格安SIMがたじろぐ『SoftBank』『au』『NTTドコモ』のアップグレードした『安いSIM』たち。

安いSIMたち4

月間データ容量『30GB』をベースにすると、IIJmio(ギガプラン)とLINEMOベストプランVの月額料金が2千円台で拮抗。イオンモバイルはシェアが前提で『4,158円(税込)』。料金的に比較対象から外れます。

月額基本料金では大きく変わらない『IIJmio(ギガプラン)』『LINEMOベストプランV』ですが、LINEMOベストプランVは『MNO』でIIJmioは『MVNO』。この部分を鑑みれば、お得感が強いのはやはりLINEMOの方。

『通信品質で選ぶならMNOの格安プラン』『安さで選ぶならMVNO』という以前の構図が崩れています。

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『通話料金』は未だ格安SIMに分があるように見えますが、LINEMOベストプランVには『5分かけ放題』が無料で付帯。さらに24時間かけ放題を『1,100円(税込)』という低額で提供する強かさ。

LINEMOベストプランVに関して言えば、ユーザー特典として追加料金なしで『LINEギガフリー』が適用されるのもポイント。LINEアプリの対象サービスが『カウントフリー』に。ビデオ通話といったデータ通信量が一気に増える使い方もギガフリーに含まれます。

極めつけは、利用料金の支払い(請求充当)が『PayPay』に対応していること。IIJmioもビックポイントによる支払いが可能ですが、汎用性の部分ではPayPayに大きく劣ります。

PayPayはポイントアップキャンペーンを頻繁に行っています。増量されたポイントをLINEMOの支払いに充当すれば、月に発生する固定費を低く抑えることが可能。無駄なポイント消費を減らす効果も。

もっとも、『ahamo』『UQモバイル コミコミプラン+』『LINEMOベストプランV』がアップグレードを半ば強行しているのは、格安通信キャリア『楽天モバイル』の勢いが止まらないから。

熾烈なユーザーの奪い合いが、結果的に月間データ容量の増量に繋がったMNO。MVNOはこの苦境を一体どうやって乗り切るのか。2025年は各社の動向から目が離せない状況になりそうです。

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