大手テクノロジーメーカーXiaomi(シャオミ)は2023年10月26日(木)、北京において最新スマートフォン『Xiaomi 14』『Xiaomi 14 Pro』をリリースしました。
『Xiaomi 14』は『黒』『白』『ロックグリーン』『スノウマウンテンピンク』の4色展開。販売価格は8GB/256モデル『3,999元(約82,000円)』、12GB/256GBモデル『4,299元(約88,000円)』、16GB/512GBモデル『4,599元(約94,500円)』、16GB/1TBモデル『4,999元(約102,500円)』。
Xiaomi 14の限定カラーとなる『スノウマウンテンピンク』は、Xiaomi 13 Ultraで初採用した『耐久性』『変色しづらさ』に優れる第2世代のナノテクスキンを採用しています。
『Xiaomi 14 Pro』は『黒』『白』『ロックグリーン』『チタンスペシャルエディション』の4色展開。販売価格は12GB/256GBモデル『4,999元(約102,500円)』、16GB/512GBモデル『5,499元(約113,000円)』、16GB/1TBモデル『5,999元(約123,000円)』、16GB/1TBモデル(チタンスペシャルエディション)『6,499元(約133,500円)』。
チタンスペシャルエディションは、その名の通りiPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxが採用して大きな話題となった『チタン』素材をバックパネルに使用。フレーム部分は99%の高純度チタンと高強度アルミニウム合金の複合素材。
両端末は同社のスマートフォンとしてはじめて『HyperOS』を採用。HyperOSはXiaomiが7年間かけて開発を行い、『パーソナルデバイス』『自動車』『家庭用製品』の連携を強化。新しいユーザーエクスペリエンスを約束するとしています。
Xiaomi 14、Xiaomi 14 Proが搭載するSoc『Snapdragon 8 Gen 3』は、2023年10月25日(水)にQualcommがリリースしたばかりの最新モデル。Snapdragon Summit 2023内では、すでに『Xiaomi 14』が搭載デバイスとして紹介されていました。
Qualcommの公式情報を参考にすると、Snapdragon 8 Gen 3は最大100億パラメータサイズの生成AIモデルをデバイス上でサポートする世界初のエンジンを採用。人工知能の役割を果たすNPUはパフォーマンスを『+98%』高めつつ、電力効率も『+40%』向上させています。
一般的なデータ演算処理を行うCPUは、パフォーマンス最大『+30%』、電力効率は『+20%』向上。ゲームプレイやカメラ性能に影響を与えるGPUは、パフォーマンス最大『+25%』、電力効率『+25%』向上。
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画面にはディスプレイメーカー『CSOT』と共同開発を行った『C8発光素材』を使用。発光効率を業界最高レベルに高め、『3,000nit』のピーク輝度を達成しています(ピーク輝度は一部分の輝度。全体を示す最大輝度は不明)。
1秒間に画面がタッチに反応するタッチサンプリングレートは最大『240Hz』。一部のゲームで有効となる瞬間タッチサンプリングレートは『2,160Hz』。1秒間に画面を切り替え可能な回数を示すリフレッシュレートは『120Hz』。
前世代ではベーシックモデル(Xiaomi 13)のディスプレイスペックがやや弱めでしたが、Xiaomi 14では『LTPO(1~120Hz可変リフレッシュレート)』『12bit』など上位モデルにスペックを寄せています。
上位モデルとしての差別化もしっかりと。800℃以上で加熱した特殊な粉末配合から微結晶化した『セラミックガラス』を採用するのははXiaomi 14 Proのみ。10倍の落下耐性と1.25倍の耐傷性を備えます。解像度も『2K』と高精細。
両モデルのメインカメラは『Light Fusion 900』という新しいイメージセンサーを採用(Leica Summiluxに最適化。メーカー不明。リネーム版かも?)。サイズは『1/1.3インチ』となり、Xiaomi 13 Proの『1インチ』から物理的に縮小しています。
F/1.42(Xiaomi 14はF/1.6)の大口径レンズ(Leica Summilux)を搭載することで集光率を高めていますが、画質にネガティブな影響が出ていないかは気になるところ。個人的には2層トランジスタ画素積層型を採用して欲しかった。
一般的なスマートフォンのカメラが採用しているF値の調整機能は擬似的なものですが、Xiaomi 14 Proでは絞り羽根による物理的な可変絞り(F値1.42 ~ F値4.0)が可能に。
『レンズを絞る』というのは、F値が大きくなることを意味します。光の取り込み及びボケる量が少なく。逆に『レンズが開く』と光の取り込み量が増えて背景はボケやすく。一眼レフカメラを使用している人にとってはお馴染みの機能です。
可変絞りは『1,024段階』で細かく切り替えることが出来る(プロフェッショナルモード、ムービーモード設定時)ので、『レンズの開閉を行っている』というアナログな感覚を味わいつつ、自分の好みに合わせた画像・映像を撮りやすくなるはず。カメラ好きはこの機能体験したさにXiaomi 14 Proを選びそうですね!
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Xiaomi 14、Xiaomi 14 Proの主要スペック
Xiaomi 14 | Xiaomi 14 Pro | |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 |
容量 |
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電池 | 4,610mAh(有線充電:最大90W 無線充電:最大50W) | 4,880mAh(有線充電:最大120W 無線充電:最大50W) |
重量 | 188g(レザー)、193g | 223g、230g(チタン) |
画面 |
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カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フローティング望遠カメラ
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メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フローティング望遠カメラ
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防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
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Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7(アップデートで対応)、Wi-Fi 6 Enhanced、WiFi 5、Wi-Fi 4 | Wi-Fi 7(アップデートで対応)、Wi-Fi 6 Enhanced、WiFi 5、Wi-Fi 4 |
NFC | 対応 | 対応 |
OS | Xiaomi HyperOS | Xiaomi HyperOS |
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