iPhone 15で『4,800万画素』の超高解像度撮影をする方法。1,200万画素、2,400万画素との画質差も解説

 

前世代(iPhone 14)から、イメージセンサーの刷新が行われた『iPhone 15』のメインカメラ。先日『撮り比べ』を行ったところ、私がiPhoneのカメラに感じていた『淡白さ』がかなり解消されている印象を受けました。

あわせて読みたい
【撮った】iPhone 15とiPhone 13のカメラ(静止画)画質を比較!2,400万画素のデータサイズも検証。 Appleが9月13日(水)にリリースした『iPhone 15』は、ベーシックモデルとしてはじめて総画素数が『4,800万画素』に。4つの画素(ピクセル)を1つの画素にグループ化す...

標準モードで撮影すると、デフォルトの解像度は『2,400万画素』。初期設定では、カメラアプリ内で解像度を変更することは出来ません。画像形式は『HEIF(.HEIC)』です。

解像度や画像形式を変更するには、『設定』から『カメラ』→『フォーマット』と一定の手順を踏む必要があります。この辺りはAndroidと違って正直面倒。改良の余地ありですね。

画像形式の変更は、フォーマット内にある『カメラ撮影』から。『高効率』がHEIF(.HEIC)、『互換性優先』はJPEGを示します。

フォーマット

HEIF(.HEIC)はビューワによって稀に開けない場合がありますが、JPEGと比較して圧縮率は『約2倍』。高画質を維持しつつデータ量を節約出来るので、余程不便を感じない限りは『高効率』のままで良いかと。

お得にSoftbank回線を使える格安プラン&格安SIM
created by Rinker

写真撮影』からは『解像度』の変更が可能です。iPhone 14までは『1,200万画素』固定でしたが、iPhone 15では『1,200万画素』『2,400万画素』、さらに『解像度コントロール』をONにすると『4,800万画素(HEIF最大)』の超高解像度を選べるように。

写真モード

解像度コントロール

解像度コントロールを『ON』にすると、カメラアプリ内に『HEIF最大』という項目が追加。HEIF最大を有効化にした状態では、最高解像度となる『4,800万画素』で撮影されます。

HEIF最大

予めお伝えしておくと、『高解像度=高画質』ではありません。高解像度撮影時は『画素』のサイズが小さくなり光量が減少。明るい場所で撮影しないと画質はむしろ劣化します。

1,200万画素』『2,400万画素』『4,800万画素』に解像度を切り替えて、同じ被写体を撮り比べてみました。

【iPhone 15のメインカメラで撮影(標準)】F値:1.6、シ ャッタースピード:1/37、ISO:640、焦点距離:6mm、倍率:等倍、データサイズ:0.98MB、解像度:1200万画素

【iPhone 15のメインカメラで撮影(標準)】F値:1.6、シ ャッタースピード:1/38、ISO:640、焦点距離:6mm、倍率:等倍、データサイズ:1.95MB、解像度:2,400万画素

【iPhone 13のメインカメラで撮影(標準)】F値:1.6、シ ャッタースピード:1/30、ISO:500、焦点距離:6mm、倍率:等倍、データサイズ:3.91MB、解像度:4,800万画素

1,200万画素と2,400万画素では大きな違いを感じませんが(若干1,200万画素の方が明るいか)、4,800万画素は全体的に色がくすんでいるのを確認。続けて一部をトリミングしてみました。

記事が見つかりませんでした。

拡大1

1,200万画素で撮影した画像をトリミング

拡大2

2,400万画素で撮影した画像をトリミング

拡大3

4,800万画素で撮影した画像をトリミング

1,200万画素』『2,400万画素』『4,800万画素』と順にドットが高精細化していますね。とはいえ順に『暗くなっている』のも事実。デフォルトの『2,400万画素』が、もっとも広いシーンで臨機応変に活躍してくれそうです。

折角なので、設定解像度の違いによる画質差をもう一例。

拡大4

1,200万画素で撮影した画像をトリミング

拡大5

2,400万画素で撮影した画像をトリミング

拡大6

4,800万画素で撮影した画像をトリミング

カーボン調のテクスチャを使用したケースを撮影し、その一部をトリミングしています。先程の被写体よりも明るさの違いが顕著に。1,200万画素がダントツで明るいですね。低照度な場所では、あえて『1,200万画素に下げて撮る』というのもアリかも。この部分、もう少し掘り下げてみたくなりました。

あわせて読みたい
ワイモバイルの『シンプル2』は値上げか?『M』と『LINEMO(スマホプラン)』のサービス内容を比較した... SoftBankのサブブランド『ワイモバイル』は、10月3日から新料金プラン『シンプル2』をスタート。『ギガマシマシ!』というキャッチピーの通り、データ容量を増量。ただ...

大画面出力』『印刷』などを目的とする場合は、しっかりと『』を確保して『4,800万画素』の撮影に挑戦してみましょう。100インチサイズの4Kディスプレイに表示するなどしたら、低解像度との違いを体感出来ると思います。

記事が見つかりませんでした。

あわせて読みたい
iPhone 15で『OCNモバイルONE(ドコモ)』と『LINEMO(SoftBank)』の通信速度を実測した結果。 Appleが2023年9月22日(金)から発売を開始した『iPhone 15』。スマートフォンの性能を決める『Soc』は、前世代で『Pro』モデルが採用していた『A16 Bionic』に刷新。 ...
あわせて読みたい
【実際に使ってる】月額990円で満足度が高いハイコスパSIM3選。固定費を削減したいなら通信業者を乗り換... 10年前に『月額千円以内でまともに使えるSIM』など存在しませんでした。その頃に通信料金の節約に挑戦した人は、『安いSIM=通信品質が最悪で使えない』というイメージ...

iPhone 15の主な仕様

モデル名 iPhone 15
Soc A16 Bionicチップ
容量 128GB、256GB、512GB
重量 171g
画面 6.1インチ
カメラ メインカメラ

  • 解像度:4,800万画素
  • F値:1.6
  • 焦点距離:26mm
  • 手ブレ補正:センサーシフト光学手ブレ補正
  • 望遠:2倍(1,200万画素、52mm、クアッドピクセルセンサー活用)

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:2.4
  • 焦点距離:13mm
  • 視野角:120度

フロントカメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:1.9
  • Face ID:TrueDepthカメラによる顔認識の有効化
防水防塵 IP68
オーディオ ステレオ
Bluetooth 5.3
Wi-Fi 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6(802.11ax)
おサイフケータイ 対応
SIM nano SIM+eSIM

格安SIMに関する記事

一覧はコチラから

  • URLをコピーしました!