Xiaomi Pad 6が持つ『母艦機』としての強み。HyperOS 2へのアップデートを熱望する理由

タブレットとスマートフォン

Xiaomi(シャオミ)が2023年7月27日に日本発売を開始したタブレット『Xiaomi Pad 6』。同端末を購入してからそれなりの期間が経過。アップデートにより『マルチウィンドウ』が強化されるなど、よりパソコンライクな使い方が可能に。

マルチウィンドウに対応するタブレットは他にもありますが、多くのモデルはUSB規格が『2.0』。有線のデータ転送速度が最大『480Mbps(60MB/s)』止まりです。

USB-Cポートに『ポータブルSSD』『SDカードリーダー』『USB HUB』などを接続して容量を拡張しようにも、転送速度の部分がネックとなり満足のいくパフォーマンスを得られない場合が殆ど。

ちなみに『スマートフォン』も上位のUSB規格を採用している端末は少数。ハイエンドモデルの『Xiaomi 14T Pro』でさえUSB 2.0(転送速度の実測値から)。『有線接続』で大きなデータを転送するにはそれなりの時間を要します(Wi-Fi接続の方が速かった)。

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Xiaomi Pad 6のUSB-Cポートは『USB 3.2 Gen 1』をサポート。同規格はUSB 2.0を大きく上回る最大『5Gbps(625MB/s)』のデータ転送速度に対応しています。

USB 2.0とUSB 3.2 Gen 1でどの程度『転送時間』が変わるのか、『Xiaomi Pad 6』『Redmi Pad Pro』『Xiaomi 14T Pro』の実機を使って検証してみることに。

ポータブルSSD

USB−Cポートに接続したのは、『ポータブルSSD(SSDケース)』と『Micro SDカード(カードカードリーダー)』。約5.7GBのデータを内蔵ストレージから外部ストレージへと転送(コピー→ペースト)しました(アプリはファイルマネージャー使用)。

Micro SDカードリーダー

データ転送にかかった時間がこちら。

端末名 Xiaomi Pad 6 Redmi Pad Pro Xiaomi 14T Pro
ポータブルSSD 約16秒 約2分13秒 約1分53秒
Micro SDカード 約41秒 約2分17秒 約2分2秒
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『Redmi Pad Pro』『Xiaomi 14T Pro』は転送時間がほぼ同じ。Xiaomi Pad 6と比較することで、接続デバイスのパフォーマンスをフルに発揮出来ていないことが分かります。

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