【撮った】POCO X7 Proの『ズーム』がスペック超えのクオリティだった。

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POCO X7 Proカメラ

この記事に書いてある内容

同じカメラスペックのPOCO M7 Pro 5GとPOCO X7 Pro 5G。『画像処理力』が差をもたらす

  • Dimensity 8400-Ultraが『難しいシーン』の画質を引き上げる
  • 望遠撮影はスペック的に苦手なはずのPOCO X7 Pro。POCO M7 Pro 5Gとの画質差に気づく

POCO X7 ProとPOCO M7 Pro 5Gの『望遠画質』を比較

  1. 5倍の拡大率では立体感とディテールの差が開く
  2. 10倍の高倍率で撮影比較!POCO X7 Pro の優位性がより鮮明に
  3. 関連リンク

同じカメラスペックのPOCO M7 Pro 5GとPOCO X7 Pro 5G。『画像処理力』が差をもたらす

Dimensity 8400-Ultraが『難しいシーン』の画質を引き上げる

Xiaomi(シャオミ)のサブブランドPOCO(ポコ)のスマートフォン『POCO M7 Pro 5G』『POCO X7 Pro』は、異なる価格帯ながら同じ仕様のメインカメラを搭載しています。

モデル名POCO M7 Pro 5GPOCO X7 Pro 5G
イメージセンサーIMX 882IMX 882
センサーサイズ1/1.95インチ1/1.95インチ
画素サイズ1.6μm 4in11.6μm 4in1
レンズF値:1.5(6P)F値:1.5(6P)
解像度5,000万画素5,000万画素
光学式手ブレ補正対応対応

ただし画像処理に影響する『GPU』『ISP』の性能は、Dimensity 8400-Ultraを搭載する『POCO X7 Pro』が明確に上。加えて強力な『MediaTek NPU 880』が生成AIをサポート。

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望遠撮影はスペック的に苦手なはずのPOCO X7 Pro。POCO M7 Pro 5Gとの画質差に気づく

そして最近気が付いたのが『デジタルズーム』の画質差。両モデルは物理的な望遠レンズを備えないので、『被写体を拡大して撮る』のはどちらかと言えば『苦手』な分野。

ロスレス4倍ズームを実現する『Redmi Note 13 Pro+ 5G』も望遠レンズは非搭載。しかし同端末の場合は大きめなイメージセンサー(1/1.4インチ)と『2億画素』の組み合わせで画質の劣化を制御。

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POCO M7 Pro 5GとPOCO X7 Proのイメージセンサーサイズは『1/1.95インチ』で、解像度も『5,000万画素』とクロップ向きではありません。

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5倍の拡大率では立体感とディテールの差が開く

『望遠カメラ』『大型イメージセンサー+高解像度』などの条件が揃えば、『4〜5倍』の拡大率でもそれなりの画質を得られる最近のスマートフォン。これらの条件を満たさず、『望遠に不向き』なPOCO M7 Proで『5倍撮影』した画像がこちら。

紫の紫陽花
物置1

POCO M7 Pro 5Gのメインカメラスペックにおいて、『5倍』の高倍率でこの仕上がりは『かなり頑張っている』と言えます。ただし立体感は損なわれ、写真というより『絵』に近い。

POCO X7 Pro(5倍ズーム)で同じ被写体を撮影した結果がこちら。

紫の紫陽花2
物置2

花びらや葉の立体感が維持され、光と影の奥行きもしっかりと。WEB素材程度であれば使えそうなクオリティ。とても『苦手分野』の画質とは思えません。

10倍の高倍率で撮影比較!POCO X7 Pro の優位性がより鮮明に

続けて無謀と言える『10倍』で撮影。

ガザニア1
ガザニア2

POCO M7 Pro 5Gは想定通り、ディテールが崩れてしまい『メモ程度』の仕上がり。POCO X7 Proも全体的な劣化は当然進んでいますが、少なくとも『原型』は細かい部分まで維持されている。

『10倍』の比較を追加でご覧ください。

緑の葉1
緑の葉2
ロゴ1
ロゴ2
オウムの人形1
オウムの人形2
ちょう1
ちょう2

動画撮影は流石に微妙?POCO X7 ProとPOCO M7 Pro 5Gで比較(動画)

繰り返しになりますが、これは望遠撮影に不向きなPOCO M7 Pro 5GとPOCO X7 Proの『メインカメラ』で撮影した、拡大率『10倍』の画像です。

POCO X7 Proは解像に加えて『色合い』が素晴らしい。HDR性能の高さが高倍率撮影時も活きています。

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ゲームプレイ目的で購入し、カメラは『オマケ程度』に扱われてしまいそうなPOCO X7 Pro。撮らなきゃ勿体ないですよこれは!

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かめ

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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