Netflixは2023年10月24日に月額990円で利用可能な『ベーシックプラン』の新規受付を終了。私はそのベーシックプランを2024年2月5日現在も契約しています。
ただし、一部の国においては『ベーシックプラン自体を廃止』する動きがみられ、それが今後日本でも適用された場合は『プランの変更』を余儀なくされることに。
仮にそうなった場合、Netflixを継続的に契約したいと思える現行プランは用意されているのか。ベーシックプランと違いを比較してみました。
ベーシック | スタンダード(広告つき) | スタンダード | プレミアム | |
月額料金 | 990円 | 790円 | 1,490円 | 1,980円 |
解像度 | HD | フルHD | フルHD | 4K |
同時視聴 | 1台 | 2台 | 2台 | 4台 |
同時ダウンロード | 1台 | 2台 | 2台 | 6台 |
空間オーディオ | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
広告 | なし | あり | なし | なし |
ベーシックからの第一変更先候補となるのは、月額料金がもっとも近い『スタンダード(広告つき)』。移行のデメリットとなるのは、当然『広告』が表示されること。
Netflixによると、1時間の動画内に表示される広告の長さは平均『約4分』程度。通常の民放と比較すれば『かなり短い』と言えます。しかし『課金しているのに広告が入る』というのはやや納得がいかないところ。
ただし『デメリット』ばかりではありません。ベーシックをスタンダード(広告つき)に変更することで、下記の様な『メリット』も。
- 月額料金が990円から『790円』に下がる
- 解像度がHDから『フルHD』に上がり表示が高精細化
- 同時に視聴可能なデバイスが1台から『2台』に増える
- 同時にダウンロード可能なデバイスが1台から『2台』に増える
私は普段42インチのテレビにNetflixの動画を表示しています。スマートフォンの画面サイズだとフルHDとの違いは分かり辛いですが、42インチではディテールが少しモヤっと。
Netflixで観ているのは『ドラマ』『映画』など、映像クオリティが高めな動画が殆ど。『もう少し高解像度で観たいな』と思ったことは一度や二度ではありません。
日常的に観ている動画を『どうしても観たい』『暇だから観る』に区別するなら、Netflixは完全に前者。よって『高解像度化』の満足度が、『1時間に4分程度の広告』に対する不満を上回る可能性があるのです。
これまでやや不満に感じていた解像度が高精細化されつつ、さらに『月額料金が200円安くなる』というのもかなり大きなメリット。年換算で『2,400円』固定費が削減。
『YouTube』の場合は『暇だから観る』コンテンツが多いので、逆に『お金を出してでも広告を消したい』と感じてしまいます。それを実現するのがYouTube Premium。うまく考えられたビジネスモデルですよね。
『高解像度化』『月額料金が安くなる』といったメリットに加え、同時に『視聴』『ダウンロード』可能なデバイスが1台から『2台』に増えるのも、個人的にはプラスに作用。
なぜなら、私は相方と共有でNetflixアカウントを使用しているから。ベーシックプランでも、片方が『ダウンロードした動画』を観ている時は『2台同時視聴』が一応可能でした。
『1時間に4分程度の広告』と引き換えに、上記の面倒が解消されて『2人同時に好きなタイミング』でNetflix動画を観られる。やはり私の環境では、デメリットよりメリットの方が大きい気がする。今月末まで前向きに検討しようと思います。