Xiaomi(シャオミ)のサブブランドPOCO(ポコ)から、日本市場に初投入されたゲーミングハイエンドスマートフォン『POCO F4 GT』。ゲーミング仕様なので『処理能力(AnTuTu Benchmark100万弱)』『ディスプレイ性能(タッチ感度がハイエンドの中でもトップクラス)』『音響(クアッドスピーカー)』といった様々な面が強化されています。
上記以外に安定した高速通信を目的とした『ゲーム専用アンテナ』を採用しているのも特長の一つ。家に居て『5Gに切り替わるスマホ』と『5Gに切り替わらないスマホ』があり(5G対応端末)、POCO F4 GTはもちろん前者に該当。
POCO F4 GTでmineoの『24時間データ使い放題(利用料金198円のマイそく専用オプション)』を使用したところ、2023年4月10日午前9時14分時点で『330Mbps』という申し分のない速さを記録。
この状態でPOCO F4 GTをWi-Fiルーター化したら一体どうなるのか。まずはパソコンを接続して検証すると『24Mbps(下り)』まで大きく減速。
続けてスマートフォンを2台用意してチェック。4G対応のRedmi Note 11も『30Mbps』と同様の結果。なぜここまで減速するのか。原因は通信規格にあります。
POCO F4 GTとRedmi Note 11は『Wi-Fi 4』で接続されているのです。POCO F4 GTまでの受信が高速でも、Wi-Fi 4(接続速度96Mbps)だとその速さを活かすことが出来ません。
POCO F4 GTはWi-Fi 4の上位規格となる『Wi-Fi 6』でテザリングすることも可能。Wi-Fi 6をによるテザリングをONにした状態で、同規格に対応するXiaomi 11T ProとPOCO F4 GTを接続したらどうなるか!
間違いなくWi-Fi 6でつながっているのに『58Mbps』とふるわず。ただしWi-Fi 4と比較して2倍程度にスピードアップしているので、『全く意味が無い』という訳では無さそうです。
ここからは上記の低速化を『全て解決』する方法を紹介していきます。パソコンは『USBテザリング』を使用。POCO F4 GTとパソコンをUSB Type-C×USB Type-Aのケーブルで接続して、『設定』→『ポータブルスポット』→『USBテザリング』をONにするだけ。
パソコン側のWi-FiをOFFにし、再度通信速度を実測すると『240Mbps』まで上昇。POCO F4 GTの受信速度と遜色の無い爆速化を実現しました。
スマートフォンだと『USBテザリング』が機能しないので、今度は『イーサネットテザリング』を活用。POCO F4 GTとRedmi Note 11に有線LANポートを備えるHUBを接続し、LANケーブルでつなぎます。
POCO F4 GTで『設定』→『ポータブルスポット』から『イーサネットテザリング』をONに。
Redmi Note 11側に『<・・・>』という見慣れないアイコンが表示されたら接続完了。
Redmi Note 11は『170Mbps』まで速度アップ。POCO F4 GTの『受信感度の良さ』や『5G高速通信』を、4G対応のRedmi Note 11でも使えるようになるのが一番大きなメリット。POCO F4 GTを購入したら、是非テザリング方法に拘ってみてください。周りの通信環境が向上するはずです。
POCO F4 GTを購入すべきポイント
- スマートフォンの性能を決めるSocにAnTuTu Benchmarkスコア95万を超えるSnapdragon 8 gen 1を搭載。Snapdragon 888からGPU性能が飛躍的に向上
- 第三者機関DisplaymateからA+の最高評価を受けた6.67インチの有機ELディスプレイを採用。最大120Hzのリフレッシュレート、最大480Hzのタッチサンプリングレートはゲームプレイに最適
- 通常(1,080×2,400)の10倍となる超高解像度(10,800×24,000)により画面コントロール精度が向上
- 10bit(10億色以上)の表示、DCI-P3の広い色域、5,000,000:1の高コントラスト比による臨場感あふれる豊かな描写
- HDR10+、DOLBY VISIONといった最新映像技術をサポート
- クアッド(4つ)スピーカーは独立したデュアルツイーターとデュアルウーファーを備える本格仕様。DOLBY ATMOSによる立体音響効果がゲームや映画をとことん盛り上げる
- 3マイク設計によりクリアな音声でゲーム実況
- 物理的なコントロールボタンとして機能するマグネット式ポップアップトリガー(スライドで収納可)は100種類を超えるモバイルゲームでテスト済み。ゲームプレイ以外ではショートカットボタンとしても機能
- ゲームに合わせて細かいパフォーマンスの調整が可能なGame Turbo
- 最大120Wのハイパワーチャージに対応。約17分でフル充電完了
- 最大120W出力に対応するAC充電器、ゲームプレイ時に邪魔にならないL字USBケーブル同梱
- イルミネーション効果でゲームを盛り上げるRGBライト搭載
- 6,400万画素のメイン(広角)カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラといった3眼構成
- メインカメラのイメージセンサーには1/1.73インチのSONY IMX 686を採用
- JPEG比較でデータサイズを約半分に抑えつつ、高画質を維持するHEIF(.HEIC)書き出しに対応
- Bluetooth高音質新技術Snapdragon Soundをサポート
- 6GHzの最新通信規格Wi-Fi 6E対応
- NTTドコモ、SoftBank、au、楽天モバイルといった複数の通信回線に対応。格安SIMも選び放題
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