直販価格約2万円(20,800円)の超廉価なMotorolaのエントリーモデル『moto g24』。3Dプリンター用の樹脂素材を使用し、デザイン(造形美)に関してはお値段以上の仕上がりだと感じました。
しかしSoc(MediaTek社のHelio G85)性能はお値段なりで控えめ。メモリが『8GB』に増量されたとは言え、5Gにも非対応なので『真のヘビーユーザー』が『メイン機』として選択すべき端末ではありません。
実際に操作しながら旧モデル(moto g13)との違いを探していたところ、驚きのストロングポイントを発見。エントリーモデルでDOLBY ATMOSをサポートしているのは十分な強みですが、moto g24場合は『空間オーディオ』の選択が可能。
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2024年3月26日時点においては、moto g13に加えて『moto g53j 5G』『moto g52j 5G』『Motorola edge 30 Pro』『Motorola edge 40』といった上位モデルも『空間オーディオ』の項目なし。
空間オーディオの設定は、『設定』➡『音とバイブレーション』➡『DOLBY ATMOS』➡『設定』から。
『内蔵スピーカー』に加えて『Bluetoothイヤフォン/ヘッドフォン』『有線イヤフォン/ヘッドフォン』と幅広く対応します。
しかしあくまで『約2万円のスマートフォン』に追加された機能。設定したところで『違いが分からない』程度の変化かもしれませんよね。そういった心配は杞憂でした。
設定を通常の『音楽』から『空間オーディオ』に切り替えると、音の波形がはっきりと変わります(ただし映画、ゲームとは聴こえ方がかなり似ている気がする。ヘッドトラッキングには勿論非対応)。
DOLBY ATMOSをサポートする上位モデル『moto g52j 5G』とmoto g24をBluetoothイヤフォンに接続して聴き比べをしたところ、同じ『スマートオーディオ』『映画』といった既存の設定でも明確に聴こえ方が異なりました。moto g24の方が音の鳴り方的には上位(出力も大きい)。
ちなみにmoto g24の空間オーディオ効果は、『安いイヤフォン』でもしっかりと恩恵を受けられます。1,990円(税込)で購入したRedmi Buds 4 Activeの臨場感をワンランク上に引き上げ。
私が所有しているイヤフォンの中で『もっとも相性が良い』と感じたのは『OPPO Enco Air3i』。このイヤフォンは直販価格『4,980円(税込)』と廉価ながら、『OPPO Alive Audio』という空間オーディオレンダリング技術を採用。
moto g24の『空間オーディオ』をONにした上でOPPO Enco Air3iの『OPPO Alive Audio』もONにすると、『W空間オーディオ』状態となり臨場感がバグ的に増幅。これはぜひ実際に試していただきたい。
内蔵スピーカーも『音楽』と『空間オーディオ』では聴こえ方が劇変。『聴き比べ動画』がコチラ。
『音楽』設定でもソコソコ良い音で鳴らしてくれるのですが、『空間オーディオ』と比べて単調。切り替えた瞬間『キレ』『響き』『抑揚』などが加わり、臨場感があふれます。スマートフォンのスピーカーにしては高出力なのも特徴です。
他メーカーの場合はMotorolaと逆で、例えばXiaomi(シャオミ)なら『Xiaomi 13T』『Xiaomi 13T Pro』といった上位モデルで『イマーシブサウンド』という空間オーディオ効果を設定可能です。
『空間オーディオ』をエントリーモデルに『付加価値』として追加したのは面白い試み。ハイエンドの場合は他にも強みがありすぎて目立ちません。しかし『約2万円のスマホ』であれば、尖った『プレミアム機能』の一つに。moto g24、サブ機としては名機になりそうな予感!
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Motorola moto g24のスペック
Motorola moto g24 | |
---|---|
Soc | MediaTek Helio G85 |
容量 | 8GB/128GB |
電池 | 5,000mAh |
重量 | 約181g |
画面 |
|
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
イヤフォンマイクジャック | 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) |
SIM | NanoSIM カード×2(DSDV) |
防塵防水 | IP52 |
指紋認証 | 側面 |
スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS対応) |
NFC | 対応 |
Micro SDカード | 対応(最大1TBまで) |
Motorola moto g24にお勧めな格安SIM
- 4G:LTE LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41
- 3G:W-CDMA B1/B2/B5/B8
- 2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)