2022年8月から、Googleはクラウドストレージサービス『Google One』の日本ユーザー向けにオンラインセキュリティ機能『Google One VPN』を付帯。当時は『2TB』のプランのみが対象となっていました。
しかし2023年3月8日(現地時間)、Google Oneの全プランに対してGoogle One VPNを解放。月額利用料金は2023年5月時点で『100GB:250円』『200GB:380円』『2TB:1,300円』。
家や会社で使用しているWi-Fiルーター、4Gや5Gといったモバイルネットワークは基本的に暗号化が施されていますが、無料で無条件に使えてしまうWi-Fiオープンネットワークはセキュリティ対策が皆無。情報漏洩の温床に。
一部新幹線や駅構内で利用可能な『JR-EAST FREE Wi-Fi』を例に挙げれば、『Wi-Fiのセキュリティについて』という項目内には『本サービスは無線区間の暗号化を実施しておりません。』とはっきり書かれています。JR(NTTBP)が提供しているサービスだから安全に使用出来るという認識は間違いです。
『セキュリティを必要とする通信をおこなう場合には、SSLにより暗号化されていることを確認してください。また、必要に応じて、暗号化に対応した他の公衆無線LANサービスや、VPN等のサービスをご利用ください。』との補足もあり、ネットワークの利用と情報の管理はあくまで自己責任。
Google One VPNを導入すれば、下記の通りセキュリティを強化する事が可能。
- IPアドレスを非公開にしてオンライン上での追跡を減らす
- セキュリティの低いネットワーク(オープンWi-Fiなど)接続時にハッカーの傍受を防ぐ
- 安全なプライベート接続によるウェブブラウジング
無料のVPNサービスは、提供元に情報を収集されるリスクが残ります。Google One VPNに関しては『ユーザーの閲覧アクティビティを追跡、記録、販売することは一切ありません』とGoogleが明言しており、第三者独立機関によるシステム監査も実施。セキュリティの高さに加えて透明性を重視しています。
『100GBのオンラインストレージ』『Googleフォトの編集機能(消しゴムマジック、HDRなど)』が使えて、さらにAndroidデバイスだけでなく『iOS』『Windows』『Mac』といった様々な複数デバイス(最大6台)をVPNに対応させられて月額『250円〜』。どう考えても安いですよね。
今回私はPixel 6aを使用して、実際にGoogle One VPNを導入してみました。その手順を紹介します。
投稿が見つかりません。スマートフォン(Pixel 6a)にGoogle One VPNを導入する手順
『Google One』を選択
『使ってみる』を選択
3ヶ月の無料トライアル(100GB)が用意されていたので『トライアルを開始』を選択
別に購入したPixel 7に付帯する特典がログイン中のアカウントに紐づいていたようです。
Oneの『ホーム』から『VPN』を選択
『VPNの使用』のチェックをONにする
『VPNに接続しました』という通知が表示され、あっという間にGoogle Oneへの登録とVPNの設定が完了。
VPN『ON』『OFF』の状態で自分のIPアドレスを確認したところ、それぞれ異なるアドレスが表示。登録者情報も『Google One Services』に切り替わっており、これはVPNがしっかり機能している証拠。今後JR-EAST FREE Wi-Fiを安心して使えるようになりました!
Google Pixel 6aについて
- Soc:Google Tensor(5nm)
- 画面:6.1インチ(フルHD+、有機EL、最大リフレッシュレート60Hz)
- メモリ:6GB
- ストレージ:128GB
- 電池容量:4,410mAh
- カメラ:1,220万画素(メイン)、1,200万画素(超広角)
- 重量:178g
- おサイフケータイ:対応
- Micro SDカード:非対応
- 位置情報:GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou
- 購入可能な店舗:Amazon、楽天市場、IIJmio
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