MediaTekが『Kompanio 1300T』をリリース!タブレットやChromebookに向けた新型Soc

大手半導体メーカーMediaTekが、AndroidタブレットやChromebookへの搭載を目的とした最新Soc『Kompanio 1300T』をリリースしました。これまでスマートフォン向けに開発をしていた『Dimensity』とは名称が異なります。製造はTSMCが行い、プロセスサイズは『6nm』。

Kompanio 1300T

MediaTekより

Kompanio 1300TはのCPUは高性能コアに『ArmCortex-A78』、高効率コアに『ArmCortex-A55』を採用。Dimensityの上位モデルと同じ構成ですが、クロック周波数やコア数など詳細については発表されていません。GPUは9コアの『Arm Mali-G77 MC9』。

Kompanio 1300Tのプラットフォームに追加される機能は以下の通り。

強化されたインテリジェントなディスプレイ
インテリジェントな動的フレームレートテクノロジーにより、最大120Hzのリフレッシュレート及び2.5K解像度をサポート。HDR10+にも対応します。

また、MiraVisionテクノロジーにより目の健康を保護。『色相彩度』『明るさ』『シャープネス』『解像度』『フレームレート』をコンテンツに合わせて最適化し、画質を向上させます。

より高度な撮影に対応したカメラ機能

1億800万画素の静止画撮影、4K60fpsのエンコード及びデコードに対応。マルチデプススマートフォーカス、AIクリアストリーミング機能が4KHDRによる動画撮影をリアルタイムにサポート。

AI機能を駆使した高度なオーディオデコード処理

AIを駆使した音声ウェイクアップ機能に対応。複数のオーディオフレームワークはマルチチャネルによるオーディオデコード処理を可能に。高品質な技術が没入型のコンテンツを生成します。

ゲームプレイ環境の向上

MediaTekの独自技術『HyperEngine 3.0』によりネットワーク、コントロール、パフォーマンス、電力効率、画質をゲームに最適化。ワンランク上のプレイ環境を提供。

自動調整により5G通信を最適化

5Gsub6GHzに加え、キャリアアグリゲーション(2CC CA)をサポート。『エレベーターモード』『HSRモード』といった拡張機能にも対応します。同社の『5GUltraSave』技術はネットワークをデータ転送品質に基づいて自動調整。電力の最適化により長時間駆動を実現します。

Kompanio 1300Tは2021年第3四半期からChromebookやAndroidタブレットへの供給を開始予定。Honorが公式に画像を公開したタブレット『Honor Tab V7 Pro』には、Dimensity 1300Tが搭載されるとの情報がリークされていましたが、恐らく名称が変わった『Kompanio 1300T』の採用が濃厚でしょう。同Socを搭載する第一号機となるか。

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