Pixel 7a、6aに『編集マジック』到着!消しゴムマジックとは別次元のAI性能を廉価モデルで試してみた。

記事には広告が含まれます。本内容は公開時の情報です。
スマートフォン

Googleは4月10日(現地時間)、公式ブログにおいて『現在編集マジックをすべてのPixelデバイスに拡大している』と発表。そこから少し時間はかかりましたが、私が所有する『Pixel 6a』『Pixel 7a』にも、ついに『編集マジック』が到着!

定番となる『消しゴムマジック』を使ってみて、『イマイチ』と感じていた人にこそ試して欲しい『編集マジック』。私はPixel 8で同機能をすでに体験済みですが、消しゴムマジックをオモチャに感じてしまうほど、編集マジックのクオリティは『別次元』。

どれほど凄いのか、実際にPixel 6aで編集マジックを使いながら紹介します。まずは編集したい画像をGoogleフォトにアップロード。画像を選択した状態で『編集』をタップすると、左下に虹色のアイコンが表示。

編集マジックアイコン

アイコンを選択すると画面全体が虹色に変わり編集画面に移動。『消したい被写体』をワンタップすると自動選択されます(足りない部分は上からなぞって追加。2本指操作で表示の拡大縮小が可能)。

消去領域

消去』をタップすると、数秒後には候補画像が最大4パターン生成されます(全て気に入らない場合は一番右にスクロールして再生成)。

画像1

編集マジック適用前

画像2

編集マジック(消去)適用後

花で隠れた部分を違和感無く生成しつつ、たった数秒でボケ具合まで合わせている。ただただ凄いです。クラウドAI恐るべし。

編集マジックの凄さは『消して再生成』の精度を超アップグレードしているところにあるので、個人的には『スーパー消しゴムマジック』でもしっくりきます。

あわせて読みたい
【実写】Pixel 7aとPixel 6aのメインカメラで写真画質を比較!イメージセンサーの大型化はどう作用して...Googleが5月11日にリリースしたAシリーズの最新スマートフォン『Pixel 7a』は、前モデルとなるPixel 6aから数々のメインスペックをアップデート。その内の一つとなるの...

画像を表示させた状態で、何も選択せずに虹色アイコンをタップ(被写体によっては表示されない)すると、『スタイル適用』『』『ゴールデンアワー』といった項目が表示。

スタイルを適用』は、元画像の構図を参考に全く新しい画像を最大4パターン生成。

時計

編集マジック適用前

時計2

編集マジック適用後(スタイルを適用)

スタイルを適用』は、内容が複雑だとクオリティ低めに。あまりに不自然な場合は、再生成する前におかしい箇所を消してみましょう。細かく再生成して修正をかけるイメージです。

時計3

編集マジック適用後(スタイルを適用後修正)

』は名称の通りで、天候を変えてくれます(最大4パターン)。空色は全体的に反映。『スタイルを適用』と比較して精度は高めです。不自然な箇所を見つけたら同様に消しましょう。

池1

編集マジック適用前

池2

編集マジック適用後(空)

編集マジックのおもしろ機能をもう一つ。選択領域を長押しすると、その部分を『移動』『拡大』『縮小』可能に。

こけし1

編集マジック適用前

こけし2こけし3

万能では無いですが、影に注意しながら操作すると比較的自然な仕上がりに。

こけし4

編集マジック適用後(拡大)

こけし5

編集マジック適用後(縮小)

あわせて読みたい
【簡単便利】Pixel 6a、Pixel 7aで『囲んで検索』『画像から直接文字翻訳』を使う方法。Androidの開発元である『Google』がリリースしているスマートフォンPixelシリーズ。アップデートによりいち早く『便利なAI機能』を使えるのも、同端末を選ぶメリトのひ...

消して再生成』が基本となっている編集マジック。『こんな風に使える!』と自分なりの方法を考えるのが楽しいです。まさか廉価モデル(Pixel 6aPixel 7a)でも利用可能になるとは(しかも無料)。中古市場で人気が再熱しそうですね。

Pixel 6a、Pixel 7aの主要スペック

Pixel 6aPixel 7a(G82U8)
SocGoogle TensorGoogle Tensor G2
容量
  • 6GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
  • 8GB(LPDDR5 RAM)/128GB(UFS 3.1)
電池4,410mAh(有線充電:最大18W)4,385mAh(有線充電:最大18W 無線充電対応
サイズ高さ 152.2 mm×幅 71.8 mm×厚さ 8.9 mm高さ 152 mm×幅 72.9 mm×厚さ 9.0 mm
重量約178g約193.5g
画面
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:60Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
カメラメインカメラ

  • 解像度:1,220万画素
  • F値:1.7
  • 視野:77度
  • ピクセルサイズ:1.4µm
  • イメージセンサーサイズ:1/2.55インチ
  • 超解像ズーム:7倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平114度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.25µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • F値:2.0
  • 視野:84度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、リアルトーンᵀᴹ、 顔のぼかし解除、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

メインカメラ

  • 解像度:6,400万画素
  • F値:1.89
  • 視野:80度
  • ピクセル幅:0.8µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.73インチ
  • 超解像ズーム:8倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.12µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • F値:2.2
  • 視野:95度
  • ピクセル幅:1.12µm

カメラ機能

ボケ補正、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、長時間露光 リアルトーンᵀᴹ、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ

オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
防水防塵IP67IP67
認証ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証
USBUSB Type-C® 3.1 Gen 1USB Type-C® 3.2 Gen 2
Bluetooth5.25.3
Wi-FiWi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、MIMOWi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO
位置情報GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDouGPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
SIM nano SIM+eSIMnano SIM+eSIM

関連リンク

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
  • URLをコピーしました!