最新フラッグシップモデルとカメラ画質を比較したら同等の画質だったRedmi Note 10 Pro
XiaomiのネオミッドレンジRedmi Note 10 Proはメインカメラが特徴的。イメージセンサーにはフラッグシップ仕様となる1/1.52インチサイズのSamsung ISOCELL GN2を採用。つまり良い画質で撮るならこのメインカメラを活用すべき。
私はこれまでにXiaomiの最上位モデルとなるMi 11、そしてiPhoneの最新モデルiPhone 12 miniとRedmi Note 10 Proのカメラ画質比較を行いました。結果はほぼ同等。8万円台と3万円台のスマートフォンである事を鑑みれば、Redmi Note 10 Proのコストパフォーマンスは圧倒的と言えるでしょう。
これまでの画像比較はデフォルトのカメラアプリを使用。GCamを入れるとどうなるのか?
これまでの画質比較は全てXiaomiのデフォルトカメラアプリで撮影。Redmi 9Tといった下位モデルの場合、デフォルトカメラアプリではあまり納得のいく画質が得られず、別途GCam(Google Playの認証を受けていないアプリなのでインストールは自己責任で。適合する端末であれば無料で使えます)を導入していました。GCamを入れると夜景時の画質、色合い、そしてオートフォーカス性能が劇的に改善。
個人的にはデフォルトのカメラアプリでも十分な画質を得られていると感じるRedmi Note 10 Proですが、GCamで撮るとどうなるのかはやはり気になるところ。そこで今回はデフォルトアプリとGCamの画質差を検証していきたいと思います!
Redmi Note 10 ProのデフォルトカメラアプリとGCamの画質を比較
デフォルトアプリはAIをOFF、GCamはGOOGLE AWBをONにして撮影。掲載画像はWEB用にサイズは幅を1,024Pixelに縮小し、JPEGの圧縮率を上げています(画像を選択すると原寸サイズで表示)。フォトストレージはAmazon Photosを使用。
画質比較1:デフォルトアプリは緑、GCamは青が強め
まずは5~6月が見頃となる紫陽花の画像から。色の違いが一目でわかります。どういった色の構成なのかを右下の葉っぱ部分で解析。デフォルトアプリはR:167、G:200、B:70。GCamはR:143、G:159、B:94。デフォルトアプリは緑、GCamは青が強めである事がわかります。
デフォルトアプリにはホワイトバランスを調整可能なProモードが用意されており、色温度を自分の好みに変えられます。Proモードを選択して他の項目はオートのままホワイトバランスのみを調整すれば、青すぎる、黄色すぎるといった状況を撮影前に回避出来ます。
画質比較2:オートフォーカス性能の高さを発揮するGCam
比較2は小さめな花。Googleで検索したらアネモネと出てきましたが何か違うような?被写体が小さくなるとデフォルトアプリはピントが甘め。花びらのディテールもGCamの方が鮮明である事が分かります。
GCamはISOを高めてシャッタースピードを短く調整していますが、Redmi Note 10 Proは大きめのイメージセンサーを搭載しているので、ISO122程度では画質の劣化は見られません。
花びらの色を解析すると、デフォルトアプリはR:203、G:162、B:158。GCamはR:222、G159、B141。比較1では緑が強めだったデフォルトアプリですが、今度は緑ではなく青が強く寒色よりの仕上がりに。もっともこの比較2はピントの問題があるので、ホワイトバランスを調整しても納得のいく画像にはなりませんね。
画質比較3:被写体が小さすぎてデフォルトアプリではオートフォーカス出来ず
比較3は比較2よりさらに小さな被写体。Google画像検索曰くトウワタという種類。まだ咲きかけですね。本来であればマクロで撮影すべきサイズなので、小さい被写体が苦手なデフォルトアプリはピントを合わせる事が出来ませんでした。
しかしGCamではしっかりとフォーカス。同じ深度測定カメラを使用しているのに一体なぜここまで差が出るのか。Gcamのオートフォーカス精度の高さには毎度驚かされます。F値が適正なので背景のボケが美しいですね。
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画質比較4:GCamはISOを高くしてシャッタースピードを速める傾向
比較4は暗めの場所で撮影したのでISOが高くなっています。しかし廉価スマートフォンの様な画質の劣化は見られません。これが大きめなイメージセンサーを搭載するRedmi Note 10 Proの強み。デフォルトアプリはコントラストが強く、若干黒つぶれを起こしているのは残念なポイント。続けてデジタルズーム2倍で撮影した画像を見ていきましょう。
一昔前は物理的な光学ズームに優位性を感じていましたが、今はデジタルズームの画質が上がり2倍程度の拡大率では常用の域に到達。ISOは変わらず高めですが、等倍と比較して大きく画質が劣化したとは感じません。
一般的にデジタルで拡大してISOを高めると画質が下がる傾向にありますが、Redmi Note 10 Proは拡大率2倍、ISO433でもまだ余裕あり。明瞭かつクリアな画質を残しています。
Redmi 9Tで撮影した時はISO100を超える事がほぼ無かったGCam。カメラ性能に合わせてISOの数値を調整している事が今回の撮影で分かりました。有能ですね。
画質比較5:暗い箇所も細かいディテールで高精細に仕上げるGCam
比較5は広角画像。デフォルトアプリでは多くの箇所で色かぶりや黒つぶれが発生。GCamは全体的に明るく仕上げており、葉が分離していてディテールが立体的に。黒つぶれもほぼ発生していません。やや彩度が低めな気もしますが、生憎の曇り空なのでこれが適正かと。最近の撮影は曇りの日が多めです。ISO34というとても低い数値に抑えている点にも注目。
画質比較6:AIをOFFにしても色鮮やかに仕上げようとするデフォルトアプリ
比較6も広角撮影。デフォルトアプリのAIはOFFの状態ですが、それでも芝生の色は補正したかの様に鮮やか。映えるのはこちらかもしれません。曇り空なのでどうしても浮いてしまいますが。木の葉のディテールは比較5と同じくやや崩れ気味です。
悪天候の為やや冷たい雰囲気ですが、素材としては優秀なGCamの画像。そこで今回はRedmi Note 10 Proに用意されているスカイフィルターで遊びを加えます。
スカイフィルターは被写体と空の境界線を自動的に識別し、空の部分を入れ替えるもの。曇り空を青空に変えるだけでなく、夕焼けや星空も設定可能。空だけが入れ替えると間違いなく不自然な画像になりますが、フィルター効果は全体に適用されるので簡易合成的な安っぽさは皆無。フォトショップ要らずなクオリティの高さ。
スカイフィルターは画像編集から空を選択すると誰でも簡単に利用可能。まだ使った事が無い人は是非試してみてください。楽しいですよ!
Redmi Note 10 ProのデフォルトカメラアプリとGCamの違いは?
デフォルトカメラアプリでも十分だと感じていたのですが、GCamはやはり凄かった。カメラの性能に合わせて画質がしっかりとアップしています。よく考えたら当然の結果ですね。オートフォーカスの精度が向上した事でRedmi Note 10 Proのカメラはほぼ無敵な状態に。ピントが合わない問題とお別れです。
GCamはGOOGLE AWBをONにするとややクール(自然)に仕上がる傾向にあるので、もう少し暖色よりが好みの人はOFFにして撮った方が良いかもしれません。撮ってから調整するのもアリですけどね。
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Redmi Note 10 Proで使えるGCamのダウンロードはコチラから
GCamはGoogle Playの認証を受けていない野良アプリです。端末とバージョンが合わなければアプリが起動出来ない場合も。私がRedmi Note 10 Proにインストールして不具合なく使えているのは『8.1.101.345618084』というバージョンのGCam。コチラのページ内からダウンロード可能です。
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Redmi Note 10 Proの主な仕様
Redmi Note 10 Pro | |
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Soc | Snapdragon 732G(8nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 5,020mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 193g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
深度測定カメラ
|
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス |
Redmi Note 10 Proにお勧めな格安SIM
Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) - 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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