2021年第一四半期タブレット市場を独占したApple
Counterpointの調査結果によると、2021年第一四半期において世界タブレット市場で世界1位のシェアを持つのはAppleで『37%』。前年同期比も+7%と圧倒的な強さを見せています。
2位にSamsungが入っているのはある意味順当と言えますが、3位にLenovo、4位にはAmazonと、スマートフォンの世界シェアとは全く異なる2つのメーカーが上位に入る状況に些か違和感を感じます。
タブレットとは異なるスマートフォンの市場シェア
2021年第2四半期、スマートフォン市場で世界一の出荷台数となったのはSamsung。2位にXiaomi、3位にApple、4位にOPPOと続きます。タブレットのシェアにXiaomiとOPPOの名前が無いのが、違和感を感じる一番の原因と言えるでしょう。
これまでタブレット市場に本腰を入れていないOPPOとXiaomi
OPPOに関してはこれまでタブレットを一度もリリースしていません。よって名前が無いのは当然です。Xiaomiは2018年にMi Pad 4、Mi Pad 4 Plusという2種類のタブレットを発売。
同タブレットは海外オンラインストアで大人気となりましたが、グローバルモデルがリリースされなかったのでOTAアップデートに非対応。よって世界的にシェアを伸ばすには限界がありました。
OPPOの派生メーカーRealmeからタブレットが出そうな動き
2021年、ついにタブレット市場に大きな動きが起ころうとしています。OPPOからの派生メーカーとなるRealmeのMadhav Maxは、自身のTwitterにて『realme Pad』の画像を共有。
さらに91mobilesと@onleaksはrealme Padのレンダリング画像をリーク。realme Padが2021年の10月にラップトップ『realme Book』と共にリリースされる事を補足しています。
Xiaomi Mi Pad 5シリーズの具体的なリーク情報続々。発売迫る
Xiaomiからは『Mi Pad 5』とされる最新タブレットの情報が多数リーク。すでに中国の『CCC』やヨーロッパの『ECC』といった認証機関を通過。
リーク情報をまとめると搭載Socは『Snapdragon 860』と『Snapdragon 870』の2種類。ディスプレイは『2K解像度』と『120Hz』のリフレッシュレートに対応。充電速度は『最大67W』と完全にiPadを意識した本格的な作り。公式とみられる画像も登場したので、発売が迫っているのは間違いないでしょう。
OPPOとXiaomiにより塗り替えられる市場シェア。2021年はタブレット市場変革期となりそう
日本SIMフリースマートフォン市場は、OPPOとXiaomiの参入により短期間でシェアが大きく変動しました。それだけ影響力が大きいメーカーという事です。OPPOは再統合したOnePlusからタブレットをリリースするとの噂もあり、今後の動きに要注目。
2021年から2022年にかけて、タブレット市場は間違いなく変革の時期を迎えます。Appleはどこまでシェアを維持する事が出来るのか!