Xiaomi Japanは2023年9月27日(水)、日本市場に向けて新製品発表会を行いました。複数リリースされた製品の中で、特に気になったのがエントリークラスのスマートフォン『Redmi 12 5G』。
2023年は既に、もう1台のエントリーモデル『Redmi 12C』が登場しています。名前が似ている『Redmi 12 5G』は、Redmi 12Cと比較してどういったスマートフォンなのか。まずは主なスペックから見ていきましょう。
モデル名 | Redmi 12 5G | Redmi 12C |
Soc | Snapdragon 4 Gen 2(4nm) | Helio G85(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 3GB、4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 64GB、128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大18W | 最大10W |
重量 | 約200g | 約192g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定センサー(背面)
フロントカメラ
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メインカメラ(背面)
ポートレート用補助レンズ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP53 | IP52 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+nano SIM |
認証 | 側面指紋認証+AI顔認証 | 背面指紋認証+AI顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
Redmi 12Cは、Socに2020年モデルの『Helio G85』を搭載していました。プロセスサイズは『12nm』と古めかしさを拭えず。Socが気に入らずに『Redmi 12Cを購入しなかった』という人も多いのでは。
Redmi 12 5GではSocを『Snapdragon 4 Gen 2』にアップグレード。Qualcommのエントリーモデル向けSocとして、初の『4nm』を採用しています。プロセスサイズは基本的に微細化するほど電力効率が向上(歩留まり率の影響も受けますが)。
公式情報によると、Redmi 12 5Gは『約27時間』の長い動画再生を可能にしつつ、AnTuTu Benchmark(Ver.10)『453,567』というRedmi Note 11 Pro 5G(46万程度)並みのトータルスコアを実現。一気にミドルクラスに肉薄。
ストレージ容量は『128GB』と同じですが、規格がeMMC 5.1から『UFS 2.2』に変更されている点に注目。eMMCは『読み取り』『書き込み』を同時に行うことが出来ません。
UFSはeMMCと同等の消費電力で『読み取り』『書き込み』を同時に行うので、データの送受信がスムーズに。UFSの採用自体は珍しくありませんが、Redmi 12Cからは着実なアップデートと言えるでしょう。
Redmi 12Cは充電速度も最大『10W』とかなり遅め。Redmi 12 5Gではそれが最大『18W』に改善。電池もちの良いスマートフォンは充電頻度が少なくすみますが、いざという時のことを考えれば『速い』のが理想です。
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Redmi 12Cのディスプレイは6.71インチと大きい部類でしたが、Redmi 12 5Gでは『6.8インチ』とさらに大型化。ファブレット好きにはたまりませんね。
単に画面が大きくなったというだけでなく、解像度はHD+から『フルHD+』へ。写真や動画をより高精細に表示出来るようになりました。
最大輝度も500nitから『550nit』へと微上げ。輝度を高めると消費電力が上がり、端末によっては電池のもちが悪くなります。電力効率の高い端末を使うメリットの一つは、画面を明るくした状態で長時間使えること。スペック的にはRedmi 12 5Gもそれに該当するはず。
Redmi 12Cは最大リフレッシュレート(1秒間に画面が書き換え可能な回数)と最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)が非公開。非公開の情報は、メーカー側が隠したい内容なので大抵性能が低いです。
Redmi 12 5Gでは最大リフレッシュレート『90Hz』、最大タッチサンプリングレート『240Hz』と、Socに加えてディスプレイスペックもミドルクラス並みに高めてきました。
スマートフォンは画面をタッチして操作を行うので、タッチサンプリングレートの数値がとても重要。私の主観では120Hz程度だとストレスが増大。『200Hz』を超えていればスムーズに操作を行えます。
コスト高が続いているので、エントリークラスの背面素材が『樹脂』であるのは仕方のないこと。しかしRedmi 12 5Gはまさかの『ガラス』素材を採用。フラットデザインが高級感を高めています。
他にも防水規格がIPX2から『IPX3』に引き上げられていたり、『FeliCaチップ』を搭載して『おサイフケータイ』や『Googleウォレット』に対応したのも大きなトピック。指紋認証は背面から『側面』へ。
スピーカーがモノラル仕様なのは残念ですが、5G(Sub6)にも対応して『29,800円(オープンマーケット版)』ならかなり売れそうな予感。とりあえず私は買うつもりです。
Redmi 12 5G(オープンマーケット版)にお勧めな格安SIM
Redmi 12 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/8/6/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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