Antutu Benchmarkでスコアを測定したら、GPU性能が高かった『Dimensity 800U』を搭載するRedmi Note 9T 5G。GPU性能が高いといと、通常ではゲームを快適に遊べます。早速グラフィック処理負荷が高い『アスファルト9』、続けて『PUBG MOBILE』をプレイしてみました。
『PUBG MOBILE』のグラフィック設定はクオリティが『HD』でフレーム設定が『高』。Mi Note 10やRedmi Note 9Sといったハイミッドレンジと同程度。
特に動きが鈍い印象はなく、QualcommのSnapdragon 700シリーズを搭載するハイミッドレンジと同等の印象。ただし私が使用しているのはUFS2.2を採用している128GBモデルなので、UFS2.1の64GBモデルではやや挙動が異なるかもしれません(違いはローディング速度程度だと思いますが)。
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『アスファルト9』『PUBG MOBILE』と普通に遊べたので、続けて『フォートナイト』を試してみたところまさかの結果に。なんと『非対応デバイス』認定。つまりRedmi Note 9T 5Gでフォートナイトを遊ぶ事は出来ません。
なぜフォートナイトを遊ぶ事が出来ないのか。その理由について検証してみました。EPIC GAMESのホームページに下記の該当項目を発見。
Android版フォートナイトのシステム要件を教えてください。
フォートナイトは高忠実度の3Dゲームであり、 ARM64プロセッサーでAndroidを実行しているデバイス、Android OS 8.0以上、最低4GB RAM、 GPU: Adreno 530以上、Mali-G71 MP20またはMali-G72 MP12以上のデバイスに対応しています。
『Dimensity 800U』が搭載しているGPUは『Arm Mali-G57 MC3(MP3)』。フォートナイトに対応するGPUのシリーズから外れてしまっています。ではこの『Arm Mali-G57 MC3(MP3)』、『Mali-G71 MP20』『Mali-G72 MP12』『Adreno 530』と比較してどの程度性能が低いのでしょうか。notebookcheck.netでチェックしてみました。
ご覧の通り、ほぼ性能は互角。一部では『Arm Mali-G57 MC3(MP3)』がリードしています。どうやら『Dimensity 800U』の性能云々でフォートナイトが遊べないのではなく、『GPUが非対応だから遊べない』というのが正しい理由となりそうです。ただし、ゲーム主体でスマートフォンを選ぶなら、更に上のGPUスペックを持つフラッグシップモデルの購入をお勧めします。グローバル版であれば『Snapdragon 865』搭載どゲーミングモデルが5万円以内で購入出来ます。
価格で選ぶならRedmi Note 9S。画面が大きく電池の持ちも良好。勿論フォートナイトも問題なし!Snapdragon 870搭載モデルがグローバルに出始めたらそちらも大注目。
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GPU性能で選ぶならiPhoneですが、残念ながら有料サービス『GeForce NOW』を介さなければ現状で『フォートナイト』を遊ぶ事は出来ません。フォートナイトユーザーの拡大にもつながりますし、対応するGPUの種類をアップデートで増やして欲しいですね。