一部のスマートフォンやBluetoothイヤフォンの充電ケースなどは、『Qi』というWPC((ワイヤレスコンソーシアム)が定める国際規格に準拠しており、Qiに対応する充電器で無線充電が可能です。
GoogleのPixelシリーズは『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』『Pixel 6』『Pixel 6 Pro』『Pixel 5』にバッテリーシェアという機能が備えられており、端末自体をワイヤレス充電器として利用する事が可能。iPhoneでは使えない機能です。
同社の最新Bluetoothイヤフォン『Google Pixel Buds Pro』の充電ケースは、Qiの認証を受けたワイヤレス充電に対応しており、上記のPixelシリーズで直接充電出来ます。
『Pixel 7』『Pixel 7 Pro』と同時にリリースされたスマートウォッチ『Pixel Watch』にはUSB-C® 磁気充電ケーブルが付属しており、ワイヤレス充電に対応するとの表記はどこにもありません。
しかし著名なメディアサイトXDAに加え、TwitterではMishaal Rahman氏がPixel Watchをワイヤレス充電している様子を公開。XDAに関してはOPPOの端末を使用。
ただし著名なメディアサイトthevergeは、充電自体は機能するがその効率の低さ(充電出来たり出来なかたりする)を訴えており、公式がPixelシリーズによる『リバースワイヤレス充電非対応』としているのはその事が原因かと。
充電状態に切り替わってはいるので、充電技術自体はQiに準拠したものが使われている可能性が高いです。ワイヤレス充電は送電用と受電用のコイルの位置が離れると、発電効率が大きく低下(SoftBankニュースにワイヤレス充電の仕組みについた解説あり)。Pixel Watchの『受電コイルの大きさ』と『形状』にピッタリ合わせて作られているのが恐らく純正のマグネット充電ケーブルですね。
公式ページには『Google Pixel Watch の充電に使用できるのは、同梱の Google Pixel Watch マグネット充電ケーブルのみです。』との記載アリ。純正品を使用するのがベストではありますが、少し待てばサードパーティから汎用的な製品が出ると私は予想。あくまで予想ですが。
Google Pixel Watchの主な仕様
Google Pixel Watch | |
素材と加工 | ケース: 80% にリサイクル ステンレスを使用 アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー |
サイズと重量 | 直径:41mm、高さ:12.3mm 重量:36g(バンド除く) |
接続 | 4G LTE および UMTS |
Bluetooth | 5.0 |
FeliCa | 対応 |
GPS | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo |
電池容量 | 294mAh |
チップセット | Exynos 9110 SoC · Cortex M33 コプロセッサ |
OS | WearOS 3.5 |
ストレージとメモリ | メモリ:2GB ストレージ:32GB |
センサー | コンパス、高度計、血中酸素センサー、多目的電気センサー、光学式心拍数センサー、加速度計、ジャイロスコープ、周囲光センサー |
操作 | サイドボタン、触覚式リューズ、高性能な触覚技術 |
オーディオ | 内蔵マイク、内蔵スピーカー |
防水性 | 5気圧防水 |
パッケージ内容 | Google Pixel Watch、アクティブバンド(大、小)、USB-C® 磁気充電ケーブル、クイックスタートガイド |