1万円台で購入可能なXiaomi(シャオミ)の廉価なタブレット『Redmi Pad SE 8.7(4G)』。近い価格帯のタブレットが他メーカーからも販売されていますが、購入の際には注意が必要。
メーカーによってはUIの作り込みが甘かったり、Widevineのセキュリティレベルが『L3』の場合も。セキュリティレベルが『L1』ではないデバイスは、基本的に著作権保護のかかったコンテンツ(AmazonプライムビデオやNetflix)をSD(480p)以上の解像度で観る事が出来ません。
スマートフォンとタブレットの分かりやすい違いは画面サイズ。『ひと回り大きな画面で動画を観る』という目的でタブレットを購入しても、セキュリティレベルが『L3』だと、画質が粗くてガッカリするはず。
Redmi Pad SE 8.7(4G)は、数多くの『ハイエンドモデル』を世界に向けてリリースしているXiaomi製。タブレット専用の『横向き』レイアウトにも対応するなど、使い勝手の良さが目立ちます。
Widevineのセキュリティレベルは『L1』であることを実機で確認。Amazonプライムビデオ、Netflixを『HD解像度』で問題なく再生出来ました。
動画を再生した時気になったのが、Redmi Pad SE 8.7(4G)の『スピーカー音質』。『ステレオ仕様』『Dolby Atmos対応』という時点で価格的には高評価ですが、実際の『音』も期待値を上回る仕上がり。
シングルスピーカーの8インチタブレット『UAUU T30』とは比較にならず、メディアプレーヤーとして使い勝手の良いAmazonのFire HD 8(ステレオ仕様、Dolby Atmos対応)よりも出力がしっかり。外付けスピーカー要らずと感じさせる優れた聴き心地です。
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著作権保護のかかったコンテンツを『HD』解像度で観られ、かつスピーカー音質も満足度の高いRedmi Pad SE 8.7。SIMを使える4Gモデルは『GPS』に対応しています。 つまり8.7インチサイズの『大画面ナビ』として利用可能。
私が購入したのは『Redmi Pad SE 8.7 4G』。ナビとしてはまだ本格的に使っていませんが、経路案内の表示はスマートフォン並にスムーズ。マップを見やすいのは勿論のこと、スピーカーの出力がしっかりしているので、音声がハッキリと聞こえます。
廉価タブレットとしての使い勝手は極めて良好なRedmi Pad SE 8.7(4G)。ヘビロテになりそうなデバイスで重要になるのが『電池持ち』。ここが実用レベルでなければ、『外出先』に持ち出す頻度は自ずと減少。
廉価なタブレットは、コスト削減のためか『電池容量が少ない』場合が多いです。Redmi Pad SE 8.7(4G)の電池容量は『6,650mAh』。ディスプレイサイズ的に十分です。
私がスマートフォンで行っているのは、『画面の明るさを照度計で50LUX程度に調整』『YouTube(広告なし)で同じ動画を90分程度再生』して、どの程度電池が減るかという検証。
検証した中でもっとも電池の減りが遅かったのは、『-4%』のAQUOS sense8とAQUOS wish4。逆に電池の減りが早かったのは『-10%』のXiaomi 13T Pro。
端末名 | 画面サイズ(解像度) | 電池容量 | 減った電池量 |
Nothing Phone(2) | 6.7インチ(2,412×1,080px) | 4,700mAh | -6% |
Xiaomi 13T | 6.7インチ(2,712×1,220px) | 5,000mAh | -7% |
Xiaomi 13T Pro | 6.7インチ(2,712×1,220px) | 5,000mAh | -10% |
Pixel 7a | 6.1インチ(2,400×1,080px) | 4,385mAh | -9% |
Pixel 8 | 6.2インチ(2,400×1,080px) | 4575mAh | -8% |
OPPO A79 5G | 6.72インチ(2,400×1,080px) | 5,000mAh | -6% |
OPPO Reno9 A | 6.4インチ(2,400×1,080px) | 4,500mAh | -6% |
moto g24 | 6.6インチ(1,612×720px) | 5,000mAh | -7% |
moto g64 5G | 6.5インチ(2,400×1,080px) | 5,000mAh | -7% |
AQUOS sense8 | 6.1インチ(2,432×1,080px) | 5,000Ah | -4% |
AQUOS wish4 | 6.6インチ(720×1,612px) | 5,000mAh | -4% |
Redmi Pad SE 8.7 4G | 8.7インチ(1,340×800px) | 6,650mAh | -6% |
Redmi Pad SE 8.7 4Gの検証結果は『-6%』でした。これまで実測したスマートフォンと比較して、電池もちは『良好』な部類。ブラウジングやSNS利用時も、電池の減りは緩やかです。
ディスプレイサイズが大きくなるとその分消費電力も上がりますが、解像度を『1,340 x 800Pixel』に抑えたことで、うまくバランスをとっているイメージ(表示は問題なく綺麗)。消費電力が通常より大きくなる『ナビ(Googleマップ)』機能も、これなら実用的に使えるでしょう。
ちなみに、端末に負荷がかかるAnTuTu Benchmark(Ver.10)実測時の電池の減りは『-2%』でした。UAU T30はベンチマークスコアがRedmi Pad SE 8.7 4Gの半分程度ですが、電池の減りは『-7%』。Fire HD 8も17万台で『-4%』。これは『処理能力』『電力効率』のどちらにおいても、Redmi Pad SE 8.7 4Gが両端末を大きく上回ることを意味します。
電力消費を抑える『バッテリーセーバー』に加え、『80%』で充電を止める『バッテリー保護』、電力消費の激しいアプリを教えてくれる『バッテリーの点検』機能(設定➡バッテリーとパフォーマンスから)まで備えるRedmi Pad SE 8.7(4G)。『電池もちの良い大画面サブ端末』を探している人にお勧めです。
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Redmi Pad SE 8.7、Redmi Pad SE 8.7 4Gの主な仕様
モデル名 | Redmi Pad SE 8.7 | Redmi Pad SE 8.7 4G |
Soc | Helio G85 | Helio G85 |
容量 | 4GB/64GB、4GB/128GB | 4GB/64GB、4GB/128GB、6GB/128GB |
電池 | 6,650mAh | 6,650mAh |
充電 | 最大18W | 最大18W |
重量 | 約373g | 約375g |
サイズ |
|
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画面 |
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|
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
リアカメラ
フロントカメラ
|
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC/LDAC |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac) 2.4G WiFi / 5G WiFi | Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac) 2.4G WiFi / 5G WiFi |
オーディオ | ステレオ(Dolby Atmosサポート) | ステレオ(Dolby Atmosサポート) |
位置情報 | – | GPS/AGPS、Beidou、Glonass、Galelio |
FMラジオ | 対応 | 対応 |
センサー | 加速度センサー | Eコンパス | ホールセンサー | IRブラスター | 近接センサー | 環境光センサー | 加速度センサー | Eコンパス | ホールセンサー | IRブラスター | 近接センサー | 環境光センサー |
カードスロット | 非対応 | SIM1+ SIM2+MicroSD |
カラー | グラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルー | グラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルー |
- 4G LTE:B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/38/40/41/66
- W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band28(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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