Xiaomi Japanは2024年2月27日(火)、『Xiaomi Smart Band 8 Pro』『Redmi Watch 4』『Xiaomi Watch S3』を3台同時にリリースしました。
市場想定売価はXiaomi Smart Band 8 Pro『8,980円(税込)』、Redmi Watch 4『11,980円(税込)』、Xiaomi Watch S3『18,980円』。3モデルはスペック上どういった違いがあるのか、まずは確認していきましょう。
『Xiaomi Smart Band 8 Pro』『Redmi Watch 4』『Xiaomi Watch S3』の主なスペック
モデル名 | Xiaomi Smart Band 8 Pro | Redmi Watch 4 | Xiaomi Watch S3 |
カラー | ブラック/ライトグレー | オプシディアンブラック、シルバーグレー | シルバー、ブラック |
製品材質 | GG3強化ガラス(カバー)、高強度ファイバーポリマー + NCVM(シェル) | アルミニウム合金(フレーム) | アルミ合金製フレーム、ステンレススチール製ベゼル、コーニングガラス |
ストラップ材質 | TPU | TPU | フッ素ゴム |
サイズ | 46mm x 33.35mm x 9.99mm | 47.5mm x 41.1mm x 10.5mm | 47mm x 47mm x 12mm |
重量(ストラップ含まず) | 約22.5g | 31.5g | 44g |
ストラップの調節可能な長さ | 135~205mm | 135mm~205mm | 140~210mm |
ディスプレイサイズ | 1.74インチ | 1.97インチ | 1.43インチ |
ディスプレイタイプ | 有機EL | 有機EL | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 336 x 480、336PPI | 390 x 450、302PPI | 466 x 466、326PPI |
ディスプレイ最大輝度 | 600ニト | 600ニト | 600ニト |
ディスプレイ最大リフレッシュレート | 不明 | 60Hz(LTPS 5Hz) | 60Hz |
ディスプレイ自動明るさ調整レベル | 不明 | 不明 | 256レベル |
バッテリー容量 | 289mAh | 470mAh | 486mAh |
バッテリータイプ | リチウムイオンポリマーバッテリー | リチウムイオンポリマーバッテリー | リチウムイオンポリマーバッテリー |
バッテリー持続時間 | 常時ONモード:6日間、標準使用モード:14日間 | 常時ONモード:10日間、標準使用モード:20日間、ロングバッテリーモード:30日間 | Androidシステムでの標準使用モード:15日間、iOSシステムでの標準使用モード:14.5日間、AOD(常時画面表示)使用時:5日間 |
動作温度 | 不明 | 不明 | -10℃~45℃ |
センサー | 加速度計、ジャイロスコープ、光学式心拍数および血中酸素濃度計、環境光センサー | 心拍センサー(血中酸素センサーを含む)、加速度計、ジャイロスコープ、環境光センサー、電子コンパス | 心拍センサー(血中酸素センサー付属)、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、気圧計センサー、環境光センサー、磁気センサー |
心拍数モニタリング | 4チャネル | 4チャネル | 12チャネル |
スポーツモード | 150種類以上 | 150種類以上 | 150種類以上 |
ウォッチフェイス | 数百種類 | 200種類以上 | 数百種類 |
ヘルスケア | 24 時間血中酸素レベルモニタリング、24 時間心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、女性の健康管理、深呼吸エクササイズ | 24 時間血中酸素レベルモニタリング、24 時間心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、女性の健康管理、深呼吸エクササイズ | 血中酸素レベル測定、心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、女性の健康管理、深呼吸エクササイズ |
3Dパーソナルトレーナー | 対応 | 対応 | 対応 |
自動モーション認識 | – | – | 対応 |
クイックジェスチャー制御 | – | – | 対応 |
充電 | マグネット式 | マグネット式 | マグネット式 |
マイク | – | 対応 | 対応 |
スピーカー | – | 対応 | 対応 |
Bluetooth通話 | – | 対応 | 対応 |
オペレーティングシステム | Android 8.0またはiOS 12.0以降 | Android 6.0またはiOS 12.0以降 | Android 8.0またはiOS 12.0以降 |
衛星測位システム | BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS | BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS | BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS |
緊急支援 | – | 対応(クイック通話) | 対応(Androidのみ) |
ワイヤレス接続 | Bluetooth® 5.3 BLE | Bluetooth® 5.3 | Bluetooth® 5.2 BLE |
NFC | – | – | 対応 |
ベゼル交換 | – | – | 対応 |
回転式クラウン | – | 対応 | – |
防水性能 | 5気圧防水 | 5気圧防水 | 5気圧防水 |
Alexa音声アシスト | 対応 | 対応 | 対応 |
その他機能 | 不明 | 音楽再生、イ ベント、アラーム、タイマー、天気、着信通知、懐中電 灯、スマートフォンを探す | 音楽再生、イ ベント、アラーム、タイマー、天気、着信通知、懐中電 灯、スマートフォンを探す |
HyperOS | – | – | 対応 |
利便性の高さとモニタリングの正確性を求めるならXiaomi Watch S3
最上位モデルとなる『Xiaomi Watch S3(日本モデル)』は、2024年2月27日発売日時点で唯一『HyperOS』をサポート(Redmi Watch 4は海外版がHyperOS対応。Xiaomi Smart Band 8も公式グローバルアカウントがHyperOS対応を名言。今後アップデートされる可能性あり)。ポートレートウォッチ機能などを利用可能です。
手首をひねったりフリックすることで『通話拒否』『Alexa起動』『天気予報表示』『写真撮影』といった操作を行える『クイックジェスチャーコントロール』に対応しているのも同デバイスの特徴。
また、下位モデルのXiaomi Smart Band 8 Pro、Redmi Watch 4は『4チャネル』で心拍数のモニタリングを行うのに対し、Xiaomi Watch S3は『12チャネル』。健康状態をより正確(平均心拍数精度97.95%)に把握することが可能です。
交換可能なベゼルは、別売りで『オーシャンブルー』『クロームイエロー』『デュアルトーンセラミック』といったカラーを用意。ベゼルを交換すると自動的に『専用ウォッチフェイス』へと切り替わります。
ランニング、ウォーキング、ローイングマシン、エリプティカルマシン、サイクリング、縄跳びといった6種類の運動については、『自動モーション認識機能』がエクササイズデータを自動的に認識。プロ仕様の『スキーモード』もサポートしています。
情報の見やすさ、電池もちの良さで選ぶならRedmi Watch 4
『1.97インチ』という2インチに迫る特大有機ELディスプレイを備える『Redmi Watch 4』。今回登場した3製品の中で『見やすさ』を最優先するならコレでしょう。
ステンレススチール製の『回転式クラウン』が導入されたのも大きなポイント。画面タッチに加えてクラウンを操作することで画面の切り替えが可能に。Apple Watchのデジタルクラウンに憧れている人は要チェック。
3モデルの内唯一『LTPS技術』を採用し、リフレッシュレートを『5Hz~』に制御。標準使用モードで『20日間』、ロングバッテリーモードにおいては一ヶ月近い『30日間』の長時間駆動を実現しています。
一点気になったのは、Redmi Watch 3に搭載されていた『運動の自動認識』機能が製品説明から消えていたこと。Xiaomi公式サポートにお願いしてRedmi Watch 4の動作を確認してもらった(1分程度振り回したり)ところ、『運動を認識する様な反応は無かった』とのことでした。
廉価なスマートウォッチよりハイスペックなスマートバンドXiaomi Smart Band 8 Pro
『スマートバンド』という括りながら、ディスプレイサイズが『1.74インチ』まで拡大し、さらに単体で独立した衛星測位を行える『Xiaomi Smart Band 8 Pro』。もはやこれはスマートウォッチですね。
3製品の中で最廉価モデルですが、『最大輝度600ニト』の明るい有機ELディスプレイを採用していたり、『デュアルチャネル』によるモニタリングに対応するなど他メーカーの低価格なスマートウォッチを性能で凌駕。
上位モデルと同様に『3Dアニメーションによるパーソナルトレーナー』や『Alexa音声アシスタント』を使えるのも特徴。『とりあえず安いスマートウォッチ』より『少し高めなスマートバンド』を買った方幸せになれるかと。