危険水域を超えて円安が急激に進む昨今。2024年4月27日(土)時点ではついに1ドル『158円台』に到達。160円が目前に迫っています(1995年には1ドル80円で買えていた)。
原油、医薬品、半導体、通信機器、衣類など多くを輸入に頼っている日本においてこの円安は死活問題。今後さらに物価が上昇する可能性が高いです。
生活必需品である『スマートフォン』の販売価格には、一部に『異変』が見られます。極端な円安下にも関わらず価格設定が安すぎるのです。
最初は『高いと売れないからだろう』と安易に考えていたのですが、もしかすると円高への反転を見越して『差益』で相殺させようとしているのでは。
『価格設定を安くして販売台数を増やす(円を稼ぐ)➡円の価値が上がったらドルに替える』といった流れです。しかしこれはあくまで『円高になること』が前提。
予想に反してさらに円安が進んでしまった場合、安く設定しすぎた日本価格が大打撃を与え、結果『大幅な値上げ』を行わざるを得ない状況に。
私が『圧倒的に日本価格が安すぎる』と感じているスマートフォンは『Nothing Phone (2a)』。Nothingはデザイン(見た目)に強い拘りを持っているメーカー。通常そういったメーカーの製品は性能に対して『割高』です。
しかしNothing Phone (2a)はそうではない。処理能力を決めるSocには、ミドルクラス上位の性能を持つ『Dimensity 7200 Pro』を搭載。ブラウジングやSNSといった一般的な使い方では『ハイエンドに近い』操作感を得られました。
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それもそのはず。スマートフォンの性能を数値化してくれるAnTuTu Benchmark(Ver.10)のトータルスコアは実測で『725,697』。同社のNothing Phone (1)だけでなく、『AQUOS sense8』といった中堅どころの端末をしのぐ高い数値(Motorola edge 40に近い)。
ディスプレイはしっかりとしたスペックの有機EL(最大輝度1,300ニト、最大リフレッシュレート120Hz、最大タッチサンプリングレート240Hz、色深度10bit)。上下左右均等な薄いベゼルにはNothingの拘りを感じます。
メインカメラのイメージセンサーサイズは、最上位モデルNothing Phone (2)と同じ『1/1.56インチ』。無圧縮のRAW画像を8フレーム合成する『Ultra XDR』にも対応。まだ軽くしか撮っていませんが、同価格帯では間違いなく上位の画質。
5,000mAhの大容量電池は最大45Wの超急速充電対応。同メーカーで初めて『おサイフケータイ(FeliCa)』をサポートするなど、ミドルクラスとしては文句のつけどころなし。
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Androidスマートフォンメーカーは販売後に『値上げ』をあまり行わないイメージですが、Nothingに関しては2022年11月にNothing Phone (1)を下記の通り『1万円』値上げした歴史あり。
- 8GB/128GB:63,800円➡73,800円
- 8GB/256GB:69,800円➡79,800円
- 12GB/256GB:79,800円➡89,800円
Nothing Phone (1)より高性能なNothing Phone (2a)が『59,800円~』に値上げされても個人的には全く違和感なし。だって『49,800円(税込)~』はどう考えても安すぎますから。
Nothing Phone (2a)、Nothing Phone (1)、Nothing Phone (2)の主なスペック
Nothing Phone (2a) | Nothing Phone (1) | Nothing Phone (2) | |
Soc | MediaTek Dimensity 7200 Pro(4nm TSMC第2世代) | Qualcomm Snapdragon™ 778G+ 5G(6nm) | Qualcomm Snapdragon™ 8+ Gen 1(4nm TSMC) |
容量 | 8GB/128GB、 12GB/256GB |
8GB/128GB、8GB/256GB、12GB/256GB | 8GB/128GB、12GB/256GB、12GB/512GB |
電池 | 5,000mAh(有線充電:45W) | 4,500mAh(有線充電:33W、無線充電:15W、無線給電:5W) | 4,700mAh(有線充電:45W、無線充電:15W、無線給電:5W) |
サイズ | 161.74 mm x 76.32 mm x 8.55 mm | 159.2 mm x 75.8 mm x 8.3 mm | 162.1 mm x 76.4 mm x 8.6 mm |
重量 | 約190g | 約193.5g | 約201.2g |
画面 |
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ベゼル幅 | 2.1 mm | 2.65 mm | 2.65 mm |
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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動画撮影 |
4K 30fps (リアカメラ) 1080p 60fps 1080p 120fps (スローモーション) アクションモード |
4K 録画、30 fps 1080p 録画、30 または 60 fps ライブ Live HDR、30 fps スローモーション (120 fps) ナイトモード (720p/1080p、30 fps) OIS および EIS 画像安定化 |
4K 録画、60 fps 1080p 録画、30 または 60 fps ライブHDR、4K30 fps スローモーション (480 fps) Night Mode (1080p、30 fps) アクション モード OIS および EIS 手ぶれ補正機構 タイムラプス (4K) |
ISP | Imagiq 765 (14-bit) | Spectra 570L (14-bit) | Spectra ISP(18-bit) |
イヤフォンジャック | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
位置情報 | GPS (L1), GLONASS (G1), BDS (B1I), GALILEO (E1), QZSS (L1) | GPS(L1&L5), AGPS, GLONASS , BDS , GALILEO, QZSS | GPS:L1+L5 デュアルバンド、A-GPS、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS、NavIC、SBAS |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac または ax (Wi-Fi 6)、2.4 GHz / 5 GHz デュアルバンド、 2×2 MIMO、MU-MIMO | Wi-Fi 6, 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5Gデュアルバンド | Wi-Fi 6、802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G デュアルバンド |
Bluetooth | Bluetooth 5.3, A2DP, BLE | 5.2 | 5.3 |
SIM | nanoSIM×2 (5G+5G) | nanoSIM×2 (5G+5G) | nanoSIM×2 (5G+5G) |
防塵防水 | IP54 | IP53 | IP54 |
指紋認証 | 画面内 | 画面内 | 画面内 |
Micro SDカード | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
スピーカー | デュアルステレオ | デュアルステレオ | デュアルステレオ |
おサイフケータイ(FeliCa) | 対応 | 非対応 | 非対応 |
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