大容量モデルとの差別化に伴い、『Micro SDカードスロット』を備えるスマートフォンは年々減少。高性能なハイエンドに関しては、私の知るところ直近で『ゼロ』。
ストレージ容量が変わることで、どの程度支払額が増えるのでしょうか。Appleの『iPhone 14』とGoogleの『Pixel 7』の通常販売価格がコチラ。
iPhone 14
- 128GBモデル:119,800円(税込)
- 256GBモデル:134,800円(税込)
- 512GBモデル:164,800円(税込)
Pixel 7
- 8GB/128GBモデル:82,500円(税込)
- 8GB/256GBモデル:97,900円(税込)
iPhone 14に関しては、128BGBと256GBの差額が『15,000円(税込)』。256GBと512GBの差額が『20,000円』となっています。Pixel 7は128GBと256GBの差額が『15,400円』。つまり128GBの容量を増やすには、共通して1万5千円以上の出費が必要。
もっとも、内蔵ストレージの転送速度はMicro SDカードよりも優れているので、お金に糸目をつけないのであればストレージ容量の大きいモデルを購入するのがベスト。
転送速度参考 ※モデルによって異なります。
- 内蔵ストレージ(UFS 3.1):最大転送速度 1,200MB/s
- Micro SDカード(UHS-II):最大転送速度 312MB/s
Micro SDカードが使えるメリットは、ストレージの使い分けが可能になること。例えばアプリのインストール先は『内蔵ストレージ』を選択し、それ以外をMicro SDカードに指定すれば、内蔵ストレージ容量の少ない最廉価モデルを購入しても『容量不足』を回避出来ます。
そしてMicro SDカードによる容量の拡張は、何と言ってもかかる費用が『少ない』。2022年11月時点において、Amazonや楽天市場で『128GB』のMicro SDカードは『千円台』で購入する事が可能。転送速度はやや劣るにしても、ダウンロードした動画や撮影した写真を保存する場所としては必要十分。
先述している通り、高性能なスマートフォンはMicro SDカードスロットが基本的に『非搭載』。スロットを備えるのは廉価なエントリーモデルや、性能が低めなミッドレンジが殆ど。どうしてもMicro SDカードを使いたい場合は、高性能を諦めるか『2台持ち』するのが一般的。
しかし『高性能』ながら『Micro SDカードスロット』を備える類稀なスマートフォンが実は存在します。それが『Xiaomi Mi 11 Lite 5G』。スマートフォンの性能をトータルで示すAnTuTn Benchmarkのスコアが50万を超える正真正銘の『高性能モデル』です。
画面 | 電池容量 | 厚み | 重量 | AnTuTu Benchmark(Ver9.4.4) | 販売価格(税込) | |
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | 6.55インチ(10bit有機EL) | 4,250mAh(33W充電) | 6.81mm | 約159g | 540,010 | 6GB/128GB:43,800円 |
Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G | 6.67インチ(有機EL) | 5,000mAh(67W充電) | 8.12mm | 約202g | 384,926 | 6GB/128GB:44,800円 |
Xiaomi Redmi Note 10T | 6.5インチ(液晶) | 5,000mAh(18W充電) | 9.0mm | 約198g | 294,387 | 4GB/64GB:34,800円 |
Nothing Phone (1) | 6.55インチ(10bit有機EL) | 4,500mAh(33W充電) | 8.3mm | 約193.5g | 584,388 | 8GB/128GB:73,800円 |
OPPO Reno 7A | 6.4インチ(有機EL) | 4,500mAh(18W充電) | 7.6mm | 約175g | 398,665 | 6GB/128GB:44,800円 |
Motorola moto g52j 5G | 6.8インチ(液晶) | 5,000mAh(15W充電) | 9.1mm | 約206g | 392,205 | 6GB/128GB:39,800円 |
3Dゲームをバリバリこなすにはやや非力ですが、CPU性能がハイエンド並に高いので、一般的な使い方であればサクサク快適に動作。不満はありません。『薄い』『軽い』『速い』を実現した革命的スマートフォンという側面も。それでいて『おサイフケータイ』まで使えます。
ディスプレイは10bit(10億色以上)表示に対応する有機EL。物価が上がり続けている2022年においてはかなり贅沢な仕様。表示が美しいだけでなく『約159g』と軽量なので、長時間手に持って動画を観るのに最適。
投稿が見つかりません。画像を処理する『ISP』の性能も高いので、カメラの解像も良好。『夜景』や『動画』といった難しいシーンで得に優れたパフォーマンスを発揮します。
最高解像度となる『6,400万画素』で写真を撮ると、1枚のデータ量が『30MB』近くなることも。高解像度撮影機能は今や殆どのスマートフォンに搭載されていますが、内蔵ストレージ容量の圧迫が心配で『使っていない』という人が実は多いはず。
Mi 11 Lite 5Gでは保存先に『外部ストレージ(Micro SDカード)』を選択出来るので、高解像度撮影を気軽に行えます。カメラアプリの設定から『SDカードに保存』にチェックを入れると撮影データはMicro SDカード内に。
『設定』→『デバイス情報』→『ストレージ』→『ストレージ』からは、『カメラ』『テーマ』『ギャラリー』の保存先をMicro SDカードに変更可能です。
これからMi 11 Lite 5Gの様なスマートフォンがどれだけ発売されるかは完全に未知数。2021年モデルなので間もなく終売の可能性も。色々な意味でとても貴重な存在ですね。値下がりしていたら即ゲットしましょう。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関するセール情報
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
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Soc | Snapdragon 780G(5nm)
|
容量 | 6GB/128GB
|
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
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おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI13(Android 12) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
- LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- LTE TDD:38/40/41
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)