SONYが2021年8月27日から発売を開始した『Xperia 10 III Lite』。『Xperia 10 III』との主な違いはストレージの容量。Xperia 10 IIIが128GBなのに対し、Xperia 10 III Liteは64GB。
もっとも、Xperia 10 III LiteはMicro SDカードをサポートしているので、容量に関しては然程気にする必要は無いかと。
また、Xperia 10 III LiteはXperia 10 IIIでは非対応となる『eSIM』に対応。eSIMは物理的なSIMカードを必要としません。通信業者とのオンライン上のやりとり、スマートフォン側の設定のみで通信環境を簡単に構築出来ます。
オーディオプレーヤーWALKMANの開発元でもあるSONY。一部のXperiaはそのWALKMANの高音質技術『DSEE』を搭載しています。DSEEには音声圧縮で失った音の再現性を高め、ハイレゾ相当にアップコンバートする効果があります。
Xperia 10 IIIシリーズの前モデルとなるXperia 10 IIは『DSEE HX』に対応。DSEE HXの効果を得るには純正の『ミュージックアプリ』を使用する必要があり、『ストリーミング音楽』には非対応。さらに接続方法は『有線』に限定。
ストリーミング音楽をBluetooth接続で聴くのが主流となっている今の現状からいくと、正直利便性が良いとは言えません。私はXperia 10 IIを所有していますが、DSEE HXの恩恵を受けた事は殆どありません。
Xperia 10 III Liteでは『DSEE HX』が『DSEE Ultimate』へと進化。このアップグレードにより、ついにDSEEは『ストリーミング音楽』『ワイヤレス接続(LDACに対応するヘッドフォンが必要)』に対応したのです。
Xperia 10 III Liteで音楽を聴くのに最もお勧めしたいヘッドフォンが、Bluetoothハイレゾコーデック『LDAC』をサポートする『Soundcore Life Q35』。LDACに対応しつつ高級感のあるデザイン。それでいて1万円程度で買える抜群のコストパフォーマンスが魅力です。
私はSoundcore Life Q35を実際に使用していますが、価格からは到底考えられない素晴らしい音質。個人的には『ボーカル』『楽器』『反響』『低音』のが特に優れていると感じました。ANC(アクティブノイズキャンセル)までサポートしているから驚きです。
LDACは『96kHz/24bit』のサンプリング周波数とビット深度に対応する高音質コーデック。ただし『非可逆圧縮』を採用しているので、圧縮をかける際に一部の音が損失するというのが欠点。
その部分の再現性を高めてくれるのがXperia 10 III Liteの『DSEE Ultimate』。まさにBluetoothでハイレゾを聴くには最高の組み合わせと言えます。
少し前までハイレゾは一曲単位でダウンロードしてオフライン環境で聴く必要がありました。しかし今はAmazon Music HDやApple Musicといった高解像度ストリーミングサービスが誕生し、誰でも容易にハイレゾ音源を楽しめるようになりました。
しかも月額利用料金が980円(Amazon Music HDはプライム会員であれば780円)という信じられない安さ。Xperia 10 III LiteとSoundcore Life Q35で最強コスパなハイレゾライフをエンジョイしましょう!
SONY Xperia 10 III Liteを購入すべきポイント
- SONYがBRAVIAで培った映像技術のノウハウを取り入れたTRILUMINOS®DISPLAY for mobileを採用する21:9比率の有機ELディスプレイ。HDRコンテンツの再生にも対応。
- SON独自のAI技術により、MP3やAACの圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングするDSEE Ultimate機能を搭載。DSEE Ultimateはストリーミングサービスに加えワイヤレスヘッドフォンにおける再生にも対応。
- SONYの空間音響技術を駆使した360 Reality Audioをサポート。
- 無線でもハイレゾ音源を楽しめるBluetoothコーデックLDACに対応。
- 約169の軽量ボディ。細長なスリム設計なので片手持ちが容易。
- 4,500mAhの大容量電池搭載と省電力設計により最大20時間の連続動画再生を実現。
- 3年使ってもバッテリーが劣化しにくい最新充電技術いたわり充電を採用。
- 最高水準の防塵防水規格IP68に準拠。お風呂でスマホを使用しているユーザーにもお勧め。
- FeliCaチップ搭載でおサイフケータイに対応。SuicaやPASMOの定期発行をスマートフォンから行える。
- 広角、超広角、望遠撮影が可能なトリプルカメラ搭載。
- 望遠カメラは物理的に被写体を拡大する光学2倍ズームに対応。
- 5GネットワークをサポートするSnapdragon 690 5G搭載。安定した動作と超高速通信が可能。
- eSIMへの対応によりオンライン上のやりとりのみであっという間にSIMが開通。
- docomo、Softbank、au、楽天モバイルといった幅広い通信回線をサポート。使いたいSIMを利用出来る。
SONY Xperia 10 III Liteを購入可能な店舗
- IIJmio
- OCNモバイルONE
- 楽天モバイル
- mineo
格安SIMの音声対応SIM利用料金一覧(税込)
OCNモバイルONE | IIJmio | BIGLOBEモバイル | イオンモバイル |
---|---|---|---|
1GB:770円 | 2GB:858円 | 1GB:1,078円 | 0.5GB:1,023円 |
3GB:990円 | 4GB:1,078円 | 3GB:1,200円 | 2GB:1078円 |
6GB:1,320円 | 8GB:1,518円 | 6GB:1,870円 | 3GB:1,298円 |
10GB:1,760円 | 15GB:1,848円 | – | 5GB:1,518円 |
– | 20GB:2,068円 | – | 10GB:2,068円 |
SONY Xperia 10 III Liteの主な仕様
Xperia 10 III Lite | |
---|---|
Soc | Snapdragon 690 5G(8nm) |
容量 | 6GB:64GB(Xperia 10 III Lite)※Micro SD:対応(最大1TBまで) |
電池 | 4,500mAh(最大30W急速充電) |
重量 | 169g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 |
オーディオ |
|
SIM | nanoSIM/eSIM(Dual SIM運用、DSDV対応) |
おサイフケータイ | 対応 |
OS | Android™ 11 |
Xperia 10 III Liteにお勧めな格安SIM
Xperia 10 III Liteが対応する周波数帯
- 5G:n77, n78
- 4G:Band 1, 3, 4, 12, 18, 19, 38, 41
- 3G:Band 1, 4
- 2G:850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
音声対応SIMの利用料金が一番安い格安SIMはOCNモバイルONE
最も利用料金が安いのはOCNモバイルONE。容量は1GBと少なめですが、在宅ワークに切り替わり、インターネットの利用は殆どWi-Fi接続という人にとっては最適なプラン。容量にやや余裕を持たせたいという人はIIJmioの2GBで858円もお勧め。千円以内でスマートフォンが持てる時代がやってきました。
OCNモバイルONEを利用するメリット
- 音声対応SIMの利用料金が770円(1GB)~
- 対応する音楽配信サービスの通信が追加料金無しでノーカウントに(MUSICカウントフリー)
- 容量128GBで月額330円(税込)のオンラインストレージマイポケットの通信がカウントフリー
- SIMの契約時にスマートフォンを同時購入すると大きな割引を受けられる
- 余ったデータを翌月に繰越し出来る
- 専用アプリなしで通話料金が半額に
- 高速/低速(一定容量まで高速通信するバースト転送対応)の切り替えが可能
- 最低契約期間無し、解約金及びMNP転出手数料0円
IIJmioを利用するメリット
- 音声対応SIMの利用料金が850円(2GB)~
- みおふぉんダイヤルアプリを使えば通話料金半額
- SIMの契約時にスマートフォンを同時購入すると大きな割引が受けられる
- docomo/auから回線を選べる
- 余ったデータを翌月に繰越し出来る
- 高速/低速の切り替えが可能
- 低速時の速度が最大300kbps
- 5Gネットワークが使える
- 解約金及びMNP転出手数料0円
>>IIJmio
BIGLOBEモバイルを利用するメリット
- 月額308円のエンタメフリー・オプションに申し込めば対象となる動画、音楽、電子書籍配信サービスに関する通信がカウントフリーに
- BIGLOBEでんわアプリを使えば通話料金半額
- SIMの契約時にスマートフォンを同時購入すると大きな割引が受けられる
- 余ったデータを翌月に繰越し出来る
- docomo/auから回線を選べる