Bluetoothで高解像度音源を聴くには、デバイスが『LDAC』か『Snapdragon Sound』に対応している必要があります。Snapdragon SoundはQualcommの技術を連携させたもので、今のところ対応機種が一部に限定。
SONYが開発したコーデックLDACは、直近で発売されているスマートフォンであれば大部分が対応。イヤフォンやヘッドフォンは音質分やや高額となりますが、トータルコストはSnapdragon Soundより大きく抑えられます。
投稿が見つかりません。徹底的なコストダウンを目指すのであれば、AmazonのFireタブレットがお勧め。6千円台の最廉価モデル『Fire 7』もLDACに対応しています。Fire 7でAmazon Music HDを聴くというのが個人的には最強のコスパ。
AnkerのTWS『Soundcore Liberty Air 2 Pro』は、2021年1月発売時点ではLDACに非対応。しかし『ファームウェア5.63』へのアップデートによりLDACをサポート。
Soundcore Liberty Air 2 Proの販売価格は『12,980円(税込)』。各メーカーが既存品の大幅値上げを発表する中、2022年8月現在で発売当初の価格を維持。
Snapdragon Soundに対応する『AVIOT TE-BD21j-ltd(19,800円)』は、1万円以下のBluetoothイヤフォンと比較すれば確かに高音質でした。しかしSoundcore Liberty Air 2 Proは遜色なし。どちらも臨場感と音の広がりをしっかりと感じられるハイクオリティな仕上がり。
それでいてSoundcore Liberty Air 2 Proは『ワイヤレス充電』と『ANC(アクティブノイズキャンセル)』にまで対応。ANCの品質はデバイスによって大きく異なりますが、Soundcore Liberty Air 2 Proは高品質な部類(レベル調整可)。電車のガタンゴトンという音を新幹線レベルに抑えられます。外音取り込みにも対応しているので安全面も心配なし。
また、Soundcore Liberty Air 2 Proにはイヤーチップが『9種類』同梱。『イヤーチップ装着テスト』により、どのイヤーチップが耳にフィットしているかを確認出来ます。右と左でサイズを変えた方が良いのは、同機能を使用するまで知りませんでした。
『HearID2.0』では左右別々に耳のテストを行い、最適化された独自のカスタムプリセットを作る事が可能です。サイズだけでなく、聞こえ方も右と左で微妙に違うので、HearID2.0は購入後に必ず設定しましょう。
私はAnkerを『充電器メーカー』と認識していましたが、Soundcore Liberty Air 2 Proからは『本気で良い音を聞かせたいのだな』という強い思いが伝わってきました。『充電・オーディオ機器メーカー』だったのですね。LDACに対応するスマートフォンを使っている人には激推しな一台です!
製品仕様 | Soundcore Liberty Air 2 Pro |
再生可能時間 | ・通常モード:最大7時間 (イヤホン本体のみ) / 最大26時間 (充電ケース使用時) ・ノイズキャンセリングモード:最大6時間 (イヤホン本体のみ) / 最大21時間 (充電ケース使用時) ・外音取り込みモード:最大6.5時間 (イヤホン本体のみ) / 最大23時間 (充電ケース使用時) |
充電端子 | USB Type-C |
充電時間 | 約1時間 (イヤホン) / 約1.5時間 (充電ケース *USBケーブル使用時) / 約2.5時間 (充電ケース *ワイヤレス充電器使用時) |
重さ | 約62g (充電ケース含む) |
防水規格 | IPX4 |
通信方式 | Bluetooth 5 |
Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
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