51,700円(税込)という手頃な価格で購入可能なグーグルの『Pixel 5a』。Pixelシリーズと言えば高画質な『Googleカメラ』の評価が高いスマートフォン。カメラを目的に購入している人は多いでしょう。
これまでPixelシリーズを使った事は無かったのですが、最新モデルが5万程度。カメラを試してみたいという欲望に勝てず、ついにGoogleスマホを手にいれました。
早速試し撮りを行うと、評判通りの素晴らしい画質。間もなくハイエンドモデルとなるPixel 6シリーズが登場予定ですが、昼間の画質を極端に高めるのはかなり難しいと思います。ただしイメージセンサーサイズが大きくなると背景がボケやすくなったり低照度の画質が向上。それらが価格差を凌駕するかは一つの注目ポイントとなります。
Pixelシリーズの購入を検討していて、その前に少しGoogleカメラを使ってみたい!という人にお勧めなのが無料アプリ『GCam』。Google Playの認証を受けていないので、インストールはあくまで自己責任。端末によっては使えなかったり、リアカメラはポートレートモードが機能しない(フロントカメラは使える)という制約も。ただし優れたソフトウェア性能は通常のオート撮影でも十分体感出来ます。
今回は本家のGoogleカメラを搭載するPixel 5aと、GCam(ver.8.2)をインストールしたXiaomiのカメラスマホRedmi Note 10 Proで撮り比べを行う事に。一体どういった展開になるのでしょうか!
※撮影はメインカメラを使用。画像を選択すると拡大表示。WEB掲載様に幅2,000Pixelに調整。さらにJPEGの圧縮率を上げています。
本家Googleカメラを搭載する『Pixel 5a』とGCamをインストールした『Redmi Note 10 Pro』のメインカメラ で撮り比べ!
比較1:イメージセンサーサイズの影響か。背景のボケ方に違いあり
Pixel 5aの方がF値の小さいレンズを採用しているので、レンズのみで判断すればPixel 5aの方がボケやすいです。しかしイメージセンサーのサイズがPixel 5aは1/2.55インチ( IMX363)に留まるのに対し、Redmi Note 10 Proは1.1.52インチ(ISOCELL Bright HM2)と大きめ。その影響でRedmi Note 10 Proの背景は強めにボケているのかと。さらに背景が暗めなのでメインの被写体が目立ちますね。Pixel 5aはポートレートモードで撮影したらもっと遠近感のある描写になっていたはず。
比較2:小さい金木犀の花にもバッチリフォーカス!Redmi Note 10 Proはコントラスト強め
気温の変化により今年は二度咲きが目立つ金木犀。比較1のアベリアと同じくかなり小さい花ですが、瞬時にジャストフォーカスしてくれるGoogleカメラ(そしてGCam)。Pixel 5aは速いシャッタースピードで明るく撮るのがとにかく上手い。柔らかい雰囲気が金木犀に合っています。
Redmi Note 10 Proも3万円台のスマートフォンという事を完全に忘れさせてくれるこの画質。Xiaomiのデフォルトのカメラアプリだとたまにピントが甘くなるのですが、GCamを導入するとご覧の通りフォーカスが改善。無敵の廉価カメラスマホへと進化します。比較2に関してはコントラストがもう少し弱めの方が良いですね。
比較3:Pixel 5a逆光が苦手かも?光が入りすぎて全体が白っぽく
比較3では両モデルに大きな差が出ました。強めの逆光なので露出を下げなければなりません。手動でも露出調整は可能ですが、今回はカメラ性能の検証なのでオートで撮影。
Redmi Note 10 Proは手動でもこの程度に調整するだろうという適正露出。対するPixel 5aは明るすぎ。一部ではなく全体が明るいので露出が高すぎるという事になります。短いシャッタースピードで明るく撮れるPixel 5aのカメラ。これが出来るのは高性能なカメラのみ。しかし逆に長いシャッタースピードで暗く撮るのは苦手なのかもしれません。
比較4:低照度な日陰で撮影。手ブレする事なく明瞭な仕上がり。ボケ味はRedmi Note 10 Proの方が大きい
海外ではペリウィンクルというお洒落な名前がついているこのお花。日本では『ニチニチソウ』と呼ばれているようです。低照度な日陰ですが、手ブレやノイズの発生もなくどちらもしっかりと撮れています。先述している通りPixel 5aはRedmi Note 10 Proと比較して背景がボケづらいので、ピンポイントで被写体を目立たせたい場合は『ポートレートモード』を活用した方が良いでしょう。撮影距離がバッチリ合った時の描写は感動モノ。
比較5:日陰&逆光の悪条件下で撮影。Redmi Note 10 Proはギリギリのバランスを保つ
比較5は逆光に日陰と悪条件が重なった場所で撮影。Redmi Note 10 Proは光を抑えつつ、日陰部分もギリギリまで明るさを保ち明瞭に撮れていると感じます。Pixel 5aは比較3と同様に全体的が白っぽく。逆光で暗くなった箇所を明るく補正しようとしているのか。手動で露出調整してどこまで画質を上げられるかを試してみなければ。
比較6:Googleカメラが真価を発揮した1枚。卓越したソフトウェア処理能力
やや低照度な場所から日が照った昼間の広場を撮影。ピントと露出は左下のベンチに合わせています。暗めの場所に露出をあわせているので通常は空は白飛び。しかしGoogleカメラはソフトウェア処理で白飛びしないように制御。難しい調整をあくまで自然に行える事こそがこのアプリ最大の魅力かもしれません。
比較6はほぼ同じクオリティに見えますが、拡大するとディテールは大型センサーを採用するRedmi Note 10 Proの方が明瞭です。この辺りは最新モデルとなるPixel 6シリーズで改善が行われるはず。楽しみですね!
本家Googleカメラ『Pixel 5a』とGCamをインストールした『Redmi Note 10 Pro』 で撮り比べをした結果
ハードウェアの部分ではPixel 5aより優れたポテンシャルを持つRedmi Note 10 Pro。GCamを使用する事でソフトウェアも強化され無双状態に。Pixel 5aも1/2.55インチの小型メージセンサーを搭載しているとは思えない高画質。今回は相性の悪いシーンでの撮影が多かったので実力を発揮しきれませんでしたが、日中の適度に明るい場所ではハイエンド並の画質で撮影可能。ご興味持たれた方はコチラのレビューも合わせてご覧ください!
投稿が見つかりません。Redmi Note 10 Proで使えるGCamのダウンロードはコチラから
GCamはGoogle Playの認証を受けていない野良アプリです。端末とバージョンが合わなければアプリが起動出来ない場合も。私がRedmi Note 10 Proにインストールして不具合なく使えているのは『8.2.204.362396359.12』というバージョンのGCam。コチラのページ内からダウンロード可能です。
Pixel 5、Pixel 5a(5G)のスペック&価格比較
Pixel 5 | Pixel 5a | |
---|---|---|
Soc | Snapdragon 765G 5G | Snapdragon 765G 5G |
容量 |
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電池 | 4,000mAh(有線:最大18W充電、無線:最大12W充電) | 4,680mAh(有線:最大18W充電) |
重量 | 151g | 183g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP68 | IP67 |
オーディオ |
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おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
価格 | 74,800円 | 51,700円 |
Google Pixel 5a(5G)の対応周波数帯に関する情報
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Redmi Note 10 Proに関連するレビュー
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Redmi Note 10 Proの主な仕様
Redmi Note 10 Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 732G(8nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 5,020mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 193g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
深度測定カメラ
|
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス |
Redmi Note 10 Proにお勧めな格安SIM
Redmi Note 10 Proが対応する周波数帯
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz) - 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの4G(LTE)周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
関連カテゴリー
Google、Xiaomi、Redmi Note 10 Pro