表示中の画面をテレビなどの大画面に出力する『ミラーリング』は、最新モデルであれば標準機能。廉価なデバイスでも使えます。よって特に製品の強みにはなりません。
しかしその殆どは『Miracast(ミラキャスト)』に非対応(有線による映像出力も大半が不可)。Miracastには著作権保護技術『HDCP2.0/2.1』が使用されており、対応デバイスは著作権で保護されたコンテンツを大画面に出力することが可能です。
逆に非対応の場合は『画面が真っ黒で音声しか聞こえない』といった状態に。これは機器が故障しているわけではなく、コピーガードが働いているだけ。誤って問い合わせをしない様にご注意を。
『Fire HD 8(2022)』『Fire HD 8 Plus(2022)』は、希少な Miracastに対応するタブレット(直近発売の他モデルは非対応)。両モデルはMicro SDカードを使えるので、コンテンツをまとめてダウンロードするのに最適。そして自分の好きなタイミングで大画面出力と利便性抜群。
光回線や楽天モバイルを契約している人は、データ通信量を気にする必要がありません。大画面で映画を観る機会が多いのであれば、『Fire TV Stick 4K』『Fire TV Stick 4K Max』を購入した方が良いでしょう。
ただし『モバイル通信のみ』の場合、ストリーミングデバイスは無用の長物。mineo(マイそく)やpovo2.0の『24時間データ使い放題』を活用し、外部出力可能なデバイスにコンテンツをまとめて保存した方がコストパフォーマンスは上がります。
『Fire HD 8(2022)』『Fire HD 8 Plus(2022)』は対応している解像度が『HD(720p)』まで。ここが唯一惜しいところ。もし『フルHD(1080p)』に進化したら最強化。『外出先』『家』のどちらにおいても『高解像度』で動画を堪能出来ますからね。
その最強進化を遂げたのが『Fire Max 11』。『Fire HD 8(2022)』『Fire HD 8 Plus(2022)』に続いてMiracastをサポート。出力可能な解像度は待望の『フルHD(1080p)』!
Amazonプライムビデオで65分のコンテンツ(ジャック・ライアンの1エピソード)を最高解像度でダウンロードすると、Fire HD 8(2022)では『541MB(720p)』。それがFire Max 11では『803MB(1080p)』に。データ量が増えた分動画が高精細化。40インチ超えの大画面でも十分な画質を得られます。
テレビにレシーバー機能が無い場合は、『Fire TV Stick 4K』『Fire TV Stick 4K Max』をHDMI端子に接続すればOK。リモコンのホームボタンを長押しすると『ミラーリング』項目が表示されるので、選択すると受信状態になります。
続けてFire Max 11のクイックメニューから『画面ミラーリング』をONにし、Fire TV Stick 4K Maxと接続すればミラーリング接続が完了します。
ミラーリング接続する際にも『データ通信し放題環境が必要』と考えがちですが、それは半分間違いです。通信は基地局ではなくデバイス同士(ローカル)で行われるので、同じネットワークに繋がってさえいれば問題なし。
試しに非課金状態(最大128kbps)のpovo2.0にFire Max 11とFire TV Stick 4K Maxをつなぎ、ミラーリング接続後にFire Max 11で動画(ダウンロードしたもの)を再生。数秒後テレビに動画が映し出され、再生が途中で停止することもありませんでした。
この時にダウンロードした動画ではなくストリーミングで再生してしまうと、モバイルデータ通信量が増えるのでご注意を。低速でデータ通信し放題のmineo(マイそく)やトッピング式のpovo2.0、もしくは低速に切り替え可能な格安SIMが安牌ですね。
テレビやPCディスプレイへの出力だと、上と横に少し黒枠が残ってしまいます。何とか最大表示する方法は無いかと考えた結果、閃いたのが『プロジェクター』。
プロジェクターであれば、表示サイズを自分でコントロール出来ますよね。実際に試してみるとドンピシャ!光回線を契約していなくても(パソコンも不要)、Fire Max 11があれば『高解像度&大画面出力』で映画三昧な日々を送れますよ!
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Fire Max 11、Xiaomi Redmi Pad、OPPO Pad Airのスペックを比較
端末名 | Fire Max 11 | Fire HD 10 Plus | Xiaomi Redmi Pad |
ディスプレイ | 画面サイズ:11インチ リフレッシュレート:不明 最大輝度:不明 色深度:不明 |
画面サイズ:10.1インチ リフレッシュレート:不明 最大輝度:不明 色深度:不明 |
画面サイズ:10.61インチ リフレッシュレート:90Hz 最大輝度:400nit 色深度:10bit |
解像度(Pixel) | 2,000×1,200 | 1,920×1,200 | 2,000×1,200 |
重量 | 約490g | 約468g | 約445g |
サイズ | 259×164×7.5mm | 247×166×9.2mm | 250×158×7.1mm |
メモリ | 4GB | 4GB | 3GB、4GB |
ストレージ | 64GB、128GB | 32GB、64GB | 64GB、128GB |
Soc | 【MediaTek MT8188J】 CPU:Arm Cortex-A78(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6 GPU:ARM Mali-G57 MC2@950MHz |
【MediaTek MT8183】 CPU:Arm Cortex-A73(最大2GHz)×4、Arm Cortex A53(最大2GHz)×4 GPU:Mali-G72 MP3@800MHz |
【MediaTek Helio G99】 CPU:Arm Cortex-A76(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6 GPU:Mali-G57 MC2 |
カメラ | フロントカメラ:800万画素 リアカメラ:800万画素 |
フロントカメラ:200万画素 リアカメラ:500万画素 |
フロントカメラ:800万画素 リアカメラ:800万画素 |
スピーカー | デュアルステレオスピーカー | デュアルステレオスピーカー | クアッドステレオスピーカー |
Dolby Atmos | 対応 | 対応 | 対応 |
電池 | 7,500mAh | 6,500mAh | 8,000mAh |
充電 | 有線:最大15W | 有線:非公開、無線:最大15W | 有線:最大18W |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 BLE | 5.0 LE | 5.3 |
認証 | 指紋認証 | – | 顔認証 |
Micro SDカード | 対応(1TBまで) | 対応(1TBまで) | 対応(1TBまで) |
認定(純正)スタイラスペン | あり | なし | なし |
純正キーボードカバー | あり | あり | なし |
OS | Fire OS 8 | Fire OS 7 | Android(MIUI for Pad) |
直販価格 | 64GB:34,980円 128GB:39,980円 |
32GB:22,980円 | 64GB:39,800円 128GB:44,800円 |
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