割』軽減することも明らかに。

人の耳で一般的に認識出来るとされている音の周波数範囲は『20Hz~20,000Hz』まで。ちなみに20Hzは1秒間に『20回』振動することを示し、数値が小さいほど『低い音』、大きいほど『高い音』として認識されます。

JEITA(電子情報技術産業協会)がハイレゾと呼称しているのは、人間の可聴帯域を上回る『44.1kHz/24bit』以上。『ハイレゾ音源に意味は無い』という一部の意見は、可聴帯域に照らし合わせてのことでしょう。

もっとも、音の聴こえ方を左右するのは『周波数』だけではありません。『ビット深度』の高いデータはS/N比(必要な信号と不要な雑音のレベル比)が高くなり、原音に近い音の再現が可能に。

CDレベルの圧縮音源『16bit』に対し、ハイレゾ音源は『24bit』。『快感を得られる』『不快感が軽減される』といった『心地よさ』に直結する作用は、『周波数』よりも『ビット深度』の方が大きく影響していそう。

Amazon Music Unlimited』『Apple Music』『Qobuz』といった一部のストリーミング音楽配信サービスでは、『ハイレゾ音源』の配信を行っています。

サービス名 Amazon Music Unlimited Apple Music Qobuz
曲数 1億曲以上 1億曲以上 1億曲以上
曲数(ハイレゾ) 数百万曲 不明 不明
月額料金 1,080円(Amazonプライム会員は980円) 1,080円 1,280円

私はAmazon Music Unlimitedを利用中。総曲数と比較してハイレゾ音源は『少ない』とですが、新しい曲は比較的ハイレゾ(Ultra HD)に対応。状況を知りたい場合は『お試し体験(無料)』をしてみると良いでしょう。

Bluetooth接続では『24bit/96kHz』が『24bit/48kHz』にダウンサンプリング表示される場合あり。曲を『ダウンロード』して再生すると『24bit/96kHz』に戻ります(なぜかダウンロードした曲以外も)。実際ダウンサンプリングされているのか表示だけなのかは不明。

オーディオ品質

Amazon Music Unlimitedより

スマートフォンで音楽を聴く時には『Bluetooth』で接続するのが一般的。しかし標準コーデックのSBCは『16bit/48kHz』。数値的にはハイレゾ音源を聴くのに『適していない』と言えます。

SONYが開発したLDACは『24bit』のビット深度と『96kHz』のサンプリング周波数に対応。SBCと比較して最大『3倍』の情報量を伝送可能です。

データ伝送量比較

SONYより

後発技術となるQualcommのaptX™ Adaptiveも『24bit/96kHz』に対応。こちらは2024年6月時点でLDACと比較して対応機器が少なめ。また、MediaTek社のSoc搭載端末では基本的に使えません(アップデートで対応となる可能性が0では無いですが)。

Bluetoothは『5.0』へのバージョンアップで『データ通信速度2倍』『通信範囲4倍』『通信容量8倍』を実現。『5.3』ではデータ送受信の効率性を引き上げることで消費電力を削減。

物理的には『有線接続』で聴くのが理想と言えるハイレゾ音源ですが、手軽な『Bluetooth』においても環境は着々とに整備されています。

LDACとBluetooth5.0以降のバージョンに対応するイヤフォン

SONY

Anker

SOUNDPEATS

created by Rinker
SoundPEATS(サウンドピーツ)
created by Rinker
SoundPEATS(サウンドピーツ)
created by Rinker
SoundPEATS(サウンドピーツ)

AVIOT

Technics(Panasonic)

Huawei

EarFun

Xiaomi

LDACとBluetooth5.0以降のバージョンに対応するスマートフォン(タブレット)

OPPO

Xiaomi

Motorola

Nothing

Amazon

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