2つめのSIMは『安さ』で選ぶべき理由。メインSIMはLINEMOの『ミニプラン』がイチ推し。月2千円以内でスマホ運用

2つめのSIMは『安さ』で選ぶべき理由

2種類のSIMを使った『デュアルSIM』がある程度浸透してきた昨今。私は2つ目のSIMは『安さ』で選ぶべきだと思っています。そしてメインのSIMに激推ししたいのはLINEMOの『ミニプラン』。今回はその理由について順を追って解説。SIM選びの参考にしていただけたら幸いです。

2つ目のSIMを『安さ』で選ぶべき理由とは

モバイル通信が遅くなるタイミングは、ユーザーが混雑する『平日お昼(12時~13時)』。これまで何度も『通信速度チェック』を行っていますが、この部分に例外は無し。通信業者によっては何十分の1に速度が低下します。

しかしここで一度冷静に考えてみてください。先述しているとおり、速度が遅くなるのは『平日のお昼』と限定的。1日を通した中で言えば『1時間程度』です。それ以外の時間帯においては、極端に速度が落ちる事はまずありません(通勤・通学の時間に少し遅くなる程度)。

つまり、平日のお昼以外は『格安SIM(MVNO)』で十分なんです。MVNOが『レギュラー』だとしたら、MNO(通信キャリア)は『ハイオク』です。近所のスーパーへは軽自動車で出かける様に、状況に合わせた『使い分け』が重要なのです。

軽自動車

2つめのSIM選びは『安さ』以外に『何』を求めるかも重要

2021年に通信料金は大幅に引き下げられました。よって『月額千円以下』で使える激安SIMも珍しくはありません。ただし『安い』といっても千差万別。

例えば『OCNモバイルONE』『IIJmio』『mineo』ではまるで毛色が違います。

OCNモバイルONEは通信速度とストリーミング音楽聴き放題環境を求める人向き

OCNモバイルON(音声対応))はどちらかと言えばMNOより。お昼もそれなりの速度を維持。お昼以外も速さに拘りたい人にお勧め。加えて音声対応SIMは、全てのコースが無料オプション『MUSICカウントフリー』をサポートしています(契約後に申し込み必要)。

投稿が見つかりません。

2つ目のSIMとしての難点は『ドコモ回線限定』『eSIM非対応』なところ。通信障害を考慮して保険的な扱いをするのであれば、メインとサブは回線を分けた方が良いです。

OCNモバイルONEについて

IIJmioは自由度の高さがポイント。通信環境は3段階で切り替え可能に

IIJmio(ギガプラン音声)は平日のお昼に速度が遅くなりがちですが、空いている時間帯は100Mbps出ることも。回線は『ドコモ(タイプD)』『au(タイプA)』から選択出来て、タイプDはデータ通信専用SIM、タイプAは音声SIMが『eSIM』に対応。まさに『2つめ』の選択肢に最適です。

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音声SIMは低速切り替え時(通信ノーカウント)の速度が最大『300kbps』。これはストリーミング音楽を聴ける程度の速さ(3日間で366MBを超えると速度制限)。メインSIMと合わせて『3段階』で通信環境の調整が可能になります。

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IIJmioについて
  • 基本料金:850円(税込)~
  • 契約月の基本料金:日割り
  • 通話料金:11円/30秒
  • 5分かけ放題:500円(税込)
  • 10分かけ放題:700円(税込)
  • 無制限かけ放題:1,400円(税込)
  • データ容量:2GB~
  • 翌月くりこし:対応
  • 5G:対応(無料の5Gオプションに申し込み必要)
  • 低速切り替え:対応
  • 通信回線:NTTドコモ、au
  • eSIM:対応(au回線)
  • eSIM設定方法(Android):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/android.html
  • eSIM設定方法(iOS):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/iphone.html
  • 公式サイト:IIJmio

YouTubeで動画を長時間観るなら『速さ』より『大容量』。それを実現するのがmineo

mineo(マイソク:スタンダード)は、月~金の午後0時から1時以外の時間帯に最大『1.5Mbps』で実質通信し放題(3日間で10GBを超えると速度制限)。通信回線は『ドコモ』『SoftBank』『au(eSIM対応)』から選択可能。『2つめのSIM』に的を絞ったサービスと言えます。

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ahamoLINEMOのスマホプランは、月の通信量が『20GB』を超えると最大『1Mbps』に速度制限。マイそく(スタンダード)はその約1.5倍の速さで、YouTube動画をたっぷり観る事が出来ます。

動画の解像度 推奨される持続的な速度
4K 20 Mbps
HD 1080p 5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p 1.1 Mbps
SD 360p 0.7 Mbps

YouTubeより

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LINEMOが公表しているデータによると、スマートフォンの画面サイズに実用的な『480p(SD画質)』で動画を約2時間観ると1GB程度のデータ通信が発生。ストリーミング動画を長時間観るのに必要なのは、『速さ』よりも『大容量』。マイそく(スタンダード)はそこにぴったり合致しています。

画質 1GBで再生できる時間
360p 約3時間
480p(SD画質) 約2時間
720p(HD画質) 約1時間

LINEMOより

mineoについて

平日のお昼に使いたいメインSIMはLINEMOのミニプラン

SoftBankのオンラインブランドLINEMOには、月額『990円(税込)』で利用可能な『ミニプラン』が用意されています。速度制限なしで使えるデータ量は『3GB』と少なめですが、『平日のお昼』にはMNOのSIMが最適。

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ミニプランは月額『990円(税込)』と激安ながら、LINEアプリ使用時の『トーク』『ビデオ電話』などが通信ノーカウントとなる『LINEギガフリー』に対応。お昼休みにLINEしっぱなしという人は、3GBを持て余してしまうかもしれませんね。

LINEMOについて

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