2009年に日本市場に登場した『スマートフォン』。総務省が公表している『情報通信白書のポイント(令和3年版)』によると、世帯保有率はすでに『9割』に届きそうな勢い。過渡期を迎え、新規ユーザーを取り込むのはどんどん難しくなっています。
スマートフォンとは逆に保有率を落とし続けているのが『固定電話』。すでに親しい知り合いとの通話は『LINE』が主流となり、利用頻度がめっきり減っている固定電話。電話番号を維持する為に基本料金を支払い続けるのは正直勿体ないですよね。スマートフォンへの切り替えが進むのは当然の流れ。
そして『固定電話』と同じくらいのスピードで保有率を落としているのが『パソコン』です。かつては『一家に一台』と言われていたパソコンですが、2020年には7割を割り込む程度にまで保有率が低下。その理由は『普段利用しているインターネットサービス』にありそうです。
職場では『仕事』をする為に利用するパソコンですが、家ではインターネットがメイン。しかし『普段利用しているインターネットサービス』は、『インターネットショッピング』『支払い・決済(クレジットカード)』『地図・ナビゲーション』『情報検索・ニュース』『動画配信』『QRコード決済』『メッセージングサービス』『SNS』等といった、スマートフォンで完結出来てしまう、むしろスマートフォンの方が便利に出来る内容が殆ど。スマートフォンの利用時間が増え、パソコンを使わなくなったという人は大勢いることでしょう。
スタート地点はスマートフォンと同じ2009年。うさぎとカメの様に速度差はありますが、ゆっくりと保有率を伸ばしているのが『タブレット』です。スマートフォンとタブレットの一番大きな違いは『画面のサイズ』。ノートパソコンと比較して軽量で持ち運びもが楽なので、パソコンとスマートフォンの中間的な役割を果たしています。
『インターネットショッピング』『情報検索・ニュース』『動画配信』に加え、それなりに利用層が多い『予定管理・カレンダー』『株取引』『ソーシャルゲーム・オンラインゲーム』に関しては、スマートフォンよりタブレットの方が間違いなく見易いです。
ゲームをしないのであれば、スマートフォンとタブレットはOSを揃えるのが無難。基本操作がほぼ同じで、スマートフォンで使っているアプリが使えないといった事が無いからです。慣れ親しんだ環境で大画面を楽しめます。
ただしそれなりに高性能なスマートフォンを利用している場合は要注意。画面が大きくなっても動きが『もっさり』ではストレスがたまりますよね。Androidの場合高性能なタブレットは6~7万が当たり前。廉価なものはスマートフォンのエントリーモデル程度の性能と2極化しています。
そこに救世主として登場したのがXiaomi Pad 5。タブレットの性能を決めるSocには『Snapdragon 860』を搭載。少し前のハイエンドと同等の処理速度を持ちます。公式に発売日と価格は発表されていませんが、私の予想価格は3万円台後半。発売自体は確定しているので、今はひとまず情報待ちの状態です。
iPhoneユーザーは新製品がリリースされた今が買い時。日常的な使い方なら3万円台で買える『iPad』で十分です。SocがiPhone 11シリーズと同じA13 Bionicに刷新され、動作がよりスムーズに。iPhoneはAndroidと比較して平均的に画面サイズが小さめなので、10.2インチの大画面によりインターネットライフは格段に楽しくなるはず。
スマートフォンより大きな画面でゲームをしたいのなら、iPhoneだけでなくAndroidユーザーも『A15 Bionic』を備えるiPad mini 6一択!5万円台で買えるのが信じられない夢の様な高性能端末。Xiaomi Pad 5やiPadと比較して画面サイズは8.3インチと小さめですが、手に持ってゲームをするのであればこれがベスト。
スマートフォンと同じ様にON/OFFボタンを押せば一瞬で画面が点灯。マウスやキーボードを接続すればパソコンライクな使い方も。手軽に使える最高の娯楽ツールタブレット。自分へのご褒美にいかがでしょうか。