格安SIMのIIJmio(ギガプラン音声)は、専用アプリMy IIJmioから『高速データ通信』のON/OFF切り替えが可能。ahamo、LINEMO、povo2.0といった通信キャリアの格安プランにはこの機能がありません。
高速データ通信をOFFにした状態でも、ギガプランであれば最大『300kbps』の速度で通信が可能(他のプランは最大200kbps)。この最大『300kbps』にかぶせてきたのが『mineo』です。
mineoが8月24日(水)から新たに導入した『マイそく(ライト)』は、月額『660円(税込)』で月~金の午後0時~13時以外の時間帯は最大『300kbps』の速度で実質データ通信し放題。IIJmio(ギガプラン音声)とは一体どういった違いがあるのかを確認してみましょう。
IIJmio(ギガプラン音声)とmineo(マイそくライト)の違い
IIJmio(ギガプラン音声) | mineo(マイそくライト) | |
月額基本料金 | 850円~(税込) | 660円(税込) |
データ量 | 高速:2GB~ 低速:3日で366MB以上通信した場合は速度制限(月3.6GB程度) |
高速通信:無 低速:3日間で10GB以上通信した場合は速度制限(月100GB程度)。月~金の午後0時~13時の間は最大32kbpsに速度制限 |
高速/低速切り替え | 対応 | 非対応 |
最大通信速度 | 300kbps(低速時) | 300kbps |
通話料金 | アプリ無:11円/30秒(税込) | アプリ無:22円/30秒(税込) アプリ有:10円/30秒(税込) |
5分かけ放題 | 500円(税込) | – |
10分かけ放題 | 700円(税込) | 550円(税込) |
無制限かけ放題 | 1,400円(税込) | 1,210円(税込) |
回線 | NTTドコモ、au | NTTドコモ、SoftBank、au |
翌月データ繰り越し | 対応 | 非対応 |
月額基本料金の安さと最大データ量で選ぶならマイそく(ライト)
月額料金に関してはマイそく(ライト)の方が190円安いです。ただしお昼に速度制限が発生するのと、高速データ通信が不可。目一杯活用すれば月100GB程度使えますが、通信速度が最大『300kbps』なのでそこは大きなメリットとはならず。
ギガプラン(音声)はお昼の速度制限なし。高速通信可能で翌月にデータの繰越しも
ギガプラン(音声)は低速で使えるデータ量が月に『3.6GB』程度とやや少なめ。ただし高速通信用のデータを合わせると5GB以上は使えるので大半の人は十分かと。お昼に速度制限が発生しないのと、翌月にデータの繰越しが出来るのもポイント。
それなりに通話する人はmineo(マイそくライト)の10分かけ放題が魅力
通話料金はギガプラン(音声)がアプリなしで『11円/30秒(税込)』。マイそく(ライト)は通話用アプリを使用すると22円/30秒(税込)が『10円/30秒(税込)』に。
mineoの場合は10分かけ放題が月額『550円(税込)』と他社と比較しても飛び抜けて安く、しかもかけ放題では通話用アプリも不要。マイそく(ライト)と組み合わせると月額『1,210円(税込)』。通話をそれなりにするという人は、料金を気にするより10分かけ放題を利用した方が良いかも。
最大300kbpsだけど速度オーバーする場合も
マイそく(ライト)は未契約ですが、同社のメインサービスとなる最大『1.5Mbps』が安定しているので、極端に速度が遅くなるといったことは無さそう。ギガプラン(音声)の低速も優秀で、直近の実測では300kbpsオーバーを連発(通信設備の状況等によっては通信速度が低下する場合があります)。
300kbps程度の通信速度ではこんな事が出来る・出来ない
300kbps程度の通信速度でどんな事が出来るのかと言えば、ストリーミング音楽鑑賞は音質を上げなければ問題なし。LINEでメッセージのやりとりや音声通話も可能。
ただしブラウザでニュースサイトを閲覧したり、InstagramやTwitterといったSNS系のアプリを使用すると動作がやや遅くなります。ストリーミング動画鑑賞は潔く諦めた方が良いでしょう。
問題なく利用出来る
- Amazon Music(ストリーミング設定:標準)
- YouTube Music(動画は最低解像度)
- radiko
- LINE(メッセージ送信、通話)