Googleの最新スマートフォン『Pixel 6a』。Socには上位モデルと同じ『Google Tensor』を搭載し、高い処理能力を持つのが特徴です。そしてPixelシリーズと言えば、やはり一番気になるのが『カメラ画質』。
カメラに関しては上位モデルと異なり、『1/2.55』インチの一回り小さなイメージセンサーを採用。物理的にはやや劣ります。ただしPixelシリーズはカメラアプリのクオリティが素晴らしいので、その事が大きな画質の低下にはつながらないはず。
『Pixel 6』『Pixel 6 Pro』とのカメラ画質比較はすでに出尽くしていると思うので、今回は対象を変えて大型イメージセンサー(gsmarena参照:1/1.52インチ)を採用する上位ミッドレンジ『Motorola edge 20』と撮り比べ。センサーサイズの違いによりどういった差がで出るかにご注目ください。
投稿が見つかりません。比較用の写真を撮影したのは2022年9月4日の午後16時頃。天候は曇り時々晴れ。すべて加工無しの撮って出し。WEB掲載用にJPEGの圧縮率を上げています(画像をタップすると大きめのサイズで表示)。
Google Pixel 6aとMotorola edge 20のメインカメラを撮り比べ!
まずは背景のボケ方から。Pixel 6aのメインカメラはF『F1.7』の俗に言われる『明るいレンズ』を採用。Motorola edge 20は『F1.9』。F値の小さいレンズは光の取得量が多くなり、被写書界深度が『浅く』なります。同じ画角ではイメージセンサーサイズの大きい方が背景は強めにボケるので、上画像の様な撮影結果となっています。
青空一部分の色をPhotoshopで抽出すると、Motorola edge 20は『R139、G192、B240』でPixel 6aが『R122、G179、B248』。Pixel 6aはやや寒色よりの仕上がりである事が分かります。花びら(葉?)にもそれが反映。Motorola edge 20は対照的で柔らかい雰囲気に。
Motorola edge 20は階調の広さが活かされた描写。Pixel 6aは明暗がやや単調ですが、凹凸がしっかりと出ていて花びらが立体的。全体的にオートだとISOが高めの傾向にあるMotorola edge 20。『明るすぎる』と感じた場合は、プロモードに変更してISOを下げたりシャッタースピードを速くしてみましょう。
小さい被写体の場合近づいて撮るとPixel 6aもそれなりに背景がボケます。Motorola edge 20と比較してダイナミックレンジがやや狭いかなと感じるのは、やはりイメージセンサーサイズの差によるものかと。Motorola edge 20はISOが『475』まで上がっていても低ノイズ。ポテンシャル高いです。
この被写体に関しては生っぽさが少し足りない印象のPixel 6a。日が影った低照度な場所では大型イメージセンサーを採用するMotorola edge 20が強みを発揮しますね。Pixel 6aもISO『45』でここまで明るく撮れるのは見事。
こちらは『デジタル2倍ズーム』で撮影。両モデルともオートフォーカス精度の高さが際立っています。画質の目立った劣化もなし。Pixel 6aは物理的に高ISOでの撮影には不向きと言えますが、ISO50程度で明瞭な描写を連発。F値1.7のレンズとの組み合わせがバッチリということでしょう。
完璧ではなくとも揺るぎない安定感を披露したPixel 6aのカメラ。夜景画質も当然バッチリ
ここからは別日に撮影。階調表現において若干の弱さは感じるものの、高い処理能力に加えてこれだけの画質で写真が撮れたら文句のつけようは無いでしょう。
Pixelシリーズの十八番となる夜景もご覧の通り。手持ちかつ低ノイズで夜景が撮れるスマートフォンは少ないです。Pixel 6aがその内の1つの加わりました。
動画撮影時の手ブレ補正も高精度。補正モードは複数用意
『動画撮影』時はレンズを動かして物理的に揺れを軽減させる光学式手ブレ補正機能が効力を発揮。小さなブレは残りますが、補正精度は高めです。
通常の手ブレ補正以外にデジタル2倍ズームに対応する『ロック』、大きい動きに適した『アクティブ』、再生速度を50%に抑えた『シネマティック撮影』が用意されています。
画面サイズが『6.1インチ』とやや小さめでリフレッシュレートが『60Hz』なので、一度店頭で実機を操作してみる事をお勧めします。少し古い型のiPhoneから乗り換えるAndroidとしては色々な意味で最適ですね!
Google Pixel 6aの主な仕様
Google Pixel 6a | |
---|---|
Soc | Google Tensor
Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
容量 |
|
電池 | 4,410mAh(最大18W充電) |
重量 | 178g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP67 |
オーディオ |
|
おサイフケータイ | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM |
Google Pixel 6aにお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)