大手スマートフォンメーカーXiaomiは9月9日に公式ブログを更新。9月15日にリリースが予定されている『Xiaomi 11 T』『Xiaomi 11 T Pro』に関して4年間のセキュリティアップデート、3世代にわたるAndroid OSアップデートの提供を実施すると発表しました。
Xiaomiで製品及びテクノロジー部門の責任者を務めるAlbert Shan氏は、この取り組みについて『スマートフォンのハードウェアは継続的に品質が上がり、利用期間が徐々に長くなっている。その利用期間に合わせ、より多くのユーザーが最新の機能とオペレーションシステムのアップデートを受けられる事を非常に重視している』と述べています。
こういった施策は他のスマートフォンメーカーも進めており、SamsungはGalaxyシリーズに4年間のセキュリティアップデート(一部フラッグシップモデルは5年に改定)を提供。OnePlus、Vivo、OPPOといったBBKグループ関連のメーカーも、最新フラッグシップモデルに関しては3世代のAndroid OSアップデートを行うとしています。
フラッグシップの性能が高止まりし、エントリーモデルとの差が徐々に縮まりつつある昨今。何かしらの差別化を図らなければ、市場価格の下落につながります。ただし廉価モデルのサービス提供を疎かにすると、SNSなどで悪評がたち他社にシェアを奪われるきっかけに。各メーカーがしのぎを削るスマートフォン市場。トップ企業の器量が試されます。