少し前に『サウナでスマートバンドは使えるのか』という、危険な香りがする記事タイトルをGoogle Discoverで目にしました。一般的なスマートバンドが採用するリチウムイオン電池は、『45度』を超えると劣化しやすくなるとされているもの。
日本サウナ・スパ協会の情報を参考にすると、サウナ室内は『低いところで摂氏70~80℃、高いところでは90℃』とのこと。どう考えてもスマートバンドを利用するのに適した環境とは言えません。
Xiaomi BandシリーズをリリースしているXiaomi Japanは、サウナにおけるXiaomi Band 8の利用につき『シャオミ含め多くのメーカーのスマートウォッチは、そもそも高温の環境での使用を推奨しておらず、端末が高熱になると「あえて」シャットダウンさせるような仕組みを入れてるんですよ。故障を防ぐために。』と公式Xにおいて回答しています。
Xiaomi BandシリーズはXiaomi Band 8から高温時のシャットダウン機能を搭載。以前のモデル(~Xiaomi Band 7)には同機能が搭載されていなかったので、一部のユーザーが『高温でも使える』と勘違いしていたようです。
Huawei BandシリーズをリリースしているHuaweiは、リチウムイオン電池搭載製品につき『0~35℃の温度範囲内での使用が推奨されており、 16~25℃が最も理想的な使用温度範囲です。また、電池の保存温度範囲は-20~45℃』と定義しています。
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先述している通り、一般的なスマートバンドはサウナで利用すべきではありません。しかし中には『サウナ専用』とうたっている驚くべき製品も。
なんと『大人の科学マガジン』の付録です。同デバイスはサウナ室でも使用可能な『高温対応リチウム電池』を採用。『高温下で3時間使用可能』との説明がされています。
機能は『時刻表示』『タイマー』『心拍計』『歩数計』『体表温度』。最高水準の防塵防水規格『IP68』にも準拠。100plus Inc.が開発した『サの国アプリ』に対応し、アルゴリズム解析により自分に合ったサウナの入り方を知る事が出来るとのことです。
対応OSは『iOS 16.0~』『Android 12~』。販売価格は『8,990円(税込)』とそれなりですが、環境に合わないスマートバンドを無理に使い続けると純粋にサ活を楽しめないはず。
2023年12月7日時点ではAmazonの評価がイマイチなので、気になる人は一度内容をチェックしてから購入した方が良いかと!改善の余地はあるのかもしれませんが、目の付け所がとても面白い製品ですね。
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