Pixel 8 Proはフラットディスプレイを採用へ。指紋認証センサーがアプデされても『画面保護』は変わらず難航しそう

映像から紐解くPixel 8 Pro詳細

Googleは2023年10月4日(水)日本時間午後11時に、恒例のリリースイベント『Made by Google』を開催。それに先立ち、2023年9月8日(金)にPixel 8Pixel 8 ProPixel Watch 2のティザーを公開。リリース前に筐体デザインが明らかになりました。

Pixel 7 Proでは左右が湾曲したディスプレイを採用。現在は画面の端をスワイプする『ジェスチャーナビゲーション』が主流となっているので、形状的に操作しやすく、見た目にも高級感が出るのはメリット。

あわせて読みたい
Androidユーザー歓喜!Google Pixel Watch 2日本発売確定。『Soc』『電池容量』『価格』に注目 『Wear OS』を採用し、『FeliCa ICチップ』を搭載するGoogleのスマートウォッチ『Pixel Watch』。2023年7月28日には『iD』『QUICPay』といった決済サービスに対応。Andr...

ただし表示が少し湾曲部分にかかってしまうので、動画や写真を観る時に没入感がやや削がれます。

画面1

もうひとつデメリットを挙げるとすれば『画面保護』です。一般的なフラットディスプレイを採用するスマートフォンなら、正確なサイズさえ分かれば、比較的簡単にそれに合った保護ガラスの製造が可能。ユーザーはそこから選び放題。取り扱うメーカーが増えれば、その分価格も熟れます。

湾曲した画面全体をピッタリカバーするには、ガラス側も正確な立体加工が必要に。価格と『ハズレを引く可能性』が高まります。TPU素材のフィルムを選ぶのも一手ですが、モノによっては端からホコリや空気が入り込んでしまい貼り直すハメに。

高額なスマートフォンを購入すると、『ディスプレイをしっかり保護しなければ』と考えるのが通常の心理。しかしその流れで分厚いガラスを貼り付けると、高い確率で『タッチ感度』や『指紋認証』の精度が損なわれます。これはPixel 7 Pro以外のスマートフォンにも言えること。

記事が見つかりませんでした。

たまに『画面指紋認証がうまくいかない』というコメントを目にしますが、『TPUフィルムに交換する』『濡れた手を乾かす』『認証登録する指を変えてみる』『画面を綺麗に拭き取る』など出来ることは色々とあるはず。センサーの異常を疑うのはそれからです。

私はPixel 7 Proに『TPUフィルム』を貼っていますが、指紋認証速度が『遅い』と感じたことは一度もありません。むしろ他端末と比較して『速い』レベル。顔認証と併用しているので、普段はそちらが優先。ロック解除に対する不満は今のところありません。

あわせて読みたい
Pixel 7 ProユーザーがPixel 8 Proに求めるのはこの『3点』。最後に命運を握るのはSamsungか Googleが日本市場において、Pixel 7 Proの発売を開始したのが2022年10月13日。そこから約1年後の10月4日に、いよいよPixel 8 Proがリリースされます。 私はPixel 7 Pro...

とはいえ、フラットディスプレイならプレビュー時の没入感が向上し、フィルム選びで悩む必要も無くなるはず。

ティザー動画は、Pixel 8 Proのディスプレイ形状を明らかにしています。Pixel 7 Proの湾曲デザインを踏襲せず、『フラット』に切り替えてきました。これは両モデルを側面から見れば明らか。

画像1

Pixel 7 Proの側面(Googleより)

画像2

Pixel 8 Proの側面(Googleより)

また、@heyitsyogeshなど信用度の高いリーカーの情報によると、Pixel 8 Proの指紋認証センサーは従来の光学式から『超音波式』に変更。2Dから3Dの認証にアップグレードされるということです。

光学式は光の反射を利用して二次元認証を行うので、その光を阻害する『何か』の影響を受けます。超音波式はその名の通り、光ではなく超音波を用いた3次元の認証方式。汗や汚れの影響を受けづらいのが特徴です。

ただし、超音波式指紋認証を採用しているGalaxyやAQUOSの最上位モデルのレビューには『ガラスフィルムを貼ったら指紋認証が使えない』という内容のコメントが複数。

あわせて読みたい
【実際に使ってる】月額990円で満足度が高いハイコスパSIM3選。固定費を削減したいなら通信業者を乗り換... 10年前に『月額千円以内でまともに使えるSIM』など存在しませんでした。その頃に通信料金の節約に挑戦した人は、『安いSIM=通信品質が最悪で使えない』というイメージ...

Samsungの公式ページにも『厚い保護フィルムやガラスタイプの保護フィルムを取り付けると、指紋認識率が低下する場合があります。』といったガラスフィルムに対する否定的な記述あり。

原因を調べると、一般的なガラスフィルムに使われている粘着剤が超音波の妨げになっている様子。

スマートフォンアクセサリーメーカー『Deff(ディーフ)』は、AQUOS R8 Proに向けて『TOUGH GLASS for AQUOS R8 pro(画面内指紋認証対応)』を発売。粘着に『シリコーン糊』を使用することで、ガラス貼り付け時においても『保護ガラスを貼る前と同じ感覚で指紋認証(超音波式)機能が使用できる』としています。

使用者のレビューは『精度は落ちるけどガラスフィルムなのに指紋認証出来る』といった及第点クリアと受け取れる内容が多い印象。Pixel 8 Proでも『画面保護をどうするか』は難航しそうですが、少なくとも『超音波式指紋認証』に対応するガラスフィルムがあるということは覚えておきましょう。

あわせて読みたい
楽天モバイルユーザーが楽天市場で買い物するとポイント還元最大3倍。買う度に実質利用料金が下がる最強... スマートフォンは殆どの人にとって『生活必需品』。そのスマートフォンをモバイルネットワークで利用するには、『通信業者』との契約が必要になります。 通信コストは毎...
あわせて読みたい
Pixel 7aで『平日お昼』にSIM6種類速度比較!SoftBank『LINEMO』が桁違いの爆速ブッチギリで優勝! 2023年5月11日に登場したGoogleのスマートフォン『Pixel 7a』。物価高の影響が続き、2023年前半は盛り上がりに欠けたSIMフリーAndroid市場。Pixel 7aがカンフル剤となり...
あわせて読みたい
ahamoとLINEMOの特長を知ろう。『NTTドコモ』『SoftBank』という回線の違いだけで選んだらきっと後悔 SoftBankのオンライン専用ブランド『LINEMO』と、NTTドコモの格安プラン『ahamo』。どちらもメイン手続きは『オンライン(ahamoはドコモショップで有償サポート可)』。...
あわせて読みたい
実用的なデータ通信し放題が使えるお得な格安SIM達。mineo、楽天モバイル、LINEMO、UQモバイル、ahamo等 『データ通信し放題』と言えば、『光回線』を連想する人が多いかもしれません。確かに光回線は『高速』かつ『安定』して通信を行うのに適しています。ストリーミング動...

Pixel 7、Pixel 7 Proの主要スペック

Pixel 7 Pixel 7 Pro
Soc Google Tensor G2 Google Tensor G2
容量
  • 8GB:128GB
  • 8GB:256GB
  • 12GB/128GB
  • 12GB/256GB
  • 12GB/512GB
電池 4,355mAh(有線充電:最大21W 無線充電:最大20W) 5,000mAh(有線充電:最大23W 無線充電:最大20W)
重量 197g 212g
画面
  • サイズ:6.3インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比較:1,000,000:1
  • ピーク輝度:1,400nit
  • 素材:Corning® Gorilla® Glass Victus™
  • 常時表示:対応
  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL(LTPO)
  • 解像度:QHD+
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比較:1,000,000:1
  • ピーク輝度:1,500nit
  • 素材:Corning® Gorilla® Glass Victus™
  • 常時表示:対応
カメラ メイン(広角)カメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.85
  • 視野:82度
  • 画素サイズ:1.2µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.31 インチ
  • 手ブレ補正:光学式、電子式
  • 超解像ズーム:8倍

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平114度
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.25µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:1,080万画素
  • F値:2.2
  • 視野:92.8
  • ピクセル幅:1.22µm
メイン(広角)カメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.85
  • 視野:82度
  • 画素サイズ:1.2µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.31 インチ
  • 手ブレ補正:光学式、電子式

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平125度
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.25µm
  • レンズ補正:対応

望遠カメラ

  • 解像度:4,800万画素
  • F値:3.5
  • 画素サイズ:0.7µm
  • 倍率:光学5倍
  • 超解像ズーム:30倍
    手ブレ補正:光学式、電子式

フロントカメラ

  • 解像度:1,080万画素
  • F値:2.2
  • 視野:92.8
  • ピクセル幅:1.22µm
防水防塵 IP68 IP68
オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
防水防塵 IP68 IP68
Bluetooth 5.2 5.2
Wi-Fi Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO
おサイフケータイ 対応 対応
SIM  nano SIM+eSIM nano SIM+eSIM

Google Pixel 7 Proにお勧めなSIM

  • 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
  • 5G mmWave: 対応バンド n257 / n258 / n260 / n261
  • LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
  • UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)、Band n257(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n257(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

Googleに関連する記事

一覧はコチラから

  • URLをコピーしました!